能登半島地震で被災した子どもたちを移動式あそび場「プレイカー」で笑顔にしたい！

【思い】毎日の生活にワクワクを！

2024/4/22 07:00

みなさん、こんにちは。

本プロジェクトメンバーのヨッシー（野上義史）です。

私は、『毎日の生活にワクワクを！』をテーマに、全国各地、子どもたちがありのまま全力で自分を出せる！そんな場所（居場所）を、あそびを通してつくっています。

（ヨッシーの詳しい活動は、こちらから：https://linktr.ee/Yoshifumi_Nogami）

『子どもにとって、あそびは生きること！後回しになりやすい子どもの支援！その子どものあそびを支援するために、能登半島でプレイカーをつくり、最低１年間、能登半島の各所で移動式あそび場を実施する！そして、子どもの居場所や地域のつながりを再生するきっかけをつくる』

そう語るかーびーの想いに強く共感し、今回、現地で子どもたちと一緒にあそび、プレイカーにペイントをしてきました。

＜3/27(水)〜31（日）、石川県七尾市にて＞

現地に入ると、建物が全壊している、道路が波打っている、

水が出ない、電気が使えない、

外見はダメージがないように見える建物でも、半壊している

そんな光景を目の当たりにし、

「明日は我が身」と胸がキュッとしめつけられた。

「水が通ったのは、3日前。まだ飲めないの。」

「震災って、TVを通して見るもので、まさか自分がなるとは・・・なってみないとわからない」

「17年前の能登半島地震を経験してるから、今回も何をするべきかをすぐ考えて行動した」

「地震で被害はあったけど、この地震があったから、今まで会えなかった人とこうやって出会えた。地震のおかげ」など

いろんな人と話し、生の声を聞いた。

みんな、不安の中、前を向いて進んでいる。

改めて、一瞬一瞬を全力で生きよう！そして、自分ができることを精一杯しようと思った。

プレイカーを出動させ、あそび場を展開すると

続々と子どもたちが集まってくる。気づけば30人！！

スラックライン、コリント、大縄、積み木、コマ、けん玉、いろんなあそび道具があって、組み合わせ次第で無限にあそびが広がる。もちろんプレイカーの中でもあそべちゃう。

「これをこうしたらどう？」「やってみよう！！」と、子どもたちは常に、全力で考え、楽しんでいる！

プレイカーは、子どもたちのワクワクを引き出すきっかけ。夢中であそんだ先には、とびっきりの笑顔と「次いつやるの？」「うちの方にもきて！」という言葉があった。【あそびの力は∞(ムゲン)】

＜みんなと作り上げたプレイカー＞

現地の人と関わる中で、①子どもも大人も、自然をすごく大切にしている。②ジンベイザメが好き。（日本で3ヶ所しか、ジンベイザメが見れる水族館がないけど、その1つが能登島にある。ただ震災で、水族館は休館。ジンベイザメが亡くなってしまったとのこと。）が印象的だった。

子どもたちからも意見をもらい、プレイカーのメインカラーを、空色と決めた。

（ペイントの様子）

ペイント当日、真っ白な車体が、子どもたちの手でどんどんカラフルに塗られていく！！

（ペイントの様子）

あおりの部分に、参加した1人ひとりが、指で⚪︎を描いた。ニコニコ笑顔で、塗り終わった後は、どこか誇らしげな表情をしていた。自分たちで1つのものを作り上げるってすごい経験だ！

塗り終わった車体を見て、ゆっくり深呼吸をする。

現地に住む人たちのいろんな想い、子どもたちの笑顔、笑い声、このプレイカーに出会うと心躍るそんな未来を、筆に込め思うがままに描き始めた。

しばらくすると、「あっ！ジンベイザメ！」と、子どもたちがまわりに集まってきた。

絵を見ながら子どもたちが物語を作ったり、隠し文字を見つけてあそんだり、1つのアート作品から、たくさんのあそびが生まれた。子どもはあそびの天才！！

自分が描く絵は、正解・不正解がない。どの方向から見てもいい。見た人が見える形で楽しんでもらう。その時に感じるままに。

そんな中、絵を見ていた男の子がタイトルをつけてくれた。

タイトル：『海のあわ』

あっという間の5日間。

このプレイカーを作るにあたって、たくさんの人が関わってこの形になった。

1人では難しいことでも、人・地域とつながり、仲間になれば、どんなことでも成し遂げちゃう。

子どもたちがペイントしたプレイカーが能登半島にあそび場を届けます！

現地には行けないけど、応援したい！

そう思った方は、ぜひ応援よろしくお願いします。