
ジェンダー平等の実現への取り組み例|日本での課題も
「ジェンダー平等」と聞くと、まだまだ遠い目標のように感じるかもしれません。でも、世界中で実際に行われている取り組みを知ることで、一歩近づくきっかけになるはずです。
そこで本記事では、下記内容を解説していきます。
・国内外の取り組み事例紹介
・日本のジェンダー課題解説
・平等実現への行動提案
一緒に、もっと知って、考えて、行動を起こしてみませんか?
- 1. ジェンダーにかかわるイベントで世間へ発信
- 東京トランスマーチ
- ピンクドット沖縄
- 女性差別撤廃委員会に移民/難民女性の権利保障のレポートを提出
- 2.LGBTQ+特化型のサービス・プロダクト
- ウェディングサービス
- アパレルブランド
- 3.【世界】ジェンダー平等の実現への取り組み例
- ウガンダに生理用品を普及
- ラオスにいる少数民族女性の自立支援
- ケニアのLGBT難民に住居と医療を提供
- 4.ジェンダー平等への取り組みにおける日本の課題
- 5.まとめ:ジェンダー平等への実現は知るところから
ジェンダーにかかわるイベントで世間へ発信
ジェンダー平等を推進するためのイベントは、社会に理解を広げる重要な役割を果たしています。多様な人々が集い、声を上げることで、課題解決のきっかけを作るこれらの活動を見ていきましょう。
東京トランスマーチ
東京トランスマーチは、トランスジェンダーの生活と権利向上を目指し、新宿で開催されるパレードです。2024年11月17日に第4回目の開催が予定されており、クラウドファンディングで支援を募っています。このイベントは、ジェンダー平等の推進と社会的包摂の実現に寄与しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■4回目の開催になる東京トランスマーチ2024にご支援お願いします!!
■達成金額 ¥914,000
■目標金額 ¥800,000
■支援者数 114人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001130
ピンクドット沖縄
ピンクドット沖縄は、LGBTQ支援イベントとして2013年から沖縄で開催されている取り組みです。「すべての人が自分らしく生きやすい社会を」という思いを持つ人々や、LGBTQの支援者が集い、理解を深め、その思いを共有し、表現する場を提供しています。このイベントは、ジェンダー平等の推進に寄与しています
〈プロジェクトの詳細〉
■【LGBTQ支援イベント】ピンクドット沖縄2024を開催したい!
■達成金額 ¥145,000
■支援者数 12人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001311
女性差別撤廃委員会に移民/難民女性の権利保障のレポートを提出
NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)は、日本に暮らす移民や難民の女性が直面する複合的な差別や課題を解決するため、国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)での日本審査に向けて、彼女たちの現状を報告する活動を行っています。この取り組みは、ジェンダー平等の推進に寄与しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■日本に暮らす移民/難民女性の権利を保障するために、国連で彼女たちのことを伝えたい
■達成金額 ¥405,000
■支援者数 70人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001145
LGBTQ+特化型のサービス・プロダクト
ジェンダー平等を実現するためには、多様性を尊重したサービスやプロダクトの提供が欠かせません。LGBTQ+のニーズに特化したこれらの取り組みは、社会全体の包摂性を高める重要なステップです。
ウェディングサービス
LGBTQ+ Ordinaryは、LGBTQ+カップル向けのブライダルサービスを提供し、幸せの可視化を通じてカミングアウトしやすい社会の実現を目指しています。この取り組みは、ジェンダー平等の推進に寄与しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■LGBTQ+ウェディングサービスで幸せを可視化し、カミングアウトしやすい社会へ!
■達成金額 ¥529,500
■目標金額 ¥500,000
■支援者数 53人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001338
アパレルブランド
Aixx’sは、ジェンダーレスなアパレルブランドとして、性別にとらわれない心地よいプロダクトを提供しています。この取り組みは、多様なジェンダーの人々が自分らしくファッションを楽しめる社会を目指し、ジェンダー平等の推進に寄与しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■“心地いい”ジェンダーレスなプロダクトを様々なジェンダーの人に届けたい!
■達成金額 ¥320,700
■支援者数 55人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/trn_project/20127
これらのサービスやプロダクトは、LGBTQ+コミュニティの生活を支えると同時に、社会全体の意識を変える力を持っています。次に、世界各地で行われているジェンダー平等の実現に向けた取り組みを見ていきましょう。
【世界】ジェンダー平等の実現への取り組み例
世界各地で行われているジェンダー平等を推進する取り組みは、多様な課題に対処しながら、それぞれの地域で大きな社会的影響を与えています。以下に、具体的な事例を紹介します。
ウガンダに生理用品を普及
合同会社MWANGAは、愛知県の光ヶ丘女子高校の卒業生が設立した団体で、ウガンダの女子生徒に生理用ナプキンを提供するプロジェクトを実施しています。この取り組みは、生理用品の不足により教育を受けられない女子生徒を支援し、ジェンダー平等の推進に寄与しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■「愛知県光ヶ丘女子高校発」ウガンダの100人の女の子に生理用ナプキンを届ける!
■達成金額 ¥450,000
■支援者数 39人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1000172
ラオスにいる少数民族女性の自立支援
一般社団法人マザーツリーは、ラオスの少数民族モン族の女子学生の大学進学を支援するため、母親たちの刺繍技術を活用した収入創出の仕組みを構築しています。この取り組みは、教育機会の提供と経済的自立を促進し、ジェンダー平等の推進に寄与しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■【ラオス少数民族・モン族】子どもに教育の機会と経済的に支援する仕組みを作りたい
■達成金額 ¥655,000(2024/12/27時点)
■支援者数 56人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001381
ケニアのLGBT難民に住居と医療を提供
Freedom House Initiative(FHI)は、ケニアのナイロビ郊外でLGBT難民のシェルターとレストランを運営しています。隣国ウガンダなどから逃れてきたLGBT難民に住居と医療を提供し、彼らの人権と生活の向上を目指しています。この取り組みは、ジェンダー平等の推進に寄与しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■ケニアに住むLGBT難民に医療と住居を届けたい!
■達成金額 ¥1,652,000
■目標金額 ¥1,270,000
■支援者数 244人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1000721
ジェンダー平等への取り組みにおける日本の課題
日本におけるジェンダー平等の現状には、依然として多くの課題が存在します。国際的な指標や具体的な分野ごとの分析から見える現状を解説します。
ジェンダーギャップ指数|日本は156カ国中118位
日本は、世界経済フォーラムが発表する「ジェンダーギャップ指数」で156カ国中118位という低い順位に位置しています。特に、政治や経済分野での格差が大きく、男女平等の実現には大きな課題が残されています。
日本の政治分野では、女性議員の割合が低く、政策決定の場での女性の声が十分に反映されていません。これにより、女性特有の課題やジェンダー平等に関連する政策が後回しにされることが指摘されています。
経済分野での格差も課題
経済分野でも、男女の賃金格差や管理職の割合の低さが依然として大きな問題です。女性が出産や育児を理由にキャリアを中断するケースも多く、職場でのジェンダー平等を推進する取り組みが求められています。
これらの課題は、社会全体で意識を共有し、具体的な取り組みを進めることで改善が可能です。次に、ジェンダー平等を実現するための第一歩として、「知ること」の重要性についてまとめます。
まとめ:ジェンダー平等への実現は知るところから
ジェンダー平等は、私たち一人ひとりが意識を変え、行動を起こすことで少しずつ実現に近づく目標です。
イベントやサービスの支援、課題への理解を通じて、より良い社会の構築に向けて一緒に進んでいきましょう。
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