はじめに
初めまして 脳科学教育研究家・脳育トレーナーの藤本悦子です。
今回、はじめてクラウドファンディングをさせていただきます。
このプロジェクトとして、子どもたちが夢や目標をもって社会で活躍する人になるため、自律した人になるための土台作りである0歳から15歳ころまでの子ども達が今抱えている課題(発達障害、不登校など)脳科学をもとに、脳の仕組みと心の仕組みから、子ども達を笑顔にしていくトレーナーを育成し、全国に広げていきたいとの思いから、挑戦させていただきました。
なぜ、脳育を始めようと思ったのか
私には高校2年生の息子がおります。この子が小学3年生の2学期から6年半不登校になりました。その時、息子に「死にたい」と毎日泣かれ、彼から笑顔がなくなりました。
小学3年生の秋の運動会が終わったころから、息子は「頭が痛い」「学校休んでいい?」というようになり、私は学校で何があったのか、担任からは連絡帳のみでのやりとりでした。私が学校に行くと先生に学校を休んでいることを謝ってばかりいました。私は学校に行かないことに罪悪感を感じていました。こちらに非があると思い込んでいたのです。
息子に何があったのかを聞いてみても、ただただ「僕は生きていてもしかたがない」「死にたい」といわれるばかりでした。学校の担任、教頭、校長、スクールカウンセラー、市の教育相談、心療内科医と、とにかく答えがほしい、その思いだけでいろんなところへ行きました。
しかし、未来が明るくなることがありませんでした。
脳科学との出会い
どこにも助けてもらえないと思う日々を送っている中、脳科学と出会いました。脳の成長段階において個人差、個性が生まれていくことから、脳科学をもとにした教育の研究を始めたのです。これで息子を笑顔にできるかもしれないと考えました。
息子を含め、発達の凸凹の子どもたちも、学校に行けない子ども達も、みんな自分の「強み」を知ることで、「強み」を活かし理解力、判断力、思考力など脳のパフォーマンスを向上させていくことで、課題を解決していけることを続けてきました。
脳の凸凹は、外傷とは違い、目に見えない脳や心のケアを行っても1日や2日で改善できるものではありません。自尊感情が低下していると改善には日数がかかります。トレーナーだけの力では無理です。親、先生、脳育トレーナーが連携を取りながら、的確なトレーニングで進めていくことが改善を進めることなのです。保護者との連携が取れた時、子どものパフォーマンスは格段に脳力を向上させてることができています。
このことから、保護者と脳育トレーナーの連携は不可欠です。
脳育って
脳育とはどのようなことを行うのか
脳の機能でもある思考力・空間認知能力・判断力・理解力・聴覚力・視覚力・コミュニケーション能力など、社会人の基礎能力の土台となる能力をその子、その子に合った的を得たオーダーメイドカリキュラムを組み立てて取り組んでいきます。
考える力を養っていくためにも、
脳が急速に発達する
2~3歳ころからの育て方
8~9歳ころまでの育て方
9~10歳から15~16歳までの育て方
16歳以上の育て方
とそれぞれの段階があります。
その時期に育てるべき脳の発達を理解した上で、育てることができなかったらだめなのかではありません。
脳を育てる時期を逃したことをもう1度、育んであげればよいのです。
自己管理能力や自己決定感など、脳と心を育てていくことが脳育です。
発達障害(自閉症スペクトラム)のお子さんの変化
初めて私と出会った小学1年生だったA君。
学校では、自己コントロールがなかなかうまくできず、学習も進めることができなかったと悩んでいたお母様とA君が私と出会ってくれました。1回の面談では、なかなかA君の「強み」や「弱み」を見つけるのではなく、まずは彼と思考力や算数を進めていきました。学校の授業のような算数ではなく、「数量感」をもとに、問題を解答することで算数だけでなく他の教科、そして何より人生でのトラブルが起きた時に問題解決能力を養う内容です。3~4か月経ったころ、彼の聴覚力が「強み」であることを見つけ、聴覚力からワーキングメモリや自己制御能力、思考力などをトレーニングしていきました。すると初めは離席することが多かったのですが、机に向かって「わかった」「できた」と80分のレッスン時間も離席せずに取り組めるようになりました。
ご両親にはご家庭での取り組みや生活面などをアドバイスさせていただき、ご両親とタッグを組めたことでみるみる彼が変化して中学受験を目指すまでになりました。
お母様たちも、ご自宅での取り組みや困ったことなどをすぐにご相談いただくことで、具体的に行動できたことでお母様たちも笑顔が増えていき、そのことがA君の変化に結びつきました。
日本の現状は
今の子どもたちが直面している現状は、不登校生の増加は、年々増えており、発達障害の子ども達は、5,6人に1人といわれています。ここ10年で10倍になり右肩上がりが続いています。
