ケニアの小規模農家
アボカド加工品で、ケニアの農村コミュニティに還元されるしくみを作りたい!
みんなの応援コメント
トウジ
2024年6月4日
よりよい世界のために、応援してます!
Rena
2024年6月4日
LINEやSNSを通じて、伊治ちゃんのケニアでの大変なご活躍ぶりを拝見させていただいてました!帰国してからも次のステップのために一生懸命前に進み続ける伊治ちゃんの活動に、微力ですが支援出...
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アボカドオイル 試作2日目
2024/5/1 02:23
昨日の投稿に引き続き、今日もアボカドオイルの試作に取り組んでおります!
今日の作業は、アボカドをペーストにする~乾燥機搬入まで。
男性2人で約4時間かけて、75kgのアボカドペーストを作りました。
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では、順に説明していきます。
①100kg(279個)のアボカドを半分に切り、種を取り除く
もちろん手作業です。この作業自体は30分程。手早いですね!
そのうち、8個は熟し過ぎて黒くなっていたため除きました。油の香りに影響するためです。
②ペースト状に粉砕
商業用ブレンダーを利用します(1回で20kgの粉砕可能)。ブレンダーが満タンになるまで入れます。
3秒間の粉砕を2回程度まわせば完了。
コツはペーストし過ぎないこと!
理由は、その方が搾油しやすいから。ある程度固体の方が、しっかり圧縮でき、機械からこぼれ落ちる分が少なくて済むからです。
③クエン酸溶液とバガスをペーストに混ぜる
<クエン酸溶液>
まずクエン酸:水=1:1の溶液をつくります。それをペーストに混ぜる。
加える理由は、pHを下げて細胞や乳化状態を壊し、油と分離させるため。
<バガス>
幅2cmのサイズでカット。
こちらは昨日もご説明した通り。油を圧搾するときに摩擦を増やすことで、搾油率を上げるのです。
④すべて混ぜたペーストを乾燥機用のプレートに広げる。
厚さは約3cm。1プレートに13kg広げることが可能です。
ペースト状のアボカドはこんな感じ。
皮もだいぶ小さく切り刻まれています。
⑤プレートを乾燥機の中へ
段は15段。つまり1度に最大200kgを乾燥できます。
温風は60℃。このまま約24時間置きます。
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今日の試作はここまで。
ちなみに始め総重量100kgaあったアボカドが、ペースト状態になると73kgに。つまり30%は種の重さだったということです。
アボカドの実の部分の割合は品種によっても異なります。そのため、どの品種で搾油するかによって、重量に変動があります。一定ではない。いろんな品種があるからこその難しさです。
明日はケニアが祝日のため試作はなし。明後日はいよいよ搾油です!!
搾油率、残渣の状態、濾過前と濾過後のオイルの違い…いろいろと知りたいことが増えていきます。引き続きレポートします。
今日もお読みいただきありがとうございました。
アサンテ サーナ!(ケニアの公用語スワヒリ語で「本当にありがとう」の意)
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