【更新情報】2023年9月4日追加

今回のプロジェクトリターンにも含まれている『オールインクルーシブ指南書』の冊子が完成しました。
この指南書を作成した目的を、SOLIT公式WEBから抜粋して掲載します。

この時代に、わたしは、わたしたちは、なにができるだろう。

そんな希望と、願いと、自分への失望と、社会への愛ある怒りを込めて、わたしたちが目指すオールインクルーシブな社会を実現するための仲間を集めるために、「HOW MIGHT WE ARE ALL-INCLUSIVE? / オールインクルーシブ指南書」を書き上げました。

指南書について記載した公式WEBのURLはこちらhttps://solit-japan.com/blogs/journal/how-might-we-areall-inclusive

この本は、現代社会に対する違和感をもち、諦めることなく、よりよい社会を目指すために立ちあがろうとする人に、ぜひ読んでもらいたいと思っています。

このクラウドファンディングの目的である「仲間集め」において、指南書は極めて重要なアイテムの一つであり、SOLITが3年歩んでいく中で、考え、実践し続け、また考え抜いた、オールインクルーシブな社会実現のための全ての要素が詰め込まれています。

「より良い社会のために、何かしたいけど、なにができるだろう？」

そう思っている方がいたらぜひ、この本を手に取ってください。

あなたがいるところで、あなたの半径5mで、あなたの手で、オールインクルーシブな世界をつくる。

この本が、その一助になれば幸いです。

【更新情報】2023年9月2日追加

みなさまのおかげで、なんと開始3日で目標の50万円を達成することができました。
9月2日の折り返し時点で、すでに54名の仲間とともに、バンクーバー・ファッション・ウィーク、そしてその先のオールインクルーシブな社会実現に向け挑戦できることが決まっています。

本当に嬉しいです。それぞれの想いを寄せてくださり、ありがとうございます。

クラウドファンディングの期間はまだ、あと半分あります。
この人数を、まだまだ途中の通過点として、
もっともっと多くの多様な方達に、誰もどれも取り残さない社会づくりの仲間になっていただけたらと思っています。

すでに支援をしてくださった方は、ぜひ、SNSでそのことをシェアしたり、周りの方にお話をされてみてください。

あなたのことが好きで応援してくれる人は、あなたが目指したい社会のことも応援してくれるはず。

だからこそ、どんなことを考えて、どんな世界を願っているのかを周りの人たちと知り合う一歩としても、今回のプロジェクトを活用していただけたら嬉しいなと思っています。
そうしたひとりひとりの想いの先に、わたしたちが目指す社会は在るはずだと思うから。

2ndゴール200万円に向けて、まだまだ走り続けます。

ぜひ、一緒に進む仲間を増やしましょう。

引き続き、よろしくお願い致します。

あなたが今日着ている服は、どんな人でも楽しめるものですか？

あなたの恋人や家族、友達でも。
あなたの職場の同僚や先輩でも。
あなたが普段接している店員さんや、お客様でも。

あなたが今日着ている服は、「どんな人でも」楽しめるものになっているでしょうか。

障害、セクシュアリティ、肌の色、信仰。
病気や特性、身体の特徴や文化など、
多様なバックグラウンドの中で生きる人々がいるなかで、
私たちの身近なところから世界中のどこにでも
「着たくても着られない」服がある人は、まだまだ存在しています。

どんなものでも、生まれてからその役目を終えるまで、
たくさんの人生が関わり、モノが動き、資源とエネルギーが消費されている。

だけどもう、誰かを排除したり、地球環境を置き去りにして幸せになるなんて
本当は誰も、したくないはずだと思うから。

だから、「誰もどれも取り残さない選択肢」を、私たちがつくりたい。
明るい未来を目指すなら、“怒り“よりも“わくわく“とした気持ちで。
あなたも一緒に、つくりませんか。
どんな人でも楽しめる、選択肢のひとつのあり方を。

はじめまして。東京を中心に日本全国・世界各国の多様な仲間たちとともに活動をしているSOLIT（そりっと）株式会社といいます。

私たちは、『多様な人も、地球環境も、誰もどれも取り残さない「オールインクルーシブ」な社会の実現』という理念を掲げ、2020年9月に立ち上がりました。

このクラウドファンディングでは、その壮大な夢の実現に向けた大きな一歩となる「ある活動」へのご協力のお願いと、これを機に、そのオールインクルーシブな社会を共につくっていく仲間を本気で募ることを目的としています。

