【4/22 更新】ネクストゴールに向け挑戦中！！！

3月25日にスタートしたクラウドファンディングですが、皆さまのご支援により、目標金額を達成することができました！皆さまのご支援、本当にありがとうございます。

また、多くの応援コメントもいただき、大変勇気づけられております。

HUBs Ishibashiのコンセプトは「関係案内所」です。

今回のクラウドファンディングは、資金集めと同時に長崎居留地を知ってもらう、そして長崎居留地に関わる人を増やすためのプロジェクトでもあります。

そこで、第一目標は達成しましたが、関係案内所らしくネクストゴールを【支援者155人】(GO!GO!の意味をこめて155人)として、期間終了日まで引き続き挑戦を続けてまいりたいと思います！

みなさまからいただいたご支援は、有効に、そして大切に活用させていただきたいと思っております。

引き続き、終了日の5月7日までどうぞ、よろしくお願いします。

はじめに

はじめまして、55HUBs代表の岩本諭と申します。
私は長崎を代表する観光地「長崎居留地」で暮らしています。

しかし、長崎居留地には、「観光案内所」がありません。観光客の多くは有名なグラバー園や大浦天主堂だけを見て帰ってしまいます。

そこで私達は、この長崎居留地に、これまでにない、そして行政ではできない、人と地域の架け橋となる『ネオ観光案内所』をつくるプロジェクトを立ち上げました！

このプロジェクトでは、外から来る観光客（ひと）と地域の様々な資源（ひと・こと・もの）を繋ぎ、観光とまちづくりが融合した持続可能な地域づくりに取り組みます。
ここで言う「もの」とは２つの世界遺産に代表されるこの地域の深い歴史、「ひと」はこの地で暮らすユニークな人、「こと」は、この地で行われている様々な営みや活動のことです。

このクラウドファンディングを通して、長崎を代表する観光地である長崎居留地に、人と地域の架け橋となる「ネオ観光案内所」をみなさんと一緒に作り上げたいです。

自己紹介

もともと私は大分県宇佐市の人口400人くらいの集落で生まれ育ちました。
地元にいた頃は地域の繋がりも深く、近くに住んでいる人みんなが顔見知りという環境だったのですが、大学進学で長崎に来てからは一人暮らし用のアパートで生活し、そういった地域との繋がりはほとんどありませんでした

そんな時に、大学のゼミで「長崎市の斜面市街地」の研究に取り組み、そこで長崎居留地と出会い、歴史文化と人々の暮らしが凝縮された風景に心から感動しました。この地域で人と繋がりながら長崎らしい暮らしをしたい！と思うようになりました。

2014年、築70年の空き家を地域の方から紹介してもらい、仲間たちと改装してシェアハウス兼コミュニティスペース「つくる邸」をつくり、この地域で暮らしはじめました。つくる邸ができたことで、多くの友人や知人がこの街に足を運んでくれるようになり、私たちの活動がメディアや雑誌に掲載されることも多くなりました。
（ソトコト掲載：https://sotokoto-online.jp/local/918）

今では、毎年９月に開催する長崎市の一大イベント「長崎居留地まつり」のスタッフや、長崎市役所と一緒になって歴史を生かしたまちづくりに取り組む「長崎居留地歴史まちづくり協議会」の事務局を務めるなど、毎日のように地域のまちづくりに取り組んでいます。

忙しいながらも、温かい人々に囲まれてとても充実した毎日を送っています。

長崎居留地について

長崎居留地は、幕末、安政の開国により外国人居留地として整備され、貿易商などの多くの外国人が暮らしていました。旧グラバー住宅（世界遺産）や大浦天主堂（世界遺産）などの多くの洋風建築物が建設され、今でも異国情緒溢れる街並みが保全されています。
２つの伝統的建造物群保存地区があり、年間約100万人が訪れる長崎を代表する観光地となっています。

長崎居留地の課題

長崎居留地は、長崎を代表する観光地であるにも関わらず「観光案内所」がありません。観光客の多くは有名なグラバー園や大浦天主堂だけを見て帰ってしまいます。これらの施設は、世界遺産登録の効果で入場者数が増加しましたが、その後は新型コロナウイルスの影響もありとても厳しい状況が続いています。

