ケニアの小規模農家
アボカド加工品で、ケニアの農村コミュニティに還元されるしくみを作りたい!
みんなの応援コメント
トウジ
2024年6月4日
よりよい世界のために、応援してます!
Rena
2024年6月4日
LINEやSNSを通じて、伊治ちゃんのケニアでの大変なご活躍ぶりを拝見させていただいてました!帰国してからも次のステップのために一生懸命前に進み続ける伊治ちゃんの活動に、微力ですが支援出...
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2年間の隊員活動を終えて、日本に帰国しました!
2024/4/26 16:35
4月25日、JICA海外協力隊として2年間の活動を終えて無事に日本に帰国しました。振り返るとあっという間でしたが、これまで過ごしたことのないくらい濃くて充実した時間でした。
今回はこの2年間を振り返りたいと思います。
といっても一度にはまとめられないので少しずつ記事にしていこうと思います。
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言葉も文化も国籍も何もかも違う環境に一人飛び込むことは勇気がいることですし、決して簡単なことではありません。
私が日本人だと分かるや否や、「私たちに何をしてくれるの?」「お金や機械を提供してくれるの?」と何もかも受け身の彼らにがっかりすることは日常茶飯事。「チンチョン!」といかにも馬鹿にしたような言葉を浴びると心が痛かった。
最もショックだったのは活動配属先に私は求められてきた存在ではないと知った時。配属初日に「You are free」と言われ、愕然としました。新型コロナウィルスの影響で2年間派遣が延期になってでも行きたかったケニア。ですが、この時ばかりは帰りたくて仕方がありませんでした。
「でも何もしないわけにはいかない。だったら私がここに来た意味を2年間かけて見つけよう。」そう思うのに時間はかかりませんでした。
それからは毎日のように片道2時間かけて農家を訪問し、村々を歩きまわり、とにかく私を知ってもらうことに尽力しました。現地語も少しずつマスターし、仲良くなった農家に泊まって一緒にウガリを作り(ウガリはケニアの主食)、チャイを飲みながら家族でだんらんを共にする。そういう時間を大切にしました。
「この2年間はケニア人と過ごすんだ」
それは常に心掛けていたことです。
お陰で派遣から1年が経つ頃から、農家さんから「ぜひレクチャーしてほしい」とオファーをもらうようになりました。
「やっと芽が出た!」
偉そうなことは言えませんが、私が地道に積み重ねてきた努力は間違っていなかったと確信した瞬間でもありました。
小学校を訪問し、バナナの加工品(バナナマンダジ)を紹介した時の写真。
彼らが大人になって仕事を得るときのヒントになったら
という思いを込めてレクチャーしました。
皆、熱心に耳を傾けてくれました。
この農家グループには、アボカドソープの作り方をレクチャーしました。
実際に自分たちで製造を始めています。
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言葉、文化、国籍が全く違ったとしても、相手を知ろうとすること、例え拙い言葉でも思いを真っすぐに伝えること。そうすれば、私たちはお互いに少しずつでも分かり合える、決して多くはないけれど私の真剣な思いをちゃんと受け取って応えてくれる人がいる。それはこの隊員経験を通して学んだことです。
任地ケリチョの町を歩けば至る所から「チェムー(私の現地語ネーム)」と呼ばれるようになり、2年前には考えられない程たくさんの友人が私を受け入れ、仲間として接してくれました。感謝しかありません。
どんな時も味方でいてくれた親子。大切な友人です。
「いってらっしゃい」
配属先の農業局オフィサーが、送別会で私にくれた言葉です。配属当初とは全然違うじゃん!と思いながらも、「またケニアに戻ってきてほしい」という、その言葉が心の底から嬉しかった。2年間諦めずに向き合い続けて良かったです。
配属先の送別会。
同僚、インターン生、たくさんの仲間に支えられてこの2年間を駆け抜けました。
私にとっての第二の故郷ケニア。
まだまだ私の挑戦はここからがスタートです。
だからこそ、アボカドオイルの新事業は必ず成功させます!!ぜひとも応援の程よろしくお願いいたします。
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