私たちは、先ほどもお伝えしたように「オールインクルーシブ」な社会、そしてそこへ向かうための経済圏の実現を目指しています。

SOLITのイメージ動画です。

あらゆる産業・業界において、誰もどれも取り残さないオールインクルーシブな商品・サービスが存在し、当たり前のように選択肢のひとつとして日常生活に溶け込んでいる状態が実現できれば、今よりももっと、心地良く生きていくための兆しが生まれるのではないかと考えています。

そこに向けて、今後多くの企業やプレイヤーが仲間になりやすいよう、まずはまだまだ選択肢が少ない産業であり、すべての人にとって最も身近である「ファッション」の分野から挑戦することを決めました。

（この背景や想いについては、以下に詳しく記載していますので関心のある方は是非ご覧ください。）
https://note.com/misakitanaka/n/nc6f4d43cdb4f

私たちのファッションブランド「SOLIT!」では、障害の有無やセクシュアリティ、信仰、国籍、年齢に関係なく、誰でも自由に自分の好みや快適さに合わせてカスタマイズし、どんな人でも心地良く着ることのできるセミカスタマイズの衣服を作っています。すでに1600通り以上のカスタマイズができるようになっており、アイテムも日々アップデートを続けています。

WEB：https://solit-japan.com/collections/products

これまで約３年間活動を続ける中で、「初めて自分が着られるジャケットに出会えた」「これでやっとデートにいける」などの声をいただくことも増え、さらにはありがたいことに国内外問わず複数のアワードも受賞させていただいています。

2023年　BEYOND MILLENNIALS 2023 (BUSINESS INSIDER JAPAN) - WINNER　
2022年　iF DESIGN AWARD 2022 GOLD受賞 
2022年　A' DESIGN AWARD Bronze Design Award winner in 2021 - 2022 Social Design Award Category 受賞 
2022年　IAUD 国際デザイン賞 ファッションデザイン部門の銀賞 受賞 
2021年　日本財団 「Social Change Makers」 #4 WINNER 
2021年　crQlr Awards Showing Perspective of Co-creation Prize 受賞

この9月、SOLIT設立3周年迎えるにあたり、1ヶ月間新宿にてPOP-UP SHOPを展開します。もちろん会場の設計も誰もどれも取り残さないオールインクルーシブな空間にし、「SOLITとは」を肌で感じられるようにするとともに、SOLITの商品を試着・購入できるようにします。

詳しくは、こちらのページをご覧ください。
https://solit-japan.com/blogs/journal/shinjuku-marui

ファッションは日々私たちをワクワクさせてくれ、自分が表現したい自分自身を彩るパワーをもっているとおもいます。一方、既存のファッション産業には、「生産・労働・輸送・購入・廃棄」とサプライチェーン全てにおいて様々な課題が存在しているのも事実です。

例えば、生産の過程で大量に消費される水資源や排出されるCO2、年間の衣服供給量のうち70％（50万トン）以上が廃棄されるなど、環境汚染の問題もあります。他にも、劣悪な労働環境や安い賃金で働く生産者の方々の存在や、画一化されたサイズ展開や仕様により排除されてしまう方が生まれること、ファッションヒエラルキーの問題など、課題の内容は多岐に渡ります。

もちろん、多くのブランドが解決に挑み、サステナブルファッション、インクルーシブファッションといったブランドも増えてきているのはとても良い潮流ですが、未だ解決されていないことも多く存在しています。

参照
経産省『ファッションの未来に関する報告書』https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/fashion_future/pdf/20220428_1.pdf
環境省『「ファッションと環境」調査結果』https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

私たちSOLITのチームは、そんなファッション産業の課題を解決し、私たちの目指す「オールインクルーシブ」な社会を実現するために、さまざまな解決策を提示し、実践に取り組んでいます。

例えば、不必要なものを生み出さないことを始め、本当に必要な人に必要なものが届けられるように、商品の企画段階から「課題当事者」（既存のデザインで不自由や制限を感じている方々）を巻き込み、共にデザイン開発を行う「インクルーシブデザイン」の手法を用いたり、

意思決定の判断軸は、「課題当事者が本当に嬉しいか」。

極力廃棄が出ないよう受注生産もしくは最小ロット生産を行うこと。他にも自分でカスタマイズができるため、一度購入したけれど合わなかったから捨てるといったことが起きにくくしています。

「必要なものを、必要な人に、必要な分だけ生み出す」を基本に。

さらには、生産背景の透明化と、関わる人の人権を守るため、工場で働く仲間と日々コミュニケーションを取りながら制作を進めたり、それらをブロックチェーンを活用して情報公開することも挑戦しています。

