体験格差解消
病気や障がいのある子も楽しめるインクルーシブ音楽祭 in 大阪 を開催したい！
NPO法人AYA
みんなの応援コメント
FOR GOOD
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2025/5/21 09:00
AYAメンバーからのメッセージ Vol.4 阿部裕乃さん
NPO法人AYAのスタッフの阿部裕乃です。訪問看護師として、0歳から高齢者やお看取りまでご自宅に訪問して関わってきました。今は大学院で小児看護について学びながら、AYAの土日のイベントで現地に赴いています。
訪問看護師は自宅に訪問するので日々の体調管理や生活に必要なケアを担い日常のサポートをすることが多い中で、関わっている子どもたちがワクワクできる非日常を体験する機会がもっと増えたらいいな、何か自分自身もそういった機会に関わりたいと思っていたときにAYAの活動と出会い参画させてもらうことになりました。
実際にAYAで活動を始めてから、自分が想像していたよりも多くの子どもたちが色々な障壁によって出かける場所や機会が限られてしまっていることを実感しています。AYAの活動の中でも頻度が高いイベントはインクルーシブ映画上映会ですが、映画上映会に来てくださった方々からの声の中でもインクルーシブ音楽会を希望する声が挙がっていました。
自分自身、小さい頃に親に連れられてきょうだいと一緒に演奏会にいった記憶があります。映画館もですが、演奏が行われるホールの雰囲気、生の演奏、テレビやYoutubeでは伝わらない楽器が奏でる心地よい音楽の振動などによる胸の高まりや、演奏の間の独特な静寂は幼いながらに緊張したといった記憶など、実際に足を運ばなければ得られない経験がそこにはあります。インクルーシブ音楽会では、独特な静寂を気にせず、自分が表現したい方法でその音楽を心のままに楽しめる、そんな音楽会を体験してほしいと思っています。
子どもたちとの関わりを通じて、日々の成長や変化といった子どもたちが本来持っている力に驚き喜びを感じることがたくさんあり、それが私が子どもに関わり続けたいと思っている原動力となっています。そして、関わっている子どもたちが今後どんな風に成長しどんな大人になっていくんだろうと想像してきました。病気や障がいのある子どもたちが、私たちが子どもの頃に体験した経験、していない経験、できないと諦めずにできた経験を増やしていくための一歩として、このインクルーシブ音楽会を子どもたちに届けたいです。
私自身、仕事は好きですが、非日常のワクワクがあるからこそ、また日々の日常を頑張ろうと思えることがあります。子どもたちにも、そのワクワクを一つでも多く経験してもらうために、皆さんのお力添えをよろしくお願いします。
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