サードゴールは500万円！目標達成率1000％

ファイナルデーまで１週間を切りました。

七山で生まれ育ち、今は外で頑張られている皆さん

七山に遊びに来てくださったことのある皆さん

七山のことは知らなかったのに、それでもご支援くださった皆さん

そして、七山に住む仲間たちを助けたい地元の皆さん

他にも色んな背景を持って七山助け隊員の一員となってくださった皆さんお一人おひとりが

7月14日から今日まで、ご自身で支援くださっただけでなく、このプロジェクトを

SNSや口伝えでシェア、拡散をしてくださったおかげで、こんなにも多くの温かいお気持ちが

七山に集まったのだと思います。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

「七山助け隊」の皆さんと、今まで誰も見たことのない景色を見ます！

8月15日まで走り切ります！よろしくお願いします！

みんな大好きです！！

さゆりん

Instagram @nanayamaokoshi

※For Goodからプレスリリースしていただきました！

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000441.000021621.html

こちらは、「オーケイファーム」の岡本泰成さんにお話を伺った時の動画です。

台風対策でハウスの応急処置をしているところを取材させていただきました。

高校生のボランティアスタッフへの感謝のお気持ちもお話くださいました。

こちらは、「富岡園芸」の富岡和彦さんにお話を伺った時の動画です。

富岡さんは、花卉農家です。

今回の大雨では、ハウスの土台部分が大きくえぐられるという被害を受けられています。

こちらは、「あせびや」の加茂さんご夫婦に被災した畑でお話を伺った時の動画です。

https://youtu.be/zcv5VfTwtrg

健さん：「七山助け隊員の皆様、本当にありがとうございます。

なんとかまた美味しい野菜を届けられるような形に戻れたら…

今のところはそれくらいしか言えないですが」

裕子さん：「本当にくじけそうになった時に、皆さんの言葉に助けられました。

もう一回頑張ろうかなって思えたんです。そう思った農家さんいっぱいいると思います」

(YouTube動画 5:41~のお二人の言葉から）

はじめに

目の前のやるべきことが山積みで

先のことが何も考えられない

こんなことが起こっていいの？

プロジェクトページへのアクセス、ありがとうございます！

七山地区で地域おこし協力隊をしています、野田早百理です。

七山には沢山の農家さんがいます。

4月に蒔いた種、5月に植えた苗が

やっと実を結び、収穫が始まった頃

2023年7月10日　佐賀県唐津市七山に

大雨特別警報が出ました

避難レベルは最高の「危険度５」

雷が鳴り止まず、断続的に停電が続き

轟々と音を立てて流れる濁流に怯え

ろくに眠れませんでした

警報が解除された朝

徐々に明らかになる被害の全貌に

言葉を失くしました

被害地図を見ると

いつもお世話になっている

農家さんの集落が

土砂崩れで孤立していました

「一階に泥が入って埋まってて、電気も水もないからどうしようもないの。

男の人たちは、道を通すためにみんなそっちにかかりきりで

女の人たちでとりあえず収穫できそうなやつを採ってきて

『少しでもお金にしなきゃね』って。

もう充電がなくなるから、あんまり携帯使えないの」

努めて明るい調子でかえってきたLINE。

私は涙を堪えながら

「大変な時に返信ありがとうございます！

とりあえずできることから立ち上げてみます！

ちょっとだけ待っててください！」

と返した。

わたしが泥を掬ったところで

何の助けにもならない

わたしにできることはなんだろう？

わたしはみんながどれだけ愛情を込めて作物を育てているかを知っている

わたしはみんながどれだけ悔しい思いを飲み込んで泥を掬っているかを知っている

昨晩全国ネットのニュースを見て

連絡してくれた友人が

こう言ってくれました。

「もし、今回のことで出荷できない七山のお野菜、直売があればぜひ購入させてね。

さゆりちゃんたちの情報発信がきっと皆さんの助けになることあると思う。

大変だろうし、これからしんどいこともあるだろうけど微力ながら何か手助けできれば、と思っているよ」

その言葉で、クラウドファンディングを通して助けを求めることを思いつきました。

知り合いの農家さんたちに片っ端から

連絡してみました。

「今は復旧作業でいっぱいでリターンを返せる状況じゃないかも…」

「色々と言われることを理解してやれば、必ず力になる農家はいると思います」

