猫の殺処分ゼロ
緊急大改装!ちびびの森 保護猫シェルターをより命と向き合う場所にアップグレード




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2025/9/20 11:47
ぺやんぐのお話。1週間が過ぎて400万を突破しました!

クラファンスタートから、あっという間に1週間が経過してしまいました。
この1週間の間に、ネコリパブリック主催の日本最大級保護猫イベント「ネコ市ネコ座」が神戸で開催され、その設営、運営にドタバタしておりました。
今回も、本当にたくさんのお客様にご来場いただき、イベントは大いに盛り上がりました。楽しみながら猫助けがテーマのこのイベント。
お買い物することが、ネコリパの保護猫の医療費、ご飯代に直接役立つというイベントです。
ステージプログラムでは、多くの著名人の方にもご参加いただきました。
また、ネコリパオリジナルキャラクターの、ねこりぱんショーなど、大いに盛り上がりました!
さて、そのネコ市ネコ座で、ネコリパ首相である私、あさかが、保護猫セミナーを行ったのですが、その保護猫セミナーで、保護猫シェルターの必要性について語る際、ちびびの森シェルターで見送った猫たちのお話をしようと思ったのですが、思わず、その子達の思い出が溢れ出して、セミナー中であるにもかかわらず、泣いてしまいました。
この活動報告を書きながら、まだ、書き進めていないのに、泣いています。
今日は、ぺやんぐのお話をさせていただけたらとおもいます。
ぺやんぐは、ゆーふぉーといっしょに保健所に持ち込まれました。推定年齢14歳くらい?
ぺやんぐとゆーふぉーの命名は、ネコリパスタッフですが、レスキューしたときお腹がペコペコで、焼きそばたべたいな、、とおもいつつ、頭に浮かんだ名前を命名したそうです。
2匹は、高齢者の飼い主さんに可愛がられていました。
その飼い主さんが、住むことが難しいほど家が壊れてしまい転居となり転居先では猫が飼えない、安楽死をお願いしようとしていたらしいです。
まだまだ、健康な2匹。。
ケアマネさんが、あまりにも安楽死は可哀想なのではないかと、選んだのが保健所に持ち込むという選択肢でした。
今まで、ネコリパがレスキューしていなかった時期は、保健所は高齢猫は譲渡対象にならず殺処分されることがほとんど・・・
いずれにしても、、無責任な飼育放棄です。
いろんな事情があるとは思います。でも、自分が飼育していた猫たちを守れるのは、本当に自分自身しかありません。
病気になる可能性だって、お世話できなくなる可能性だって、誰だってゼロじゃない。
そんなとき、自分の愛猫のことをどうするか?ということを考えていない人たちが、多すぎると、保健所のレスキューをおこなっていると実感してしまいます。
所有権放棄で保健所にやってくるネコのほとんどが、高齢者の飼い主が病気になった。亡くなった。お世話できなくなった。という理由で持ち込まれるのです。
ぺやんぐとゆーふぉーは兄妹ということで、ネコリパにやってきました。
心底甘えん坊な2匹。ネコリパでは、1ヶ月は検疫期間ということでケージの中で過ごさなければなりません。
高齢猫にとって、それはストレス、、、
でも、シェルターであるかぎり、それは通らなければいけない道なのです。
そんな検疫期間に、ストレスで免疫力が落ち、ぺやんぐは病気になってしまったのです。
もともと高齢猫で、腎臓の数値がかなり悪かったぺやんぐ。。
もう、危ないかもしれない、、、というところまでいったのですが、スタッフたちの懸命な介護の末、回復することができたのです。
ぺやんぐも、ゆーふぉーも抱っこが大好きすぎて、フリー部屋になったとたん、スタッフの姿を見つけては、すぐに抱っこをしてほしいとせがんできます。
とくに、ぺやんぐは、足元にしがみつき、何度も腕で、ちょいちょいと洋服をひっぱり、とにかく抱っこをせがむのです。
飼い主さんは、きっとものすごく愛情を注いでいたのではないでしょうか?
