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★群馬からたどり着いた重症猫 貧血・黄疸・腫れた前肢、『猫の医療費支援プロジェクト』続く重症猫のために、どうかご支援を!
※傷病猫さんの画像が含まれています。
苦手な方は無理なく読み進めてください。
私たちは日々、このような猫たちの治療とケアに取り組んでいます。
現場の現実をを知っていただくことで、救える命があることも、
どうかご理解いただければと思います。
保護状況 ― 保護主様より ―
お盆に実家のある群馬県に帰郷したところ、8/22の土曜日に、右前肢がミニトマトくらいの大きさに腫れ、足を引きずりながら歩いている猫を見かけました。
心配になって、群馬県内で診てもらえる動物病院を探しましたが、この猫に必要と思われる外科的な治療をしてもらえるところが見つかりませんでした。
いろいろと調べた結果、川崎にあるTNR日本動物福祉病院を知りました。
群馬から川崎まで連れて行かなければ、治療をしてもらえる病院が見つからないという、病気や怪我をした野良猫たちの厳しい現実を目の当たりにしました。けれど、そのままにしておくことはできず、川崎まで連れて行って診てもらう決心をしました。
【『猫の医療費支援プロジェクト』助成金申請理由】
― 保護主様より ―
高崎市の動物愛護センターや周辺の愛護団体にも相談しましたが、受け入れてくれるところが見つかりませんでした。
SNSにも投稿して相談したところ、アドバイスをいただき、TNR日本動物福祉病院を教えていただきました。
我が家には先住の猫が2匹おり、その子たちも通院しているため、この猫の治療費を十分に負担することが難しいのです。
それでも、痛々しい足を引きずりながら歩いていたこの猫を、そのままにしておくことはできませんでした。何とか助けてあげたいと思い、『猫の医療費支援プロジェクト』に助成申請させていただくしだいです。
治療後の事はまだ決まっておりませんが、どんな病気なのかもわからず、まずは元気になってもらいたいと願っています。
外での暮らしには戻せそうになく、医療費の事、安心して暮らせるお家を見つけてあげられるかなど頭がいっぱいです。
ご協力、宜しくお願い申し上げます。
経過①
初回 8/22(土)
おぼんくん
キジ白 オス 未去勢
診断:腎性貧血、慢性肝炎、黄疸、猫エイズ陽性
右前肢が大きく腫れているとのことで来院しました。
右前肢には2~3cm大の腫瘤があり、赤く大きく腫れていました。


全身状態を確認したところ、重度の黄疸が認められました。



血液検査では貧血とビリルビン値の上昇を認め、ウイルス検査ではFIV(猫免疫不全ウイルス)陽性でした。
超音波(エコー)検査では、肝臓が全体的に白っぽく描出され、炎症が疑われました。また、左右の腎臓にも炎症所見が認められ、腎性貧血が疑われました。


まずは全身状態の改善を優先し、右前肢の治療は状態を見ながら行う予定です。
貧血に対してはエポベットを注射し、鉄剤の投薬を開始しました。
また下痢も認められ、未消化物が多く、食べたものが十分に消化されないまま排泄されているような状態でした。



経過②
8/23(日)
入院での治療を継続します。
胸部レントゲン検査では、明らかな異常所見は認められませんでした。
右前肢の腫脹部について詳しく検査を行いました。画像検査では腫れている部分に異常が認められ、腫瘍性病変の可能性も考えられるため、細胞診を実施しました。
超音波検査では、膀胱壁の肥厚と膀胱内の沈渣が認められました。
肝臓についても引き続き異常が認められており、肝臓の状態をさらに詳しく確認していくこととしました。
貧血については、前日に開始したエポベットによる治療を継続して経過を見ていきます。
食事は自力で食べることができています。
右前肢の腫瘤については検査結果を確認しながら今後の治療方針を検討するとともに、重度の貧血、黄疸、肝臓・腎臓の異常について全身状態の改善を優先して治療を続けていきます。


最後に
この子は、群馬県から遠く川崎まで運ばれ、私たちの病院にたどり着きました。
私はまだ保護主様と直接お話をしておりませんが、初回の診療をした獣医から連絡を受け、助成金適用での入院治療を了承致しました。
貧血、黄疸、肝臓や腎臓の異常、そして大きく腫れた前肢。
この子も重い状態です。
それでも、一度ここまでたどり着いた命です。
まずは、全身状態を改善することからです。
どれだけの時間になるのかは、まだ分かりません。
けれど、これまで外で辛い思いをしてきた「おぼんくん」に、体が楽になり、ごはんを食べて、安心して眠れる穏やかな時間を過ごさせてあげたいと思っています。
私は獣医師ではありません。
どれほど助けたいと思っても、私にはできないのが医療です。
ですから、こうした厳しい状態の野良猫たちにも向き合い、毎日一生懸命に治療をしてくれている獣医師たちには、本当に感謝しています。
先日、ちょっと、こんな話をしました。
「毎日のように、こういう重症の猫たちが運ばれてくるけれど、どう思う?」
「ここで治療してもらえることが広まって、運ばれてくる猫がみんなこうした重症の子ばかりで、病院がいっぱいになったら・・・・」
つまり、病院そのものが成り立たなくなってしまう、ということですよね。
「そんなにはならないでしょう。」と言ってはみましたが、実は私もその通りだと思います。
可哀そうな命を救いたい。
けれど、病院を守らなければ、次の命を救うこともできません。
そう言いつつも、それでも、今、目の前に苦しんでいる子がいて、ここまでたどり着いたのなら、私が答えられることは一つです。
「ここでできることは、やってあげよう。」
この子にも、必要な治療を続けます。
そして、おそらくまたすぐに、次の子、その次の子と、きっと助けを必要とする命がやってきます。
『猫の医療費支援プロジェクト』のクラウドファンディングも、残すところあと7日となりました。
皆様から託していただいたご支援が、この子の治療を支え、そしてまた次にたどり着く一匹の命を救います。
苦しんでいる猫たちを一匹でも多く救うために、私たちも、できることを精一杯続けます。
どうか最後まで、猫たちの命を支えていただけますよう宜しくお願い申し上げます。
犬猫救済の輪 TNR日本動物福祉病院
代表 結昭子