相馬野馬追を未来へ
「相馬野馬追ファンガイド第2号」にあなたの名前を残し、本を一緒に完成させよう!
みんなの応援コメント
ふくまた
2024年5月8日
応援しています!
tw2007
2024年5月8日
追加して創刊号を購入します。スペース聞いて欲しくなりました。
FOR GOOD
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新旧総大将と勝者のサイン入り「相馬野馬追ファンガイド」創刊号が、南相馬市博物館の収蔵品に!
2024/4/27 04:40
相馬野馬追の初めての専門誌として、2023年7月に発刊された「相馬野馬追ファンガイド」。総大将交代についてインタビュー取材した前総大将、相馬行胤さんと新総大将の言胤さん親子に加え、甲冑競馬の中で最高峰と言われている第1レース勝者の吉田学人さんと、神旗争奪戦の中で最も名誉ある1番旗獲得者の梅田邦彦さん、そして本誌を創刊した著者の斉藤和記の5人の直筆サインが入った創刊号が、南相馬市博物館に収蔵されることになりました。現在は2号目の制作中で、新しいプロジェクトとして「本にあなたの名前を残し、一緒に完成させよう!」を実施中です。
●相馬野馬追ファンガイドについて
全68ページのすべてが相馬野馬追の記事と写真で構成されている「相馬野馬追ファンガイド」は、これまであまり知られていなかった相馬野馬追の深い魅力に迫った専門誌です。関係者への詳細なインタビューや、決定的瞬間を芸術的に記録した本格的な写真で編集。創刊号は新型コロナによる2年の省略野馬追を経て、3年ぶりの通常開催となった2022-令和4年の相馬野馬追を大特集しました。
この年最大の関心事は総大将が新しくなったことで、相馬家33代当主の孫にあたる14歳の相馬言胤(としたね)さんが務めることになりました。そこで先代の総大将である父親の行胤(みちたね)さんと一緒にインタビューし、約30年ぶりとなる総大将交代の経緯や、相馬藩の時代から続く野馬追が現代の相馬家にとってどのような行事なのかを聞いています。
続いて相馬野馬追祭場地(雲雀ヶ原)で行われた甲冑競馬の全6レースと、螺役競馬のベスト・ショットによるフォト・ギャラリーがあり、1年に1度のレースに挑む騎馬武者たちの生きいきとした表情を掲載。最高峰と言われる第1レースの勝者、吉田学人さん(標葉郷)へのインタビューによるレポートでは、馬術で国体を2度制した経歴や、震災後初めて浪江の厩舎の馬で勝った事実がわかります。
同様に相馬野馬追ファンの中で高い人気を誇る神旗争奪戦のフォト・ギャラリーも掲載し、空から舞い降りる御神旗を狙う騎馬武者たちの真剣勝負を、躍動感あふれる写真で構成。最初となる1番旗は誰も上空の風の流れがわからないことから、最も難しいと言われています。経験に基づいた技術はもちろんのこと、運までも味方にした梅田邦彦さん(小高郷)のインタビューは必読です。
本誌の後半の目玉は2022年の甲冑競馬、神旗争奪戦、宵乗り競馬で勝利した42人に直接話を聞いてまとめた勝者一覧です。各騎馬武者のこれまでの出場回数や勝利数といったプロフィールと、本番中の顔写真や指旗(背中の旗)のイラストも掲載。再び活躍が期待できる騎馬武者だけに、観戦の際にも役立つ特集となっています。
●相馬野馬追ファンガイド誕生の経緯
著者の斉藤和記は1989年からアメリカでモータースポーツを撮影し、インディ500の写真集や専門誌などを制作・出版してきました。東日本大震災の津波で約3分の1が被災した宮城県多賀城市の出身で、いつか東北の役に立ちたいという思いもあり、子供の頃から憧れていた相馬野馬追の撮影を2017年より開始。独自の撮影技術で撮った写真を、騎馬武者に進呈する活動を続けていました。
相馬野馬追の関係者との交流を深めていく中で、原発事故によって未だ多くの騎馬武者が避難先から通っている実情や、新型コロナの影響、戦争による燃料費高騰で馬の餌代が上がり、参加者が減少している現実を知ることになります。どうすれば参加者のモチベーションアップに繋がり、理解者を増やせるかを熟考した結果、相馬野馬追の深い魅力を知ることができる専門誌の制作に踏み切りました。
●直筆サイン入り創刊号の寄贈について
1000年以上と言われている相馬野馬追の歴史の中でこのような専門誌は初めてのものであり、新型コロナによる2年の省略野馬追を経て復活した年の貴重な記録でもあります。インタビューで取り上げた4人と創刊した著者は、その年を振り返る上でのキーパーソン的存在でもあり、直筆のサインを入れて後世に残すという本企画を、このたび南相馬市博物館に承認していただきました。
●2号目では新プロジェクトを立ち上げ
現在は5月の開催に向けて2号目を制作中で、紙代や製本代の大幅な値上げという事態に直面したことから、新プロジェクト「相馬野馬追ファンガイド第2号にあなたの名前を残し、本を一緒に完成させよう!」を始めました。制作協力者として誌面に名前や社名(お店やブランド名、屋号など)を有料で掲載する企画で、支援者を以下のサイトで募集中です。創刊号や完成した第2号の予約購入も、こちらから可能となっています。
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