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はじめに
『困難の中で希望を手放さず、未来を切り拓こうとする若者』がいます。
ウクライナから避難し、日本語を学び、いま再び“平和の担い手”として一歩を踏み出そうとしているマリヤさん。その姿に、私たちは心を動かされました。
名古屋和合ロータリークラブをはじめ、愛知県のロータリークラブではこれまで、ウクライナの本国や避難民の皆さんへの支援を続けてきました。
例えばロシア侵攻直後の2022年4月から毎回続く「ワールドフード+ふれ愛フェスタ=現ロータリー・フードフェスタ」での募金活動などです。そして私たち名古屋和合ロータリークラブとしても以下の支援活動を行ってきました。
① 八神純子さんチャリティーコンサート(愛知県芸術文化センター)への招待。また会場内での募金活動 (2022年4月)
② ザポリージャの子供たちの絵画&写真展(JR名古屋タカシマヤ特設会場) (同7月)
③ 『ウクライナを知ろう』チャリティイベント(名古屋国際センター) (同7月)
この他、何度もウクライナの方をクラブの例会にご招待して支援&交流活動を続けてきました。
戦争が始り3年が経過した今、避難民の中にも前を向き、自らの力で未来を切り拓こうとする人たちがいます。
マリヤさんはその一人。彼女はアメリカの大学院で人権を学び、将来は人権問題に取り組む活動を目指しています。
そんな有望な若者の挑戦を、私たちは心から応援したい。だからこそ、今回名古屋和合ロータリークラブとして新たな一歩を踏み出しました。
■ウクライナから愛知へ、今も続く闘い
ウクライナへのロシアによる侵攻から、早くも3年以上が経ちました。
この間、ウクライナの人々は世界中に避難し、突然奪われた日常の代わりに、慣れない土地で必死に毎日を生きています。
マリヤさんもそのひとりです。地元は攻撃を受け、自宅近くで爆撃がありました。
身近な場所での爆発音や破壊の光景は深いトラウマとなり、今も心に影を落としています。
ここ愛知県にも100名以上のウクライナ避難民の方々が暮らしています。行政や市民の支援もありますが、ほとんどは最低限の生活を維持するもので、将来への道筋は見えにくいのが現状です。
■ウクライナから避難し、日本で前向きに歩んできたマリヤさん
2022年、ウクライナ東部のハルキウにいたマリヤさんは、母とともに戦火を逃れ、日本に避難してきました。
言葉も文化も異なる日本での暮らし。けれど、彼女はただ守られる存在ではありませんでした。
避難民としての自分の経験を活かし、以前から日本語を勉強していたこともあり、同じ立場の人たちのために通訳ボランティアを行い、支援活動にも参加し同郷の仲間を助ける立場にもなりました。
ウクライナの大学での学びもオンラインで継続しながら、自分にできることを探し続けてきました。
そして今、マリヤさんは新たな一歩を踏み出そうとしています。
「人権と国際法」を専門に学び、紛争のない世界をつくる力になりたい——そのために、アメリカの大学院への進学を決意しました。
■ 夢への挑戦——アメリカの大学院に合格!
マリヤさんが合格したのは、アメリカ・デンバー大学の国際関係大学院(コルベルスクール)。
世界中の学生が集う名門で、彼女は「人権と人道支援」を専門とするコースに合格しました。
■ わたしたちの支援が必要な理由
「なぜロータリーが?」「自分で払えないの?」「奨学金は?」そんな疑問にお答えします。
名古屋和合ロータリークラブは、戦争当初からウクライナ避難民の皆さんを支援してきました。そして今、避難生活の中から未来を切り拓こうとする若者を、次の支援のステージとして応援したいと考えています。
マリヤさんは、これまで日本での生活費や学習のために自身の貯金を使い、日々働きながらも努力を重ねてきました。大学院進学に向け、可能な限りの奨学金申請も行い、約60%の授業料をカバーできる見込みです。
それでも、残る約200万円の費用がどうしても足りず、このままでは入学を諦めなければならない状況です。
この不足分を乗り越えるためには、皆さまの力が必要なのです。
■ 彼女の夢を、みんなの力で現実に
これまで多くの困難を乗り越えてきたマリヤさん。
せっかく努力の末に掴んだ大学院合格のチャンスを、経済的な理由で諦めてほしくない——そんな思いから、私たちはこのクラウドファンディングを立ち上げました。
支援金は、マリヤさんの大学院1年目の学費として、全額を活用させていただきます。 (※目標金額:約200万円)
当初は2年間分の学費を目標とする予定でしたが、「まずは早く現地で学びたい!」というマリヤさんの強い希望から、まずは1年目の学費のみを目指します。
そしてこの200万円が達成できた場合は、2年目の学費をセカンドゴールとして再設定させていただきます。
■ あなたの応援が、未来の平和を育てます
今回のクラウドファンディングでは、ご支援くださった方への**リターン(お礼)**もご用意しています。
【全ての支援者の方へ】マリヤさんからのお礼メッセージ(動画 or メール)
【一定額以上のご支援者へ】マリヤさんがオンラインで、現地の経験や平和、人権に関する講演を行います (個人・企業・団体向けに対応可能です)
戦争の現実を知る当事者として、マリヤさんの言葉には力があります。 ウクライナの現状を知ることは、私たちにできる最初の一歩でもあります。
最後に——マリヤさんの想い
「戦争でたくさんのものを失いました。でも、だからこそ“平和”の大切さを学びました。 次は私が、誰かの平和の力になりたい。 そのための学びを、どうか応援してください。」
■ 【重要】プロジェクト進行状況に関するご報告
現在、マリヤさんの学生ビザ申請に時間がかかっており、当初予定しておりました8月の渡航が困難な状況となっております。これに伴い、留学開始時期が遅れる見込みです。
今後の見通し
現在、冬学期(来年1月頃)のスタートを目安に再調整を進めております。しかしながら、アメリカの留学生受け入れ体制も流動的であるため、再度日程が変更となる可能性がございますことを、あらかじめご了承ください。
このような状況ではございますが、マリヤさんご本人からは
「学ぶこと / 留学することはあきらめていません!」
と、非常に強い決意が伝えられております。
皆様からの温かいご支援が、マリヤさんのその強い気持ちを後押ししていると深く感謝しております。
リターンについて
留学日程の変更に伴い、リターンの送付時期も変更となる可能性がございます。確定次第、改めて皆様にご報告させていただきますので、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
引き続き、マリヤさんの夢の実現に向けて、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最新の活動レポート
2025.08.20
マリヤさん大学進学に関する進捗報告
マリヤさんの大学進学について、最新の状況をご報告いたします。結論からお伝えしますと、アメリカの大学への進学を断念し、イタリアのマチェラータ大学へ進学することが決定いたしました。以下に経緯となります...
2025.07.01
ご支援いただいた皆様への感謝のご報告
このたびは、マリヤさんのクラウドファンディングにご支援・ご共感をいただき、本当にありがとうございました。皆さまからの温かい応援のもと、最終的に1,830,000円ものご支援が集まりました。 目標にはわずかに...
2025.06.30
あと1時間。あなたの力を貸してください!
ついにクラファン、残り1時間になりました。 あと18万円。でも、ここまで来たからこそ、絶対に目標を達成したいんです!これまでの想い、背景、マリヤさんの歩みも、よければ読んでください。 でもまずは、どう...
みんなの応援コメント
agehababy
2025年6月30日
応援しています!
omaoma
2025年6月30日
1日も早い、ウクライナの平和への第一歩を願っています
U-CRANE
2025年6月30日
We are supporting you in your courageous journey and wish you all the best in your postgraduate study in the United States!