シリア×緊急支援
シリアの子どもたちが学校に戻るために、心理ケアサポートを届けたい
みんなの応援コメント
A276
2025年1月12日
教育は未来のためにとても大事なことだと思っています。応援しています。
りょうこ
2025年1月11日
支援を必要としているこども達に出会えますように こども達が元気に大人になりますように
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
シリアで運営している幼稚園の今とこれから:増える必要性、心のケアと学校への準備
2024/12/26 12:00
こんにちは!Piece of Syriaの中野貴行です。
今日は、アサド政権が崩壊後に届いた、シリアの幼稚園の先生と生徒からのメッセージをお届けします。
<政権崩壊後も幼稚園は継続します>
皆様からのご支援のおかげで、私たちはシリア北西部で幼稚園を運営することができています。
私たちの幼稚園は、アレッポ郊外の「反体制派エリア」とされていた地域にあります。国内避難民として、他の地域から逃れてきた家族も多くいる場所です。
反体制派エリアにあるため、11月後半に空爆を受けて、地域の学校・幼稚園はすべて休校していた時期もありますが、12/15(日)に再開しました。
アサド政権が崩壊したことで、地元に帰る動きもあったのですが、いざ幼稚園が再開したところ、地域から引っ越した生徒は10%程度でした。なので、今も300名近くが幼稚園に通い続けています。
アサド政権の崩壊によって、アレッポ市内での活動も可能になったため、「より多くの子どもたちがいる、アレッポ市内に幼稚園を移転しては?」というアイデアが、現地スタッフから出てきました。ですが、上記のように引き続き、多くの生徒が幼稚園を必要としており、私たちは変わらず、シリア北西部での幼稚園を継続していきます。
<先生・生徒からの感謝のメッセージ>
サフィア先生
今、幼稚園がある地域はとても安全です。私たちはとても幸せを感じています。
シリアは、地震・戦争という苦難を経験しており、レクリエーション活動は、心理ケアが必要な子どもたちにとって重要です。幼稚園はそれを実施できる場所として、子どもたち、そして地域の人たちから必要とされています。
将来は、こうした幼稚園を、シリア全土に開設できることを願っています。
ナディン先生
14年間の苦難が過ぎ、私たちが待ち望んでいた希望が訪れました。戦争が続く中、ご支援してくださった皆さんのおかげで、教育プロジェクトを実施できました。
シリアの子どもたちに、知識と平和を届ける貢献してくれた恩人です。私たちは、今後も皆さんの支援を必要としています。なぜなら、シリアには戦争中にまったく教育を受けられなかった場所がまだまだたくさんあるからです。
私たちと皆さんは共に、無知と過激主義と戦う仲間です。今こそ、一緒に平和を広げていきましょう!
アフマドくん
幼稚園を守ってくれて、ありがとう!
いつか、皆さんがシリアに来て欲しいな。幼稚園がとっても素敵な場所なんだって案内したいんだ!
<今後の支援活動の方針について>
私たちはこれからも「シリアをまた行きたい国にする」という目標を目指し、活動を続けます。
難民として国外に避難していたシリアの人たちが、今後帰還することが見込まれます。UNHCRは2025年1~6月に100万人が帰還する、という予測をしています。特に教育が一区切りとなる、6月頃に多くのシリア人家族が戻るのでは、と現地スタッフは話しています。
シリア国内の人々の90%が何らかの人道支援を必要としている、と言われる状況で、課題は多岐に渡ります。その中でも私たちは、未来の世代を作るための「教育と心のケア」を中心に活動していきます。
今あるシリアの幼稚園、トルコの補習校を維持しながら、校舎の修復やアラビア語の補習授業の提供などもできるよう、教育を届けられる子どもたちの数を増やせるよう、スタッフ一同で取り組みを続けています。
どうぞ引き続き、私たちの活動を応援していただけますと幸いです。
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