保護猫の癌治療
【愛猫きなこを救いたい】癌治療のご支援のお願い【形質細胞腫】
みんなの応援コメント
qwe
2024年12月3日
応援しています!
M
2024年11月25日
無理しすぎず自分の事も大切に!
FOR GOOD
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ご報告
2024/10/26 19:44
10/25(金)0:15、きなこが旅立ちました。
亡くなる5時間前に痙攣が始まり、発作中は息を吸いたいのに吸えなくて、体を思い切りのけ反らせていました。
そんなきなこを前にしても、抱きしめて名前を呼ぶことぐらいしかしてあげられることがなく、心が引き裂かれる思いでした。
私はずっときなこの手を握っていて、もう目が見えてなかったかもしれないけど、最期は私の方を見ながら逝きました。
皆さんにたくさんの支援を頂いたのに、このようなお知らせをすることが申し訳なく、心苦しいです。
きなこは、病院へ行くとわかってるのにキャリーケースへ入る時に抵抗することは一度もなく、診察中シャーしたり暴れることも全くありませんでした。
「こんな大人しい猫ちゃんはまぁいないですよ。優しい子ですね」と先生も言ってくださいました。人に構ってもらうのが大好きで、本当に優しい、お利口さんでした。
癌が発覚した時、いつかお別れが近づいた時には通院もお薬も給餌も辞めて、ゆっくり過ごしてもらおうと決めていたのですが、結果的に直前まで治療を続けてしまったこと、最期5時間も苦しませてしまったことが本当に申し訳なく、きなこの亡骸に何度も謝りました。
「3日早く治療を止めていたら、もっと穏やかな最期だったんじゃないか」「癌が見つかった時すぐ手術していたら治ったんじゃないか」と、私の全ての決断がきなこにとって最善だったのか、今もぐるぐる頭を巡っています。
1番最後にお薬を飲ませた時の、苦しそうに私を見上げるきなこが脳裏に焼き付いて離れません。
でも、一つだけ自信が持てるのは、うちに来てから病気になるまで8年間、きなこは幸せだったということです。
厳しい外の世界で、優しい性格のきなこが生き抜くのは難しかったと思います。
甘えん坊で、好きなだけご飯を食べて(あげすぎだったけど)、満腹になったら仰向けで大の字になって寝るような、野生味ゼロの自由気ままな8年間でした。
・・・・・
きなこが亡くなった数時間後、名古屋の朝は晴れでした。
晴れた日は日向ぼっこがお決まりだったのでベランダへ連れて行ったら、太陽が反射して毛がきらきら光っていて、風でひげが揺れていて、まるで穏やかに寝ているようでした。
昼過ぎに、母にもきなこに会いにきてもらい、一緒にたくさん泣きました。
ペットが亡くなった時「虹の橋を渡った」と表現することがありますが、母を施設に送り届けた帰り道、ふと空を見上げると虹が出ていていました。
「あぁ、きなこがこの虹の橋を渡ったんだ」と思って虹を見ていると、心が少しだけ暖かくなりました。
・・・・・
以下は亡くなる当日の経過です。
10/24(木):朝晴れていたので、ベランダへ連れていって日向ぼっこしていると、呼吸が落ち着き少し楽なようでした。
その後9:30に病院へ行きましたが、食事が摂れていないのに体重が増加。前回の点滴が抜け切ってないとのことで、夕方もう一度通院し様子を見て点滴しましょうということに。ステロイドと利尿剤だけ注射しました。
鼻が詰まって呼吸しづらそうな状態が続いていたため、先生に「酸素室(酸素濃度を上げる機械を付けたケージ)」の利用を考えていることを伝えると、良いと思いますとのお返事でした。
しかし、先生が看護師さんに「ちょっときなこちゃんと部屋出てもらえる?」ときなこを待合室へ戻すと、「きなこちゃんには聞かせないけど、飼い主さんが酸素室を検討しだすと、体感では1週間かなと思います。飼い主さんが泣いてると猫ちゃんは心配するので、ポジティブにね」と言われました。
なんとか涙を堪えてきなと一緒に帰宅し、酸素室のレンタルを手配した後、1人で車へ行ってわんわん泣きました。
その後、ますます呼吸は苦しそうで、夕方に病院へ連れて行くのは無理だと判断。病院には1人で向かい、呼吸が悪化していること・今できることが無ければ治療を辞めることも考えていると伝えました。
先生と悩んだ結果、前回検査でアンモニアが高かったので、点滴と利尿剤で少しでも毒素を排出して、気持ち悪さがあるだろうから吐き気止めを往診でやってあげた方がいいということになりました。
18時に往診が終わりましたが、19時半頃、痙攣がでてしまいました。
痙攣→収まるを繰り返し、22時頃に痙攣は収まりました。「もしかして持ち直すんじゃ?」とも思いましたが、呼吸は悪化していきました。
苦しむ姿を見て、最後は「きな、もう頑張らなくていいよ。楽になって大丈夫だよ」と声をかけましたが、きなこは呼吸が止まっては息を吹き返すのを何度も繰り返していました。
あぁ、きなこはこの瞬間も生きようとしてるんだ、とわかり、命の尊さを改めて教えてもらった気がしました。
その後、呼吸が止まる時間が3秒、4秒、5秒と伸びていき、最期は小さく息を吸って、旅立ちました。
幸いガリガリに痩せることもなく、毛艶も綺麗なまま、穏やかな表情で今は眠っています。
自分でも疲れておかしくなっちゃったのかなと思うのですが、何度見ても眠っているきなこのお腹が呼吸してるように見えたり、きなこのくしゃみが聞こえたり、あんこに「ご飯だよー」と言うときなこを安置している部屋から音が聞こえたり。
思い違いかもしれないけれど、なんとなく、まだ側にいてくれてるのかなと思っています。
・・・・・
長くなりましたが、最後に改めて支援頂いた皆様に感謝申し上げます。
きなこが病気になり旅立ったのはとても悲しいですが、このクラウドファンディングを立ち上げたおかげで自分は本当に周りに恵まれているということがよく分かりました。
そんなきっかけをくれたくれたきなこにも、お礼を言いたいです。
もっと前の経過を含めた報告は、もう少し心が落ち着いたらアップしようと思います。
きな、うちの子になってくれて、私が辛い時には変な動きで笑わせてくれて、大きないびきで癒してくれて、本当にありがとう
いつか私も虹の橋へ行くから、少し待っててね
その時は、丼で山盛りのカリカリをあげるね
空からお母さんのこと見守っててね
ずっとずっと大好きだよ
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