「今回のことで離農を考えてる仲間もいるし、田んぼはやめる人一気に増えます」

「クラファンありがたい！ただどれくらいの被害になるのかさえまだ把握できてなくて…」

実際の声を聞くと

あまりの惨状に

不安が押し寄せてきました

『農家でもない私がクラファンして

みんなの役に立つどころか

迷惑になってしまったらどうしよう』

支援が必要な理由

そんな時、私がとても信頼している

近所のいちご農家さんが

こう話してくれました。

「うちは2018年の大雨で大きな被害が出たんです。

災害が起こってすぐは案外大丈夫なんです。ニュースにもなるし、みんな心配してくれるしね。

でも、本当の辛さは落ち着いてから始まるんですよ。

大方のところはひと月もあれば片付け終わって、日常が戻ってくる。

そして、1人で黙々とハウスや壊れたポンプの修理をするんです。

ご近所もみんな被災してるから、手伝ってもらうわけにもいかない。

『本当なら今頃収穫できてたな』

なんて思いながら、1円にもならない作業をするんです。

そうしてると、本当に心が折れそうになる。

そんな時に、遠方の友人が電話をくれたんです。

「ひと月経ったけど大丈夫か？なんか必要なものはないか？」

嬉しかったですよ。

『あぁ、自分は1人じゃないんだな。支えてくれようとする人がいるんだな』

そう思っただけで、作業に向かう自分を奮い立たせてくれたんです。

さゆりさんがやろうとしてることは、きっとひと月後にみんなを救いますよ」

支援の使い道

今回皆さまからお預かりした支援金は、すべて七山地区の農家さんの復興のために使われます。

具体的には、

・栽培に必要な設備を整える為の費用

・被災した農地や納屋などの修繕費用

など、次の栽培シーズンを迎えるために必要な費用に充てられます。

さいごに

わたしは今回のプロジェクトで、

『皆さんからの温かい気持ちを

七山の農家さんたちに直接届けたい』

と考えています。

農作物は種を蒔き、苗を植えてから、収穫するまでに時間がかかります。

しかも、今回のように畑やハウスが壊滅してしまうと、

土づくりからまたやり直さなければなりません。

だから、モノとしてのリターンを用意することは叶いませんでした。

今回のリターンは、

支援を受け取った農家さんの

感謝の気持ちが記事として掲載された

「ななやま新聞特別号のPDF版」

のみとなっています。

5000円以上の高額支援をしてくださった方のお名前は

新聞の紙面に金額と共に掲載させていただく予定です。

七山の農家さんはほとんどが個人事業主で、一緒に働いているのも主に家族か親戚がほとんどです。

市場出荷の農家さんは特に、お客さんの顔が見えない、声が聞こえない中で仕事をされています。

そんな農家さんたちが

自分の野菜を食べたこともない人から

温かい応援のメッセージと支援を受け取った時、

きっと気持ちがほわっと温まると思うのです。

そして思うはずです。

「この人たちに自分たちが作ったものを食べてほしい。いつか感謝の気持ちを伝えたい」

って。

その願いがいつ叶うかは

正直わかりません。

これをきっかけにネットの直接販売を始める農家さんが出てくるかもしれないし、

もしかしたら支援してくださったあなたが、七山に遊びにきた時に偶然口にするのかもしれません。

でも、そんな願いが自分に向けられているって、とても素敵なことだと私は思うんです。

七山の農家さんたちと

支援してくださる皆さまを

素敵なご縁でお繋ぎするのが

今回の私の役目だと思っています。

これから目標達成まで、七山の農家さんたちの現状をお伝えしていきます。

LINEのオープンチャットでは

ご支援くださった方々とメッセージをやり取りしながら

「七山の農家さんを助け隊」として

一緒に目標達成を目指していけたら

こんなに幸せなことはありません。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

これからどうぞよろしくお願いします！

七山地域おこし協力隊

野田早百理

【野田早百理プロフィール】

1982年福岡生まれ。2021年に夫と子どもたち3人と一緒に七山に子育て移住し、地域おこし協力隊として「ななやま新聞」を発行。2024年4月に独立起業し、「つんのじファーム」という体験農園を立ち上げ就農予定。現在は、YouTubeで「元CAが田舎に移住して農家になるまで」というシリーズで動画を投稿しており、プロジェクト期間中は「七山の農家さんの現状を伝えるシリーズ」も投稿予定。

YouTube「つんのじファーム」
https://www.youtube.com/@tsunnojifarm