長崎居留地には有名観光施設以外にも沢山の洋館、石畳、眺望景観など、知ってほしい、体験して欲しい宝物が沢山あります。しかし、残念ながらその魅力を十分に発信する拠点がないのです。

また、この地域には多くの斜面住宅地があり、不便さや少子高齢化のあおりを受けて人口が大きく減少しています。

そして、この地域には長崎居留地の歴史を研究する人、まちづくりに情熱を注ぐ人、美しい風景を好んで県外から移住してきた人、斜面地暮らしながら美味しいコーヒーを淹れる人など、ユニークな人が沢山います。残念ながら、数多くの来訪者が地域のユニークな人と繋がる拠点もないのです。

ネオ観光案内所：HUBs Ishibashi スタート！

ネオ観光案内所 プロジェクト発足！

これまでも色々な活動を行ってきましたが、まちづくりの機運が高まっていることに刺激を受け、「拠点不足」という地域課題を解決すべく、このエリアの観光資源について広く、深く伝える観光案内機能と、長崎居留地をはじめ長崎市内で活躍するユニークな「人」も紹介する「ネオ観光案内所」をつくるプロジェクトを立ち上げました！

メンバー自らからの出資により仮オープン

路面電車の終点「石橋電停」前にあった空き店舗を借り、まずはメンバーの自己負担で最低限の整備を行い、2022年12月17日にネオ観光案内所「HUBs Ishibashi（ハブス いしばし）」を仮オープンしました。

ネオ観光案内所：HUBs ishibashiとは　　　　

コンセプトは「関係案内所」

私はこの長崎居留地で多くの方にお世話になり、成長させられました。そして多くの経験をさせていただきました。今度は、私たちが外からの来訪者を受け入れる番です。地域の先輩たちが親切にしてくれたように、居留地を訪れる人たちにこの地域の良さを丁寧に伝えていきたいです！そうすることで、最終的にこの地域に恩返しをしたいと考えています。

そこで、来訪者、地域住民の双方が日常的に訪れる場所を目指し、そこで起こる来訪者と地域の生きた交流を創出したいと思っています。また、販売するお土産品についても厳選し、作り手の人柄まで含めて紹介していきたいと思っています。そのほか、歴史や文化に根ざしたさまざまイベントを開催していきたいと思っています。

HUBsのオープン中は個性豊かなボランティアガイドが常駐していますが、人手がまだ足りていないことから、オープンは金曜日から月曜日と祝日の11時から18時となっております。今後は協力してくれるボランティアスタッフを増やし、平日や夜間もオープンさせたいと思っております。

サービスとしては、観光案内、電源提供、手荷物預かり、長崎こだわりのセルフ喫茶、セレクト土産品販売などを行っております。今後はさらなるサービスの向上を目指しております。

支援が必要な理由

　メンバーの自己資金により、なんとかオープンまでこぎ着けましたが、運営を軌道に乗せるためにはさらなる資金が必要となります。今後は、人を引き込むための玄関まわりの改装、長崎市にこだわった地酒の取り扱い、積極的な広報活動などを行う予定です。

　みなさまからのご支援は、当面の運営費と運営の安定化に必要な工事費、広告費、備品購入費として有効に活用させていただきます。

支援の使い道

目標金額：100万円
【内訳】
・１年分の運営費（家賃光熱費など）：6万円×12ヶ月＝72万円
・工事費：15万円
・広告費：10万円
・備品購入費：３万円

リターンについて

HUBs Ishibashiのコンセプトは「関係案内所」。
今回はこのコンセプトに基づいて、現在HUBs Ishibashiに関わってくださっている方々の活動や取り組みを体験できるプランを用意しました！その数、30プラン！