生産に関わる人についてはこちら：https://flf-rmpproject.com/

オンラインで現地と繋ぎミーティングを行う様子。

また、チームメンバーも障害の有無やセクシュアリティ、年齢、国籍などを問わない多様なメンバーで構成されており、生産から消費、そして廃棄までのあらゆる過程で、地球環境、動植物、さらにそこに携わる全ての人に意識を向けて商品の開発をおこなおうと心がけています。

居住地、業種、職種、またあらゆる障害の有無を問わず有志で集まった多様なメンバーで構成されています。

まだまだ発展途上で課題もありますが、理念とする「オールインクルーシブ」の実現を本気で目指す気持ちに一切の嘘や妥協を抱かないように、日々挑戦を続けています。

SOLITのサステナビリティ&インクルーシブネスにおける取り組みはこちらからご覧いただけます。
https://solit-japan.com/pages/sustainability

こうした地球環境や人権への配慮、「オールインクルーシブ」を体現するチームの成り立ち、ダイバーシティ＆インクルージョンに意識をおいた商品の開発などの取り組みが評価され、この度2024年4月に開催される北米最大級のファッションショー「バンクーバー・ファッション・ウィーク（以下、VFW）」出場にお声がけをいただきました。

※バンクーバー・ファッション・ウィークとは
世界中から業界関係者や革新的なデザイナーが集まる唯一無二のファッションショーであり、NYに次いで北米で2番目に大きなショー。世界のファッションウィークの中でも成長が著しく、パリ・ロンドン・ミラノ・ニューヨークの舞台に向けた若手デザイナーの登竜門とも言われています。

なかなか手に入れられないチャンスであり、大変光栄なことではあるものの、実は出場するかどうか、ずっと悩んでいました。

私たちはこれまで、既存のファッション産業における「大量生産・消費・廃棄の仕組み」や、「人々や地球環境が傷つき搾取される構造」、「固定化された”美”の定義」「画一化されたデザインにより排除されてしまう人々」などに違和感を持ち、それらを解決するために活動を続けてきました。

そんな私たちが、流行や既存市場での消費を促す意味合いも持つ“ファッションショー”に出場することは、果たしてベストな選択なのか。この出場が、オールインクルーシブな社会を実現する上でどのような意味を持つのか。そんな問いを発端に、メンバーと議論を重ね、悩みました。

そして辿り着いたのが、「私たちだからこそ、今、この場所でするべきことがあるのではないか」という答えと、ファッションショーへの出場という決断でした。

私たちが、今回、クラウドファンディングを活用してみなさんからお力添えいただきたいことは大きく２つあります。

1.ファッション産業の中心地で「オールインクルーシブ」の思想を世界に発信するための活動費の調達

このプロジェクトにおいて核になるのは、今回出場する”ファッションショー”というものは「ファッション産業の潮流をつくり出す中心地である」ということです。そんな場所で、「これからのファッションのあり方」としてSOLITが持つオールインクルーシブな社会の思想を訴えること。それこそが今回、私たちSOLITが出場を決めた理由であり、私たちが出場する意義になると思っています。

現在、私たちの思想を体現した服を作り、目の前の必要としてくれる人たちに届ける中で、目指す社会に共感してくれた人たちが一人、また一人とSOLITの仲間に加わってくれています。この数年の活動で、ファッション業界の中流・下流において、少しずつ、でも着実に、共にオールインクルーシブな社会を目指す共感の輪が広がり始め、連携が生まれてきていると実感しています。

立ち上げて丸3年も経たない日本の小さなブランドが今回のような舞台に立つことができるのは、VFWの運営メンバーの方々が私たちの目指す社会や取り組み、思想に共感してくれたという事実があるからです。

この挑戦は、SOLITが描く「オールインクルーシブ」なあり方を世界中に届ける大きなチャンスになります。こんな貴重な機会だからこそ私たちは、その過程からもオールインクルーシブを体現するために、この挑戦を一人でも多くの、そして多様な方々と手を取って共に達成したいと考えました。

このプロジェクトを機に、多様な人も、地球環境も、誰もどれも取り残さない社会づくりを実現する一歩を、どうか一人でも多くの方に共に歩み出してもらえたらと思っています。

ご提供いただいた資金は、以下のために充てさせていたただきます。　

スタッフやモデルの旅費・宿泊費に使わせていただきます。

障害の有無や年齢、セクシュアリティ全ての境界線を超えた多様なモデルの採用を進めています。

見えない方でも歩けない方でも自信を持ってランウェイを歩けるように、ランウェイそのものの改善に取り組みます。

2.共にオールインクルーシブな社会を作る仲間を集める

そうしてご協力いただいた皆さんと、このプロジェクトを通して叶えたいことがあります。

それは、今後オールインクルーシブな社会を実現するための仲間として「コミュニティ」を作り、長い目線で関係性を紡いでいくことです。なぜなら今回のファッションショーへの挑戦は、私たちが目指すオールインクルーシブな社会の実現のための「過程」でしかなく、まだまだ道のりは長いからです。