でも、その愛情は、この子達を最期まで愛しぬく、守り抜く愛情ではなかった、、というのが切なくて仕方ありませんでした。
私が、シェルターのフリー部屋に入ると、真っ先にかけよってくるのがぺやんぐ。
そして、声にならない声で、にゃーとなき、目をしっかりみて、抱っこしてとせがんでくるのです。
フリー部屋でパソコン仕事をすることが多いのですが、その間、ぺやんぐはずっと、お膝の上というか、肩にしっかり顔と腕をひっつけて、縦抱っこの状態で、体に密着をしてきます。
たまに、なぜなぜしないと、目を見つめて、腕で私の顔をちょいちょいと触り、なぜなぜを継続するように促すのです。
パソコン仕事は、片手で行い、もうひとつの手は、ぺやんぐをなぜなぜし続けるという、器用な仕事方法を身につけることができたのは、ぺやんぐのおかげかな・・
そんなぺやんぐも、ゆっくり眠りたいときもあります。
フリー部屋の床に毛布が広げてあり、老猫たちはそこで固まってお昼寝をしていることがあります。
そんな老猫たちのお昼寝など、知ったこっちゃない、まだベイビーな猫たちもシェルターにはいるのです。
まだ1歳未満で、FIPなどを発症してしまう子猫がいます。
そういった子猫は、シェルターで投薬をして、寛解を目指しています。以前は不治の病といわれ致死率がほぼ100%だったFIPという病気。今では84日間毎日投薬することで寛解する子がほとんどなのです。
だいたい投薬から1週間くらいで、普段通りの元気さが戻ってきます。
でも、まだウィルスは体内にいるため、投薬は84日間行います。元気いっぱいだけど、FIP治療中の子猫たちと、老猫たちはフリー部屋は一つしかないちびびの森シェルターでは同居せざるを得ません。
老猫たちが、ウトウトと寝始めているところ、、子猫たちがものすごいスピードで走り回り、老猫たち踏み潰していったり、老猫たちに無邪気にじゃれて遊んでほしいとしつこくかまったりで、、老猫たちが、、、
まじ、、勘弁、、、、
といっているのが、聞こえるくらい大騒ぎなときがあります。
子猫たちが悪いのではありません。子猫たちは元気いっぱい遊ばなければいけない時期。おもいっきり遊ばせてあげたい。
でも、老猫たちはゆったりとした老後を過ごしているのです。
この解決策として、あまりにも大暴れする子猫たちをケージに入れざるを得ないのです。
だから、、子猫のためにも、老猫のためにも、部屋を分けてあげたいんです。
さらには、老猫たちは足腰が弱っているので、ネコといえども、、フローリングで足がすべることが多々あります。それは、足腰の負担になり、ストレスになるので歩かなくなり、より足腰が弱くなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
なので、すべらない床塗装をした老猫だけが過ごす老猫ルームをつくってあげたい!!
もちろん、日向ぼっこできるキャティオ付きで!!!
そんな想いをもって、改装をはじめています。
ぺやんぐにも、新しくできた老猫ルームで過ごしてほしかった。。。
ぺやんぐと一緒に、お外の花壇をみながら、森の気持ちの良い空気を思う存分吸って、日当たりのいい縁側で、ふわふわの毛布の上でゆっくりお昼寝をさせてあげたかった。
一斉TNRを決行をしていたある日、私がTNR現場へ向かおうと森のシェルターを車で出るときに、スタッフが血相を変えて走って私の車を呼び止めました。
ぺやんぐが、発作を起こしていると!!
あわてて車をとびおり、シェルターの部屋に入ると、痙攣がとまらないぺやんぐが、、、
ぜんぜん止まらない痙攣、、たまに苦しそうになる呼吸。
さっきまで抱っこをしてとせがんでいたぺやんぐ。抱っこをして、これからTNRにいってくるね、と挨拶をしてシェルターをでたばっかりなのに、、、
やだやだやだ!!と焦る気持ちと、涙が止まりませんでした。
抱っこをして、顧問獣医師による投薬指示をうけ投薬をし、痙攣が収まった、と思ってもまた始まる、、そんな繰り返しでした。
その場にいるスタッフ全員が、ぺやんぐを見守ります。
痙攣が収まり、病院まで連れて行くことになりました。
私達はTNRで、飛騨まで行かねばならず、薬がきいて眠っているぺやんぐに、
よく頑張ったね
本当にえらいね
大好きだよ
といって、飛騨に向かいました。
ぺやんぐは、1日入院をして、なかなか意識は戻らないが、ごはんを口元にもっていくと食べることができる。ということで、ちびびの森に退院してきました。
ちびびの森に帰ってきた夜。
ぺやんぐは、静かに息を引き取りました。
スタッフに見守れて。。
ぺやんぐにとって、もしかしたら、短かったかもしれないけれど、ちびびの森シェルターが最期のお家なんだと思ってくれてたのかもしれません。私達のことを家族だと思ってくれたのかもしれません。
飛騨のTNRから岐阜に戻り、ちびびの森シェルターのフリー部屋に入ったとき、いつもお迎えしてくれるぺやんぐがいない。。。
お仕事してるのに、抱っこしてくれとせがんでくるぺやんぐがいない。
ぎゅっと首元を力をいれてくっついてきてくれるぺやんぐがいない。
そう気づくたびに、涙がでちゃうんです。
何匹もの猫を見送るシェルターでの日々。でも、その度に、苦しいし、悲しいんです。
涙は止まらないし、思い出す度泣いちゃうんです。
見送ることに慣れることはありません。
でも、ぺやんぐが、ネコリパに来てくれて、私達に沢山の愛情を注いでくれたこと、ぺやんぐの最期が保健所での殺処分じゃなかったこと。
だくさんのスタッフやボランティアさんに愛されたこと。だくさん抱っこしてもらったこと。
ぺやんぐの最期の日々は、ちびびの森で過ごせて本当に良かったって、心から思うんです。
でも、、もっと甘えさせてあげたかったな、、とか、静かに過ごさせてあげたかったな、、という想いもあります。
だから、ぺやんぐのような子たちが、もっともっと、快適に、そして安心して過ごせる環境を作りたいと心から願っています。
まだまだゴールまでは1800万円足りません。
私達に、もう少しだけ力をください。
拡散や、ご支援いただけると嬉しいです。
のこり41日間。駆け抜けます!!
ぺやんぐを、抱っこした感触、ぺやんぐのニオイ、ぺやんぐの真っ直ぐ私達をみる瞳。何一つ忘れることはありません。
こうした1匹1匹の保護猫たちと向き合い、愛しぬく場所を、よりよい場所にできるよう、引き続き応援よろしくお願いいたします。
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