旅教育&自立支援
「旅教育」で強い子に!ほぼ子ども&鈍行列車だけで日本中を回る18きっぷ遠足存続P




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2025/4/30 22:14
あえて「ゆっくり移動する」ことについて〜大学時代の旅の思い出と日常〜

活動報告と言いつつ、最近はコラムばかり書いている北です。
今回もコラムです。クラファンについてはチラシ印刷して配ったくらいで特に進捗がないので話すことはないです。
18きっぷ遠足は普段新幹線で1時間半くらいでいけてしまう距離をわざわざ6時間かけていくような旅なので、「そんな旅って本当に楽しいの?」と言われがちです。
しかし、ゆっくりいくからこその良いところがたくさんあるので、遠足に参加した子どもたちは自信をつけたり「また行きたい!」と言ってくれたりするわけなんですね。
今日はそんな「ゆっくり移動する」ことで得られるいろいろな副作用について解説していきたいと思います。
距離がバグった理由〜全ては毎日約20kmの自転車通学〜
福岡から上京し、東京の大学に通い始めた僕。
大学から9kmくらい離れた場所で一人暮らしを始めたのですが、初めて大学に行った際にあまりにも過酷な満員電車に心折れてしまいました。
そこで中古のママチャリを購入して通学に使うことに。トータルで定期代よりも安くなるし、いろいろ探検もできる。片道9kmという距離は最初こそ大変でしたが、日々続けるうちに体も慣れ、雨の日以外は自転車が当たり前の移動手段になりました。
通学路での発見が増えるにつれ、少しずつ行動範囲は広がっていきました。裏道や公園など、日々のルートに変化をつけることが楽しくなり、「どこまで行けるだろう」という好奇心が膨らんでいったのです。試しに大学から自宅までと同じくらいの距離にある渋谷まで走ってみると案外行けてしまったので、そこから東京駅や秋葉原など大学を拠点にいろいろなところに足を伸ばしてみることにしました。
そんな感じで片道20km、往復40kmの道のりであれば週末のお出かけ感覚でいけるようになり、都内各地でおこなわれる色々なイベントに参加していました。大学1年生の夏に片道45kmで往復90kmのディズニーランドまで行ってみることにしました。かなり限界を超えたような旅ではありましたが、「90km自転車で行くことができた」という自信はその後高崎や宇都宮のような片道100kmの地点を目指すきっかけにもなり、最終的には東京から福島県の郡山市にまで到達。大学時代末期には気分転換に突発的に高崎を自転車で目指すようになっていました。
距離感がバグると旅の楽しみ方も増えるようになった
ご存知の通り、だいたいの首都圏の長距離移動する電車は時速100kmで走ります。
鈍行列車であっても僕が8時間かけて走る道のりがたったの2時間に短縮されるので十二分に早いんですよね。
特に夜行バスと18きっぷとの出会いは衝撃で、たったの2500円で東京からいろいろなところに行けるのは革命でした。
僕の中で旅=8時間の移動といった感じなので「旅をするぞ」という意識であればわりと長時間の移動も自分の中では当たり前なものになってしまったのです。
むしろ、このゆっくりとした長距離移動の中で地域の不思議を見つける目が鍛えられました。
新幹線や飛行機に乗ると、その通り道に何があるのかさっぱりですが、鈍行列車や自転車旅だと道沿いの素敵なお店や地域ならではの雰囲気に出会える率が上がってきます。
そこで、いろいろなところに立ち寄り、「どこからきたんですか?」「〇〇から自転車できたんですよ〜」みたいな話をしていると自然とコミュニケーション能力も身につけることもできます。その結果、いろいろな地域のお友達を作ることもできるんです。
気がつけば、あまり観光名所やテーマパークに行かなくても旅を十二分に楽しめるようになり、自由な旅のスタイルを確立させることができました。
過程が見えると「できそう」が増える
自転車旅や18きっぷ旅で活かされた知見はそれだけではありません。
ゆっくり移動することで移動のプロセスを一歩ずつ体験。その過程で道のりが自然と頭に入り、地理感覚も身についていきます。街と街のつながりがわかり、「ここを曲がると、あの通りに出る」といった空間認識が自然と形成されていくのです。
もちろん、1日6時間も電車に乗る旅なんて保護者の方も学校の先生もほとんどやったことがない場合が多いので、その旅をやり切ったときには純粋な「すごい」をもらえます。そして、体験することで得た確かなイメージが子どもたちの直接的な自信につながっていきます。
18きっぷのいいところは「どんな人であっても正しい方向の電車に乗りさえし続ければ必ず目的地に辿り着ける」ということ。
どんな困難な道のりであっても、ちゃんとやり続ければ目的地に辿り着けるので、初めてのチャレンジにはもってこいだったりします。
ちなみに九州旅をした際には本州から歩いて九州に入るなんてこともやらせていました。
そんな挑戦、一緒にやってみませんか???
クラウドファンディング、目標金額低めに設定しちゃったので、最終150%目指して頑張っていきますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします!!!!
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