ケニアの小規模農家
アボカド加工品で、ケニアの農村コミュニティに還元されるしくみを作りたい!
みんなの応援コメント
トウジ
2024年6月4日
よりよい世界のために、応援してます!
Rena
2024年6月4日
LINEやSNSを通じて、伊治ちゃんのケニアでの大変なご活躍ぶりを拝見させていただいてました!帰国してからも次のステップのために一生懸命前に進み続ける伊治ちゃんの活動に、微力ですが支援出...
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ついに試作開始!…と思いきや、想定外のことが起きるのがケニアなのです。笑
2024/4/29 20:58
ついにKIRDI(Kenya Industrial Research and Development Institute)でのアボカドオイルの試作がスタートしました!!
予定通り、順調に試作が進んでいます!
…と書きたいところですが、そう思った通りに行かないのがケニアあるある。笑
私も隊員時代に何度も経験しました。
日本のように物事が計画通りに進むと思ったら大間違い!(日本でも想定外は起きますがケニア程ではないです)
想定外のことが起こりすぎるので、「あ、また起きたのね。じゃ、どう対処するか?」常にその繰り返しです。そのお陰か、この2年間で動じない能力は身に付いたと感じます。
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本日のトレーニング。例えば、どのような想定外が起きたのか?
・製造にあたって準備するものを事前に問い合わせたが情報なし。(実際には準備すべきものがたくさんあった)
・トレーニングにも関わらず、何の説明もなく講師がひとりで作り始めてしまう。
・聞く人によって毎回言うことに食い違いがある。(これは未だに不思議ですが、なぜ起きるのでしょうか?笑)
そのような滑り出しで試作がスタート。ここでも想定外の事態が発生…
・アボカドの種子以外はすべてペースト状にして、搾油する。
種と皮は予め取り除く、と事前の説明で聞いていましたが、実は皮も一緒に搾油されるとのこと!
・ペースト状にしたアボカドに「バガス」を混ぜる。
「バガス」とは、さとうきびを圧縮したあとの搾りかす。これを加えて搾油することで摩擦が増え、搾油率が上がるのだとか…!初耳でした。笑
では、バガスをどこから仕入れてくるのか?
そう、弊社Alphajiriにその圧搾機があるのです!
サトウキビジューサーとして使用している圧搾機。時にはこういった偶然が重なって、結果オーライなことも。
サトウキビジューサーです。皮を削ぎ、この機械に通すと、「バガス」ができるというわけです。
このような感じで試作1日目が終了しました。
明日以降は、工程の具体的な深堀をしていく予定です。
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ただ、ひとつ誤解していただきたくないのが、この記事でケニアの悪口を書きたいわけでも、けなしているわけでもないということです。
アフリカでビジネスをしていくというのは、このように想定外のことが日常茶飯事に起こる、それを皆さんにも知っていただきたくてシェアをしています。
想定外のことが起きる。
だからこそ様々なリスクを考え、その場その場でのタイムリーな判断が求められます。(私は経験し始めたばかりですが、薬師川さんの言っているこの大変さを身をもって経験中です)
そしてもう一つ学んだこと。
例えば、バガスを使うことで圧搾率をあげるなどの工夫は、ただ機械を購入すれば作られるというような単純なことではありません。長年の技術と経験によって培われた手法。
そういった点では、KIRDIで製造を始めるというのはとても正しい判断だったと思いますし、このような国家機関と情報交換しながら付き合っていくことは非常に大事だなということを学びました。
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