ケニアの小規模農家
アボカド加工品で、ケニアの農村コミュニティに還元されるしくみを作りたい!
みんなの応援コメント
トウジ
2024年6月4日
よりよい世界のために、応援してます!
Rena
2024年6月4日
LINEやSNSを通じて、伊治ちゃんのケニアでの大変なご活躍ぶりを拝見させていただいてました!帰国してからも次のステップのために一生懸命前に進み続ける伊治ちゃんの活動に、微力ですが支援出...
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アボカドオイル事業を始めようと思ったきっかけ
2024/5/16 03:12
今回の投稿のテーマは、「なぜアボカドオイル事業を始めよう思ったのか?」
クラウドファンディングへのご支援をお願いしていると、このような質問をいただくことがあります。クラファンサイトページだけではお伝えしきれていない内容もあるかと思いますので、その経緯をご説明させてください!
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「国際協力」と言ってもさまざまな関わり方があります。
その中で私は「事業」で関わっていく道を選びました。
理由は次の2つ。
・本来の課題に対して真正面からアプローチができるため
・最終的な目標は農家自身が自立すること。そのために持続性があり、それが最速で実現できる環境やしくみをつくるため
そう考えた経緯をまずはご説明させてください。
先月までの2年間、JICA海外協力隊としてケニアの小規模農家とともに活動をしてきました。
活動していく中でだんだんと垣間見えてきたのは、
・安定した収入を得られず、どんなに今の生活を良くするため努力をしても限界がある
・経済活動の中に入れず常に弱い立場にある
(例えば、栽培した作物を販売しようとしても安値で買い取られてしまう。10円、20円、そういった世界です)
そういった現実を目の当たりにしてきました。
お金が十分にないために学費を払えず子どもが学校に行けない家庭、治療費が払えずに家で寝ているしかない病人にたくさん出会いました。
ケニアへ行くまで、テレビやネットを通じて何度も見聞きしてきた途上国の現状。だからこそ彼らの力になりたくてケニアに赴任しました。
ですが当事者を目の前にすると、ただただその状況を受け入れることしかできず立ち尽くすしかなかった。悔しいけれども、その場でお金を渡すことが長期的な解決に繋がるわけではない。
「自分はなんて無力なんだ」
そう感じる経験を何度もしました。
月収500ケニアシリング(約500円)の家庭。
壁がはがれた住居。トタンの屋根なので雨が降ると騒音で会話するのも一苦労です。
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では、日本人の私には何ができるのだろうか?
隊員生活残り半年は常にそのことを考えていました。
悩んだ末出した答えが、「事業」で関わっていく道でした。
理由はさきほども書いた通り、
・本来の課題に対して真正面からアプローチができるため
・最終的な目標は農家自身が自立すること。そのために持続性があり、それが最速で実現できる環境やしくみをつくるため
本来の課題とは、仕事がない、もしくは不安定な雇用状態のために現金収入が不足している、栽培した作物を売ろうとしても安値で買い取られてしまう等様々あります。
そこで、このアボカドオイル新規事業では、小規模農家から原料となるアボカドを買い取り、彼らが定期的に現金収入を受け取るしくみをつくります。
また、彼らが継続的に収入を得ていくためには雇用を創出していくことが必要です。事業を始めて暫くは首都ナイロビにある国家機関の機械を利用しますが、いずれは製造拠点を農村コミュニティに置き、雇用を生み出すことで彼ら自身が自立していく環境をつくる計画です。
きっと地道ですし、資金繰りなどの困難はたくさん待ち受けているでしょう。
ですが、本来手が届かなければならないけれども置き去りにされている小規模農家に確実にコミットしていく事業に関わっていきたい。
今はその思いで一歩踏み出し、駆け出し始めているところです。
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ちなみにケニアはアボカド🥑の生産が世界第6位!
なかなか知られていない事実ですよね。
しかし問題となっているのが「フードロス」。
旬の時期には豊富に実りすぎてしまうため、農村では消費しきれず(特に輸出に向いていない地元種のアボカド)4割のアボカドがフードロスになっているとも言われています。
その地域で採れる作物を使うことで、その地域に根差した持続可能な経済活動を生むことができる。
今まではロスになっていたアボカドに付加価値を加えることで、「アボカドオイル」として生まれ変わり、ケニア国内だけでなく、日本はじめ国外へもケニア産アボカドオイルが広まっていく。新たな価値を生み出していくわけです。
そしてそれが巡り巡って、農村コミュニティに還元されていく。。。
そんな世界を一歩でも実現していけるように、一歩踏み出し奮闘しているところです。苦労があっても、農家さんたちの顔が浮かぶからこそ、私は挑戦しつづけます!
どうぞお力をお貸しください。
クラウドファンディングへのご支援どうぞよろしくお願いいたします。
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