持続可能な地域づくり
スローフードの祝祭「テッラマードレ・ジャパン」を熊本県水俣市で開催したい!
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2025/12/31 18:45
年末のご挨拶・開催報告
年の瀬を迎え、皆さまにはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
ご報告が遅くなりましたが、おかげさまで「テッラマードレ・ジャパン2025 in 水俣」を無事に開催することができました。

11月1日の生産者会議には、アジアや日本各地から約300名の生産者をはじめ、食に関心を寄せる多くの方々にご参加いただきました。
オープニングセレモニーは、水俣の自然と暮らしを映した映像と、DJ $HOW-Tによるラップライブからスタートしました。

実行委員長による開会宣言の後、アジア・日本各地の地域名がコールされると、参加者それぞれが声で応え、会場の空気は一気に高まっていきました。
その後、ミカンを手に取り、黙食の時間へ。
爽やかな香りに包まれたホールで、ひと房ひと房を大切に味わうことで、高まったボルテージが静かに整えられていきました。

「あなたが70年後に残したい“おいしい”は何ですか?」という問いを共有し、セレモニーは締めくくられ、参加者はそれぞれのセッション会場へと向かいました。
各セッションでは、流域再生をテーマにしたアグロエコロジーの実践、生産者を起点にした企業の取り組み、アニマルウェルフェア、地域認証、アグロツーリズム、スローフィッシュ交流会など、持続可能な農業・漁業を支える多様な実践が紹介されました。
また、地元学交流会や柑橘生産者の座談会など、この地域ならではのテーマも展開されました。

ワークショップでは、台湾、タイ、そして地元・津奈木町のお母さんたちによる料理教室が行われ、食を通じた交流が自然に生まれる時間となりました。
特別対談では、島村菜津さんと高橋博之さんが登壇。
島村さんからは、スローフードはファーストフードを否定する運動ではなく、「当事者として考え、選び、答えを出していくこと」が大切だというメッセージが語られました。
高橋さんからは、未来に向けて人生を楽しむことの大切さ、そして都市で評価にさらされ続ける社会の中で、地方が果たす役割についてのお話がありました。

セッション最後のプログラムでは、「不知火海ローカルフードネット」の船出に関わる皆さんからメッセージをいただき、会場に見守られながら発足宣言を行いました。
夜の大夕食会は、地域の食を皆で味わう、あたたかな時間となりました。

その前には、水俣市立袋小学校の児童の皆さんによる『2001年水俣ハイヤ節』が披露され、まっすぐで力強い踊りが会場の心を打ちました。

最後は参加者全員で踊り、一日の締めくくりとなりました。
11月2日のマーケットには、約3,000人もの来場者を迎えることができました。
「これまでで一番、お客さんと会話をした」という出店者の声が象徴するように、会場全体が穏やかで心地よい空気に包まれていました。
みかんコンテナを円形に並べた座談会や台湾の民族舞踊も、来場者との一体感を生み出していました。

別会場ではスロー映画祭を開催し、「100年ごはん」「食べることは生きること ― アリス・ウォータースの美味しい革命」を上映。
大林千茱萸さんをはじめ、作品に関わった方々によるトークセッションも行われ、映画の背景やその後の物語を知る貴重な時間となりました。

11月3日には、日本スローフード協会の地域代表やユース、海外参加者を対象にした現地視察も実施し、水俣の暮らしと風景を実際に体感していただきました。
この3日間を通して、地域の皆さんとともにこの景色を共有できたことは、私たちにとってかけがえのない宝物です。
本プロジェクトを支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
この取り組みは、ここからが本当のスタートです。
不知火海の流域が、食を通してつながりを深め、命が豊かに循環する地域となるよう、引き続き取り組んでまいります。
忘れられない「2025年の秋」を、本当にありがとうございました。
2026年も、ぜひ仲間としてご一緒いただけましたら幸いです。
「テッラマードレ・ジャパン2025 in 水俣」実行委員一同

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