天竜川プロジェクト～あなたの子供が水難事故に遭う確率を減らすプロジェクト～

【OJJボート誕生秘話】～14年前の水難事故から生まれた想い～

2024/5/26 11:04

昨日はOJJ(OUTBOARD JET JAPAN)協同組合の理事、城田守さん、K.C.さん、林さんと今後のプロジェクトのお打ち合わせをさせていただきました。

改めてとにかく前向きで未来のことを力強く語る皆さんと素晴らしい時間を過ごさせていただきました。熱量が高い皆さんとの時間は本当に宝物です！

今回天竜川プロジェクト第一弾で納品いただく予定のOJJボート誕生ストーリーをご紹介させていただきます😌

開発の原点には、OJJ協同組合代表理事である城田さんが約14年前に立て続けに体験した3つの水難事故が原点となっているそうです。

1つ目が、静岡県の浜名湖にある三ヶ日青年の家という施設で、豊橋市の中学1年生20名を乗せたボートが転覆。その中に取り残された女の子が亡くなりました。当時は大雨が降っている状況だったそうです。

当時城田さんは浜名湖近辺の安全パトロールなどをされており、救助する側として関わっていました。事前に正しい知識と訓練、判断基準、それを学校、管理する施設含めて、自然と関わる人は普段から備えていなければいけない、ということを強く感じたそうです。

事故の翌年に城田さんは三ヶ日青年の家の所長に就任。もう2度とこのような死を起こさない、そんな想いを胸にご遺族の方とも一緒に、事故後の新体制作り（二度と事故を起こさない!体勢作り）。新たな三ヶ日青年の家の所長として8年間務め、県内外の自然体験施設、教育委員会の危機管理研修にあたっておられます。今では海上保安庁から認定を受けるほど三ヶ日青年の家の方は安全の知識や備えができる施設に生まれ変わったそうです。昨年1月からは浜名湖海洋少年団を立ち上げ、事務局長をされています。

2つ目は、3.11東北大震災。

当時の現場に現OJJ協同組合の理事の皆さんと現場に駆けつけられました。救助に行ったゴムボートは全てパンクしてしまっていたそうです。

「水難事故で人の命が亡くなるのを何とかしたい。」

海や川を愛し、ヨットやボートなどマリンスポーツで大自然と長く触れ合ってきた城田さんだからこその想いです。

車椅子の方が津波が来た時に水に浮ける機材の開発、寝たきりでベッドから起き上がれない方を救助する為のアイディアの考案など、3.11の現場から見えた様々な課題が原点となり様々な活動、開発を続けてこられました。

3つ目は、静岡県で天竜川の川下りをしていた際にボートが転覆し、23名が流され、うち5名が亡くなった事故です。その中には2歳の男の子もいたそうです。船の材質が重くて沈んでしまうものであったこと。乗客がライフジャケットを着用していなかったり。城田さんは天竜川に沈んだ船を引き上げる作業も協力されたそうです。

毎年立て続けに起こった水際の事故。そしてどれも、事前の備えと体制を敷いていれば防げた事故。

そんな体験を元に、安全に、迅速に、そしてパンクしない救助用のボートを10年の月日をかけて開発に開発を重ね、完成したボートです。

1人でも多くの方が安全安心で自然と向き合い、川、海、山、森を愛し、育てていってくれる人を増やしたい。

そんな想いに私たちも深く共感し、今回のプロジェクトに至りました。

14歳以下の水難事故が世界的にも多い日本。世界と比べても自然災害が多く、より日々の準備と有事の際の知識が非常に重要です。

勿論事故は起きないのが1番ですが、自然は私たちがコントロールできるものではありません。ただ、起きる前にそれをイメージするのは非常に難しいことです。

だからこそこのプロジェクトを通して、水難事故の事実や、安全安心に生きていく為に日々備えることの重要性が、この活動を応援したり参加する、というアクションを通して全国に広がっていって欲しいと思います。

1人でも多くの命が救われ、日本にある豊かな自然を未来に残していく為の天竜川プロジェクト。是非皆さんの力で実現していけたら嬉しいです😌

現在、支援総額1,001,000円 38名もの皆様に心を寄せていただきました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

プロジェクトの目標まで残り約270万円。今のペースでいきますと、あと約100名の方からの応援が必要です。

是非、身近な方、自然が大好きな方、水に関わられている方、環境活動に関わられている方、マリンスポーツに関わられている方、防災活動に取り組まれている方、他にもより沢山の方に知っていただき、一緒にこのプロジェクトを実現していきたいです。

力強い応援、ご参画お待ちしております！

引き続き宜しくお願いいたします😌