犬助けが人助けになる
犬21頭の不妊手術で、多頭飼育崩壊を食い止めたい
みんなの応援コメント
風の音
2024年5月10日
みんなが元気で過ごせますように♪
クキ
2024年5月10日
微力ですがシェルティの幸せを祈ってます。。。
FOR GOOD
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多頭飼育からのレスキューについて(後編)
2024/4/15 09:12
シェルティ・レスキュー初めてのクラウドファンディングへ、ご協力をありがとうございます。
多頭飼育関連の話の後編です。
犬猫の多頭飼育崩壊では、飼い主さんが精神も含めて何らかの疾患に見舞われていることもよくあります。
特に飼い主が高齢になってくると飼育に手が回らない、経済的に苦しい、飼育環境が汚れてくるなどで、精神的に追い詰められて異常をきたしていくように見える場合もあります。
飼育環境と飼い主さんの状況が悪くなってきて、外部からの助言やサポートも受け付けなくなると、多頭飼育崩壊まっしぐらです。
こうなってくると、崩壊から救出していくのも一苦労で、完全に解消するまで年単位の時間がかかることもまたよくあります。
多頭飼育崩壊は、対人福祉と動物福祉の両方の連携がないと乗り切れないケースもあります。
アニマルホーダーと呼ばれる精神疾患も知られるようになりました。
いわゆる「ゴミ屋敷」とあまり変わらない状況です。
大変難しい問題でかんたんにはご説明できないので、ご興味がありましたら、調べてみてください。
実のところ、これは猫ではときどき、犬でもたまにあるのですが、保護ボランティアが多頭飼育崩壊することもあります。
次から次へと保護依頼があり、ボランティアとしては見捨てられなくて引き受けてしまう、そのうち人手も費用も追いつかなくなり、環境の悪化で崩壊するパターンです。
日頃は助ける方に回っているので、逆に「助けてほしい」といいにくい面もあるのではとは思います。
シェルターなど飼育場所を持っているボランティアさんのほうが悪化しやすく、預かりボランティアさんに委託している場合は崩壊まではなかなかいかないものです。外部からの視線が届きやすいからなんですね。そういった理由もあり、シェルティ・レスキューでは犬たちの保護は預かりボランティアさんを中心にお願いしています。いずれ家庭犬として育てなおさないといけないタイプの犬たちもいるためです。
さて、今回のシェルティ多頭飼育ですが、前回もお伝えしましたように多頭飼育崩壊「寸前」で、まだ崩壊していません。
飼い主さんは人生いろいろあったようですが、犬たちのことは精一杯、可愛がってきました。
2頭から21頭まで増えるのに5年、半分がメスなので増えれば増えるほど頭数増加のスピードも速くなります。
10数年以上前のこと、飼い主さんのお子さんが小さなとき拾ってきて飼い始めた雑種犬が、体調を崩してしまって動物病院に連れて行ったところ、子宮蓄膿症だったことがあったそうです。
今回、飼い主さんは犬の不妊手術に抵抗があったとは言うものの、子宮蓄膿症は命に係わる病気ですので、頭数管理だけでなく犬たちの将来のためにも不妊手術を受け入れてくれるお気持ちになりました。
今回のクラウドファンディングについて、飼い主さんからメッセージももらっていますので、一部をご紹介します。
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おはようございます。ありがとうございます。
多くの救済希望者のいるなかで、幸せな事です。皆様のお心遣いに感謝しかありません。
ご意見に関しましては、このご時世何を言われてもどう思われても、目の前の現実が全てですから、、
真摯に受け止め猛省し、限られた時間を有意義な犬生にしてあげることが、命を預かる責任だと思っています。
全てのご支援は、ワンコを愛する皆様の、ワンコの命の為の大切な気持ちだと思っています。
ありがとうございます。
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このやりとりでも、当会ブログでの犬たちの写真での様子でもわかっていただけるかと思いますが、飼い主さんは悪徳ブリーダーとは比較にならないほど「まとも」です。
また、アニマルホーダーのように犬たちに依存しきってはいません。やや依存気味ですが、ぎりぎりのところで踏みとどまっておられます。
しかし、もうこれ以上は厳しい状態です。
とにかくこれ以上悪化させたくない、崩壊してからのレスキューでは、私たちも行政も飼い主さんも今よりもっと大変になります。
ですから、今回は多頭飼育崩壊を「食い止める」ことを目的としました。
一挙に解決に向かうわけではない小さな一歩ですが、前に進むための一歩です。引き続き、ご協力をお願いいたします。
シェルティ・レスキュー 担当:佐々木
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