大隅の地域活性化
国産飼料で育てた本物の国産肉を届けたい Meat&Meetプロジェクト
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2026/1/24 14:15
国産飼料で黒豚・黒牛を生産したい! 第10回活動報告書
生産したお肉の肉質検査結果が届きました!
黒豚肉及び黒毛和種牛肉の分析結果
〒890-0065鹿児島市郡元1丁目21番24号
鹿児島大学共同獣医学部畜産学科栄養生化学・飼料化学分野 大塚彰
まず本調査において,食肉の美味しさや呈味性に重要とされる筋肉組織の遊離アミノ酸含量を高速 液体クロマトグラフ( HPLC)法で測定した。その結果,17種の遊離アミノ酸( アスパラギン酸,グル タミン酸,アスパラギン,セリン,グルタミン,グリシン,トレオニン,アルギニン,ヒスチジン,チロ シン,バリン,メチオニン,トリプトファン,フェニルアラニン,イソロイシン,ロイシン,リシン)を 同定することができた。データの表示については,アミノ酸単体で“うま味”を示すアスパラギン酸及び グルタミン酸の2種類の合計を“うま味アミノ酸の合計”とし,また単体で“甘味”を示すアスパラギン, セリン,グルタミン,グリシン及びトレオニンの5種類の合計を“甘味アミノ酸の合計”とし,そして単 体で“苦味”を示すアルギニン,ヒスチジン,チロシン,バリン,メチオニン,トリプトファン,フェニル アラニン,イソロイシン,ロイシン及びリシンの10種類の合計を苦味アミノ酸の合計としてグラフに 示した。加えて全てのアミノ酸の合計を遊離アミノ酸合計としてグラフに示した。黒豚肉の分析結果は グラフ①に,和牛肉の分析結果はグラフ③にそれぞれ示した。次に近年,食肉の機能性成分として注目 されるイミダゾールジペプチドの含量をHPLC法で測定した。イミダゾールジペプチド類は,抗疲労, 抗老化,抗酸化等の機能性を示し,アスリート向けサプリメント等にも応用されている。イミダゾール ジペプチド類 アンセリン,カルノシン,バレニン)の個々の値と,それらの合計を機能性ジペプチド の合計としてグラフに示した。黒豚肉の分析結果はグラフ②に,和牛肉の結果はグラフ④にそれぞれ示 した。 黒豚肉の比較:遊離アミノ酸については,国産飼料で肥育した黒豚肉と慣行飼料で肥育した黒豚肉に おいて,全てのアミノ酸合計はほぼ同等の値を示した グラフ①)。これは個々のアミノ酸を比較して も同様であった。分析数が少ないので,この結果が普遍的なものであるとは断言はできないが,呈味に 重要な遊離アミノ酸含量に飼料の違いによる 国産飼料と慣行飼料)影響はないと考えられる。機能性 ペプチド含量についても同様に影響はないと考えれれる グラフ②)。 和牛肉の比較:遊離アミノ酸については,国産飼料で肥育した和牛肉( プリン)と慣行飼料で肥育し た和牛肉において,全てのアミノ酸合計はほぼ同等の値を示した グラフ③)。 これは個々のアミノ酸 を比較しても同様であった。分析数が少ないので,この結果が普遍的なものであるとは断言はできな いが,黒豚肉と同様に和牛肉においても呈味に重要な遊離アミノ酸含量に飼料の違いによる 国産飼 料と慣行飼料)影響はないと考えられる。機能性ペプチド含量については,慣行肥育和牛肉と比較し て,国産飼料で肥育した和牛肉 グラフ④)が高い値を示し,カルノシンは1.6倍で,合計量では1.4 倍となった。バレニンは痕跡レベルであった。分析数が少ないので,この結果が普遍的なものであると は断言はできないが,飼料の違いによる影響ではなく,肉質の違いが影響していると考えられる。 まとめ 黒豚肉及び和牛肉の旨味成分 遊離アミノ酸)と機能性成分 イミダゾールジペプチド)いずれに対 しても,飼料が純国産であるか,あるいは海外産原料を含むものであるかという要因が影響を及ぼさ ない可能性が示唆された。
グラフ①

グラフ②

グラフ③
グラフ④

今回は分析数が少ないので断言はできませんが、
分析して頂いた中では黒毛和牛、黒豚ともに、国産飼料給餌を行った本プロジェクトの食肉と従来の国産肉との大きな差異が見られない結果となり、現状市場に流通している国産肉と同等の品質を国産飼料でも生産出来る事が分かりました。
【ご支援いただいた皆様お待たせいたしました!】
肉質分析まで終了し、本プロジェクトの取り組みが一段落致しましたので、1月26日に報告書をメールにてお送りいたします。
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