私たちが描く壮大な夢の実現のためには、もっともっと、あらゆるジャンルを超えた仲間が必要です。その仲間づくりのきっかけのためのプロジェクトであるということが、今回のクラウドファンディングの目的の二つ目です。

仲間づくりにおいて、お伝えしたいメッセージはひとつだけです。

「オールインクルーシブな社会の実現には、あなたの力が必要です」

今回のクラウドファンディングをきっかけに生まれたコミュニティが今後どのような発展を遂げるのか、それは私たちにとっても未知数です。

ただ、ひとつだけはっきりしていることは、その先にオールインクルーシブな社会の実現があるということ。そのためのコミュニティであることだけは間違いありません。

そんなコミュニティを多くの方々と一緒に作り上げていきたいし、あなたにもそのひとりになって欲しいと願っています。

そのコミュニティでどんなコミュニケーションが起きるか、そんなデザインもこれからあなたと一緒にできれば嬉しいです。

コミュニティの、最初の目標

そうはいっても、「ゼロから一緒に考えていきましょう！」というのも、なかなかイメージがわかずに不安を感じられるかもしれません。

そこでまずは、このクラウドファンディングを立ち上げるきっかけにもなった「VFWを共に成功させること」を、このコミュニティの最初の目標にしたいと思います。

ツールはLINEオープンチャットを使い、そこでは

・SOLIT!やクラウドファンディングの最新情報の共有
・イベント開催のお知らせ
・リターン商品の詳しいレビューのお届け
・SOLIT!メンバーとのライブ配信出演者の募集
・現在企画中のプロジェクトのアイディア会議への参加募集
・SOLIT!代表の田中が今考えているオールインクルーシブについてのショートムービー配信
・VFWまでの準備の様子の共有

などを行う予定です。

その過程で皆さんともコミュニケーションを取りながら、VFWへの道のりを共有し、この一大プロジェクトの成功を皆さんと一緒に達成できればと思っています。

LINEオープンチャットへはこちらから。
本プロジェクトでは、クラウドファンディングにご協力いただく・いただかないにかかわらず、オープンチャットへご参加いただくことができます。
ぜひ、本気の仲間づくりへ向けた一歩を、ともに踏み出しましょう。

https://line.me/ti/g2/H80YmnGl4mGH07FyAGIkVHuFykZV6QeHSSL17w?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

コミュニティの、その先

無事にVFWを成功させることができたなら、そこから本格的に「オールインクルーシブな社会を実現するためのコミュニティ」としての活動を始めます。

集う人たちによってコミュニティの雰囲気や特徴も変わるものだとは思いますが、場のあり方や使い方はきっと、無限大になるはずです。みなさんと議論した結果、そもそも「オールインクルーシブな社会を実現する」という目的においては、いわゆる”コミュニティ”的な形でないほうがいい、ということになることもあり得るかもしれません。

私たちSOLITはこれまでも、誰かが決めたものをただ遂行するのではなく、SOLITに関わってくださる方々と共に話し合いながら、新しい価値観や世界を紡いできました。それは、これからも変わらずに私たちが大切にしていく姿勢です。

だからこそ、今回SOLITをVFWに羽ばたかせてくださったみなさんと一緒に、このコミュニティについてもどんな場にするとよりオールインクルーシブに近づくアクションを起こせるのか、共に考えていくことができたら嬉しいなと思っています。

多様な人も、地球環境も、誰もどれも取り残さない社会を、たくさんの多様な仲間たちとつくっている未来。そんなワクワクする未来を夢見て、あなたが私たちと共に立ち上がる仲間になってくださることを、心から楽しみにしています。

代表プロフィール

代表取締役CEO　田中美咲（たなかみさき）

1988年生まれ。立命館大学卒業後、東日本大震災をきっかけとして福島県における県外避難者向けの情報支援事業を責任担当。2013年8月に「防災をアップデートする」をモットーに「一般社団法人防災ガール」を設立。第32回 人間力大賞 経済大臣奨励賞 受賞。Sparknewsが選ぶ世界の女性社会起業家22名に日本人唯一選出、優勝を果たす。2018年2月より社会課題解決に特化したPR会社である株式会社morning after cutting my hair創設、代表取締役。2020年9月より、「オールインクルーシブ経済圏」を実現すべくSOLIT株式会社を創設、代表取締役。