障害児の社会参加
障害がある子もない子もワクワクで社会とつながる場「ワットアットラボ」をつくりたい
みんなの応援コメント
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2025/10/21 12:52
「tunaido* ワークショップマルシェ」にブース出展させて頂きました!
「障害がある子もない子も一緒にワクワクできる場」
を作る為には、
医療や福祉の現場で使っている様々な支援機器を使った遊びが、
障害がない子にとっても面白く感じられるものにできるかどうか。
このことが「一緒にワクワクできる」かどうかの、一つの分岐点になる。ワットアットラボ開設を考えた当初から、ずっと考えていることです。
「うまくいくかなぁ・・・」
今まで障害のある方への支援は数多くしてきたものの、障害のない方にそのような支援機器を使って遊ぶということをした経験はそれ程多くありません。
正直、不安もあったのですが、この度、10月13日(月)にワットアットとしてブース出展させて頂いた「tunaido* ワークショップマルシェ」でその不安が吹っ飛びました!
場所は「ワットアットラボ」開設予定の神戸市西区伊川谷地区(神戸といっても駅前は田んぼばかり 笑)。
今回のイベントは、ワットアットラボの改修をお願いしている地元の建築会社「つむぎ建築舎」様とつながりのある「つない堂」様が主催。
ちなみに「繋がってる?」て神戸っ子は「つないどう?」って言うんですよね♪
※「人を繋ぎ、ご縁を紡ぎ、いい街を継ぐ」というめちゃめちゃ素敵な取り組みをされている「つない堂」様のHPはコチラ。
こちらがつない堂様の事務所でもある今回のイベント会場!

今まで参加させて頂いてきたイベントは、基本「福祉」のイベントが多く、障害のある方々の割合が多かったのですが、今回はほとんど障害のない方々の集まり。
イベントの目的はつない堂様と繋がりのある方々同士の繋がりや、地域の方々との繋がりを「ワクワク」でつくる、というワットアットのモットーとも同じもの!
なので今回のマルシェ出店をお声掛け頂いた時は、二つ返事で参加希望させて頂きました!
木工体験や

竹細工コーナー
子供達が楽しめるたくさんの体験コーナー!
(地域で子育て支援をされている方が子供たちに色々な手品体験をさせて下さってました!)

他にも地元の特産品を使ったフード販売など・・・

その中でワットアットは何しよう…と考えて準備したのが…
視線入力装置を使った射的ゲーム

※ゲームはイベントではいつも重度障害児支援システム「EyeMoT(アイモット)」を使わせて頂いています。視線入力装置はEyeTracker5を使用。固定具はmiyasukuスタンドという商品で対象の方に合わせた様々な調整が出来ます。
この日はみんなが出したスコアをホワイトボードに書いて「今日やった人の中で一番早かったよ~」、「小学校低学年でこの速さは1番やでー」など、みんなの「やったー!」や「もっと頑張るぞー!」などの「ワクワク」につながるよう動機づけをしました。

ちょっと難しかった方々には、「目が動かしづらくなっているということは日頃から身体と目を連動させて動かす機会が減っているかも…」、という話から日頃からできる簡単なケアや生活習慣の提案をさせて頂いたりしました。
「そうそう!スマホばっかり見て身体使ってなくて!」
という方が子どもも大人も大多数(笑)。日頃の生活習慣を見直すきっかけになったようです!
奥にちらっと見えているのが、「スイッチを使ったラジコンタイムトライアル」

当日の写真を撮り忘れていたので改めて撮り直したものになりますが仕掛けはコチラ。

株式会社アシテック・オコ様に市販のラジコン(真っすぐと斜め後ろしか進まない)のコントローラーを改造して頂き、スイッチで遊べるようにしてもらいました(この日は肢体不自由の方が押しやすいテクノツール社の「スムージー75」というスイッチを使用)。
ワクワクポイントは、これを「1人でやる」のではなく「1人1つのボタン担当」として協力してゴールを目指す中でコミュニケーションを生み出すこと。「うまくいかなくても友達と一緒なら笑い合える」経験を育みます。
もう一つ、スイッチを押すと模様が描けるウッドバーニング体験も。
こちらは代表理事が大好きな技術屋さん、「おぎもテック」さんの商品「アームワンダ」に様々な固定具を合わせて使わせて頂きました!(「アームワンダ」気になる方はコチラ)
少し詳しめに内容についてご紹介させて頂いたのには理由があります。
その理由とは
これこそがワットアットとしてやっていきたいこと。
そして(今のところこの地域では)
ワットアットでないとできないこと。
そう考えているからです。
こんな風に市販のラジコンやはんだごてなどの「既存の商品」と障害のある方向けに開発された「支援機器」を障害の有無関係なく、対象となる方の興味や年齢、特徴に合わせること。
そしてそれを「楽しいな!」とか「ワクワクするな!」と感じてもらえるように環境や動機づけの方法をアレンジすること。
そこには支援機器の知識や対象者の方に合わせるための技術などの専門性、そして、各種支援機関との繋がりなど、一朝一夕では準備できないことがたくさん。
知識や技術だけでなく、これだけの高価な支援機器や多岐に渡る市販品を揃えること自体、一つの小さな事業所では難しく、かといって学校や療育センターなどの大きな支援機関では予算取りや抱える対象者数の多さなどの問題もあって、「この子にはこれがいい」という個別的でタイムリーな対応が難しかったり(するのではないかという推測ですが)。
何よりもそういう福祉、教育、医療機関でなかなかできないことは
「障害の有無に関わらず、地域の子供達同士で遊ぶ機会を提供すること」。
専門的機関では難しいけれども、地域の誰もが気軽に足を運べるショッピングセンターという場所だからこそ出来ることがある。
この日は障害者手帳をもったいわゆる「障害のある子」はほとんど来られてませんでしたが、体験された方は大人も子供も、本当に楽しんでくれていました。
そんな「ワクワク」を年に1回というようなイベントではなく、日常的にくらしの景色としてワットアットラボで見られる日が・・・
あと1ヶ月と少し!
そしてクラファン終了まであと10日!
他の地域でもこんな取り組みを拡げていけるよう、様々な試みをしていきますので、「こんなこともやってみたら」
とか
「一緒にこんなことしよう!」
などのコメント、ご意見、大募集です!
皆様と一緒に取り組んでいけたら幸いです。
これだけの長文にお付き合い下さった方、本当にありがとうございました!
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