例えば、、、
●居留地のお土産セットプラン（HUBs 喫茶チケット、居留地のお土産、など！）
●HUBs と関わりのある方によるイベント招待券（さるく、ヨガ、コーヒー講座、スナック、など！）
●返礼品不要！男気応援プラン（返礼不要、とにかく応援したいプラン）
●長崎居留地男声合唱団によるコンサートプラン（長崎を代表する合唱団となった「長崎居留地男声合唱団」があなたのためだけに歌います！）

長崎居留地のみなさんの関わりを活かした30プラン。どんな方にも楽しんでいただけるよう、たくさんの多様なプランをご用意致しましたので、ぜひご支援のほど、そして長崎居留地を楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします！

運営メンバーと応援してくれている方々

長崎居留地を愛する地域住民、長崎市内外の会社員、建築家、フリーランス、大学生など多様な人から協力いただいています。運営母体への参加やボランティアスタッフ、広報活動など、日々協力してくれる方が増えています！ありがとうございます！

運営メンバー

応援してくれている方々

さいごに

かつては外国から新しい文化を受け入れてきた長崎居留地。このプロジェクトを通して、長崎居留地のユニークな「人」「こと」「もの」を丁寧に発掘し、発信していきたいです。そして地域の人が長崎居留地を知ることで自分が暮らす地域を愛し、そして来訪者と地域のつながりを育むことで遠くにいても関わってみたい、また行きたいと思う「長崎居留地」をつくりたいと思います！　

このクラウドファンティングのリターンは、このプロジェクトに関わってくれている素敵な人たちの商品やコンテンツをご用意しました。クラファンを通して新たな関係を作って欲しいという思いを込めています。

長崎居留地に関わる第一歩として私達のチャレンジを支援していただければ幸いです。それではみなさん、長崎居留地で会いましょう！

これまでのまちづくり活動のあゆみ（参考）

【斜面地の空き家再生】　

　「つくる邸」で暮らし始めたことで、自分が住んでいる地域のまちづくりに関わりたいと思い、「波の平夏祭り」や「長崎居留地まつり」のお手伝いをするようになりました。そこでのご縁から、つくる邸のほか３軒の空き家を再生しました。

【長崎居留地BAR-GAI】

　つくる邸での活動により沢山のまちづくりの仲間ができました。2019年、仲間たちと長崎居留地の飲食店を食べ歩き飲み歩きする「長崎居留地BAR-GAI」を初開催。２日間で約400名のお客様にお越しいただきました。

【長崎山手応援隊】
　まちづくり活動が軌道に乗ってきた2020年、新型コロナウィルス感染症の影響で、長崎居留地から観光客がパッタリといなくなってしまいました。BAR-GAIでお世話になった飲食店が大変な状況になっていることを知り、仲間と「長崎山手応援隊」を結成してお店の支援活動に奔走。先払制の金券カードやテイクアウト商品を集めたアンテナショップなど考えうるアイデアを即座に実行しました。

【長崎居留地まつり実行委員会の委員】

　この地域に移り住んでからすぐ、この地域の一大イベント「長崎居留地まつり」のお手伝いをしています。毎年２万人が来場する長崎を代表する秋のイベントです。若者ならではの発想で、新しいイベントやオンライン配信にチャレンジしています。

【地域のグランドデザイン作成 事務局】

　2022年には、地域のお店の方々と一緒に実行委員会を組織して、長崎居留地のお店で使用できるプレミアムクーポン券の発行や、初めてのクリスマスイベントを開催。仲間たちと試行錯誤を繰り返しながら、長崎居留地のまちづくりに取り組んでいます。

そして、この年に地域と長崎市との協働で、長崎居留地の歴史を生かしたまちづくりの将来像や取組方針を「長崎居留地歴まちグランドデザイン」としてまとめあげました。ネオ観光案内所の発起人はこの協議会の事務局を担っており、毎月の会議を運営してきました。関係者が力を合わせてグランドデザインを策定したことで、まちづくりの機運がとても高まっています！

　私は、これまでの活動で沢山の地域の方に応援していただきました。時には厳しく、時には優しく。長崎居留地での暮らしを通してできたこの「つながり」や「経験」を、今回のプロジェクトで表現し、この大好きな「まち」、そして個性豊かな「人」を沢山の方に紹介したいと考えています。