そして、教育現場では教員不足、指導者不足も続いています。不登校生も増加の一方です。
なぜならば、教育現場では、まだまだ従来の教育法でしか対応できていないからです。
発達障害という言葉が多く耳にすることがあると思います。発達障害だからとネガティブに捉えることが多いのですが、決してそうではありません。1人ひとりの個性を見抜き、自信を持たせ自己肯定感を高めてあげることで、確実に能力を向上させていくことができます。
しかし、現状は学校などの教育現場で発達障害について、どのようにすればよいのかなど対策を打てていないのです。
また発達障害と診断された子ども達のほかにも発達障害グレーゾーンといわれる子どもたちもおり、以前は、35人クラスで15人に1人、数年で10人に1人、そして今では5人に1人ほどの推移とされています。クラスに5~6人はいるという数字になります。
発達障害と言われている子ども達1人ひとりには才能が満ち溢れており、困りごとを解決していく中で、その子の才能を発揮させていくことができるのです。
さきほどもふれたように、教員不足の中、個別に対応してもらえることが厳しい状況にあるのが教育現場であることも事実です。私立の学校は、支援の教員を採用されていないことが、ほとんどの状況です。
だからこそ、今
2019年より「脳育個別指導BEL」として活動をしてまいりました。私一人の力では、限界があります。
的確なトレーニングを提供できる脳育トレーナーを育成し、困っている子ども達を笑顔にしていきたいのです。
脳育トレーナーの役割
脳育トレーナーは、
脳科学の医学的面で脳の機能(思考力、空間認知脳力など)
心理学的面で、心の動きやカウンセリング、コーチング、セラピーなど
そして、お子様には学習として、算数や国語などを用いて、その子にあった的を得たトレーニングをオーダーメイドカリキュラムにして行っていきます。
保護者向けには、脳育や教育、生活面などについてのセミナーなどを行い、相互理解できる場を設けていきます。
全員ではありませんが、学校の許可が出れば、支援会議にも参加します。
その場に参加することで、学校や他の療育施設の方との連携もとることができることで、そのお子さんの可能性を関わりのある皆さんで育んでいくことで、お子さんが混乱せずに進めることができるのです。
脳育トレーナーに必要なことは
◎子どもたちの未来を支えていきたい
◎新しいこと(最新の脳科学の情報、教育界の変化など)を学ぶ気持ち
です。
未来の日本、世界のために
『すべての子どもたちを笑顔にする』
を理念に活動をしています。
目標
2024年からスタートさせていきます。
1の力より100の力
◇一般社団法人を設立し、学校や幼稚園など脳育トレーナーを派遣できる支援体制を作りたい。
◇保護者向けのセミナーや講座なども開講していきたい。
◇先生方のためにも一役を担いたい。
◇未来に必要なスキルを学べる講座を行いたい。
このプロジェクトは、すべての子どもたちが未来に必要なスキルの土台作りを質の高い教育を学び、夢に向かって進んでいき、学校を卒業したら終わりではなく、子どもたちが大人になっても支援し続けれる場づくりにしていくことです。
そのためにも、みなさまのご支援をお願いしたいのです。
応援メッセージをいただきました!
楽ゆる起業スクール 代表 六車きよみ様
50代からの起業スクールを経営している中、受講生の方や周囲からもお子さんのご相談を伺ったり、発達障害が社会的課題であることも実感しています。ぜひこのプロジェクトから、たくさんの子どもたちが夢をもち、笑顔になるために成功することを応援しています。
会社員 Aさん
社会問題として顕在化しずらい領域を脳科学でアプローチされ、法人化を含め個人的にも大変刺激をいただいております。ぜひこのプロジェクトが成功されることを応援しております。
保護者 Hさん
先生のおかげで、自信を無くし落ち着かなかった子どもが、日に日に成長していることを実感しています。学校や療育施設、市にも相談に行っても、わが子には未来がないようなお話ばかりされてきました。進路はここしかないような狭めたものばかり、親として子どもが幸せになる道を進んでほしいと願う気持ちを理解してくださり、将来に希望を持たせてくださる先生と出会えて、本当に感謝しております。まだまだこれからですが、もっとたくさんの子どもたちと出会ってほしいと願い、このプロジェクトを応援させていただきます。
最新の活動レポート
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みんなの応援コメント
きよみ
2024年2月16日
えっちゃん ギリギリ間に合いました えっちゃんの想いが届きますように!
萩原慈
2024年2月15日
子供達の未来のために✨✨
久保田 裕
2024年2月15日
子どもの未来、大切な課題です。 少しでもお力になれればと思います。 すみません、ぎりぎりになりました。