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③ 経過報告
・6/25
酸素濃度を30%へ変更後も呼吸状態は安定していたため、28%まで段階的に低下させ、その後25%、最終的には酸素供給を停止しました。しかし、日中に食欲の低下が見られたため、再び酸素濃度30%で酸素供給を再開しました。
・6/26
食欲の回復が認められなかったため、酸素濃度を40%へ変更しました。メルカゾールが食欲低下に影響している可能性も考えられたため、今後も状態を確認しながら継続の可否を判断していくこととしました。
・6/28
食欲にムラがあり、ご飯に混ぜた内服薬を十分に摂取できていない可能性があったため、注射での投薬へ変更しました。
・6/29
血液検査では、ヘマトクリット値は18%まで上昇していましたが、白血球数も高値で炎症が継続していると考えられました。また、総蛋白値の上昇も認められたため、皮下点滴量を100mLへ変更し経過を観察しました。
・7/6
血液検査の結果、ヘマトクリット値は14.2%へ低下しました。慢性貧血、白血球増加、総蛋白値および肝数値の上昇が認められたため、SAA検査と猫コロナウイルス関連の蛋白分画検査を実施しました。


・7/11
検査の結果、猫コロナウイルスは陰性でしたが、リンパ腫の可能性が示唆されました。そのため、ステロイド剤と抗生剤による治療を開始し、経過を観察することとしました。
・7/12
酸素濃度を40%から35%へ下げましたが、呼吸状態などに異常は認められませんでした。
・7/13
血液検査では、ヘマトクリット値は14.9%とやや改善傾向を示しましたが、白血球数は依然として高値でした。そのため抗生剤を増量しました。また、リンパ腫の可能性を考慮して超音波検査を実施しましたが、腫瘍を疑う所見は認められませんでした。


・7/14
酸素濃度を35%から30%へ変更しましたが、体調に変化は認められませんでした。
・7/15
酸素濃度を30%から25%へ変更後も体調は安定していたため、翌日から一般入院室で管理することとしました。

・7/16
酸素室から一般入院室へ移動しました。当初はやや食欲の低下が見られましたが、徐々に回復したため、そのまま経過観察を続けました。
・7/19
血液検査では、ヘマトクリット値が22.2%まで大きく改善し、白血球数も低下していました。貧血の改善と炎症の軽減が認められ、全身状態は回復傾向となりました。
保護主様は、何度もきなこちゃんに面会に来て下さいました。
近日、保護主様のお家に迎えていただく予定です。
TNR日本動物福祉病院 コメント
きなこちゃんを初めて診察した時、あまりにも痩せた姿にスタッフ一同大変驚きました。「何とか元気になってほしい」という思いで、みんなで力を合わせて治療に取り組んできました。
最初に判明したのは甲状腺機能亢進症でした。治療を開始すると体調は一時的に改善したように見えましたが、その後再び体調を崩し、リンパ腫も疑って詳しい検査を行いました。その結果、膵炎も併発していることがわかりました。
長い入院生活の中では、小さな変化や頑張る姿を私たちは毎日見守ってきました。甘えたいように近寄ってきてくれたり、一生懸命ごはんを食べる姿を見せてくれたり、ご機嫌な表情を見せてくれる日には、スタッフみんなで喜びを分かち合いました。
現在は、当院でできる治療はほぼ終了し、きなこちゃんは保護してくださったご夫婦のもとへ帰ります。今後の病状について決して楽観できる状況ではありませんが、ご夫婦は「これから先どのようなことがあっても、きなこちゃんとの時間を大切にして一緒に暮らしていきたい」と温かく迎えてくださいます。
どうか保護主様の深い愛情に包まれて穏やかな時間が少しでも長く続きますようにと、心より願っています。
追記
※本来は保護主様から寄付者の皆様へのコメントも掲載するのですが、当院の業務が大変立て込んでおり、ご準備いただく時間をお願いできませんでした。そのため、今回は当院コメントのみでご報告を掲載させていただきました。
保護主様に変わり、クラウドファンディングにご寄付をお寄せ下さいました皆様に、心より感謝を申し上げます。
💖猫の医療費支援プロジェクトへお寄せいただいた皆様からのご寄付で、傷病猫たちへの医療費支援を行っています。
治療を乗り越え、元気になって里親様との幸せな暮らしを始めた子もいます。
一方で、一か月以上の長期入院が続いている子や、現在も毎日、獣医から細やかな治療を受けている重症の子もいます。
こうしてそれぞれの子が懸命に命をつないでいられるのは、皆様からの温かいご支援のおかげです。心より感謝申し上げます。
第3弾 『猫の医療費支援プロジェクト』~現在、プロジェクトのご支援を受けて治療中の子たち、そして治療を終え新しい生活へと歩み始めた子たちをご紹介いたします。
この子たちの中には一生医療を必要とする子もいます。この子たちを守っていけますように、怪我や病気や苦しんでいる野良猫たちに医療を施してあげられますように、ご無理のない範囲でのご支援をどうか宜しくお願い申し上げます。(看護師 児玉・竹内・新谷)
皆様からの 『猫の医療費支援プロジェクト』ご寄付により、現在、医療を受けさせていただいている猫たちです。ありがとうございます。 犬猫救済の輪 TNR日本動物福祉病院










クラウドファンディング
継続『猫の医療費支援プロジェクト』動物愛護を未来へ繋ぐ!看護師たちの挑戦!
引き続き、野良猫たちの医療費支援を宜しくお願い申し上げます。
https://for-good.net/project/1003793