スナノミ症の解決
子どもたちの足元から未来を守りたい。ケニアへ靴を届け、スナノミ症解決へ!
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2026/1/26 20:20
11/20~23 第一回プロジェクトを実施しました!【家庭訪問編】
あけましておめでとうございます!学生NGO Waka Waka Kenyaです🔆
今回は、前回に引き続き、11/20〜23にエスンバ村で実施した第一回プロジェクトのうち、対象家庭を訪問した際の活動内容についてご報告します。
資金が限られている関係で、今回は5つの家庭に絞ってパイロットプロジェクトとして、介入を行いました。
選定を行う上で、前回の調査をもとに、スナノミ症の罹患状況、経済状況、住環境等の観点から、私たちで選定基準を設けました。それらの基準に基づいて、NPOの方に、特に支援が必要とされる5つの家庭を判断していただきました。
治療
治療は、ナース3人にご協力いただき、1軒1軒回りながら行いました。幸いなことにずっと大晴天で雨天時に比べ、動きやすかったものの、強い日差しを受けながら、家の庭先で座る椅子もなく、黙々と作業を続けてくださったナースの方々には感謝しかありません。

この日、不在で治療できない方も数人いらっしゃいました。プロジェクト初日にアンケート調査をした時にはお会いして、治療の日に家にいてほしいとお伝えしたものの、この日は家族やご近所さんに聞いても、行方が分からないとのことでした。ある女性に関しては、精神疾患をもっているため、普段から急にいなくなってしまうとのことでした。
あるお宅では、庭先で倒れこむように寝そべっている男性の姿も。スナノミ症の痛みがひどく、動けなくなっているようでした。


足だけでなく、手や腕、背中にまで感染が及んでいる患者の方もいらっしゃいました。それは、家にベッドもなく、土の床で寝るしかないという切実な現状を物語っていました。

バケツは、家庭の私物を使用しましたが、家庭によってはバケツすら持っていない家もあり、ご近所の方に貸していただくこともありました。また、治療には足を洗う水が欠かせないため、一家庭当たり20Lを人を雇って川から汲んできていただきました。村で治療を行うことは、準備から実行まで、多くの人の協力と時間が必要であり、それだけでとても大変なことなんだと実感できました。

靴の配布
ここでも小学校の時と同様、用意した靴のサイズとの不一致に苦戦しました。単なる足の長さの問題だけでなく、腫れあがったスナノミ症患者の方々の足は、横幅や縦の厚みが大きいということが盲点でした。そのため、たとえ靴の長さが足りていたとしても、靴ひもを精一杯緩めた状態で、どうしても入らないというケースも少なくありませんでした。こちらも、NPOの方にお願いして、今回靴を渡せなかった方には、特別に靴を購入して届けていただけることになりました。


今回のプロジェクトでは、日本の靴専門店であるチヨダ様からご提供いただいた靴を含め、主に現地で購入した靴を配布しました。小学校で治療した子どもたちも含めて、総勢41名の子どもたち、25名の大人に靴を届けることができました。


ある家庭では、一年前にお母さんが亡くなってしまって祖父母の家で暮らしている三兄妹がいました。彼らが靴を履いて歩いている姿に、そのおばあさんの目が思わず潤んでいる様子で、私たちのほうまで感動が伝染してきました。
その三兄妹のうちの一人は、歩くのもおぼつかない程の重症で、かかとにスナノミによる大きな病変がありました。スナノミを取り除いた後は、血が止まらずとても痛々しく見えました。
セメント舗装
今回のプロジェクトの中でも、セメント舗装は、村の人々からかなり喜びの声が上がりました。村の中で、床がコンクリートであることは、豊かさのステータスとさえなっているくらい、多くの人々は土の床で暮らさざるを得ないのが現状でした。経済的に困難な家庭の家で、床が清潔なセメントに変わったということは、まさに「ミラクルだ」と村の人々が歓喜してくださいました。


先述した通り、今回は終日大晴天が続いたため、問題ありませんでしたが、セメント舗装を行う上で、雨の侵入を防ぐ目的から、事前にぼろぼろの屋根の一時的な修理も行いました。この作業が思いのほか大変で、10kg近くあるようなブルーシートを各々の対象家庭へ運び込むことや、空気が籠り、外以上に蒸し暑くなった家の中で、ロープでブルーシートを括り付けて屋根代わりとして天井を覆うこと、シリコンで無数に空いた小さな屋根の穴を塞ぐことは、単純に聞こえますが、多くの工夫が必要で、体力も大きく消耗しました。


この作業中、多くの村の子どもたちや近所の人が私たちの様子を不思議そうに覗きにやって来ました。アンケートを取る際には、どこまでがこの家の住人なのか、多少混乱もしましたが、多くの村の人に関心をもってもらえているようで、私たちの存在を知ってもらえたという意味では良かったです。
また、かりそめにすぎないかもしれませんが、屋根の修繕は、これまで雨漏りがひどくて寝られないと語っていた人々が、少しでも快適に過ごせるように、貢献もできたかもしれません。
啓発活動・アンケート調査
小学校の時と同様で、ポスターの配布と絵本の読み聞かせ、大人と子供それぞれに対するアンケートの実施を行いました。このアンケートは、1か月、3か月、5か月のスパンで定期的に追跡調査を行うもので、今回のプロジェクトで行った介入が人々にどのような効果をもたらしたのか定量的に、また定性的に計測していこうと考えています。


今回のプロジェクトは、私たちの実際の行動によって支援を必要としている人々に、規模は小さくとも、わずかでも希望を届けられたという手応えを、初めて実感できた機会となりました。特に、子どもたちのはにかんだ笑顔は印象的で脳裏に深く刻まれました。これからも、私たちの目指すビジョンを念頭に置きながら、4月を予定している第二回大規模プロジェクトに向けて準備を進めていく予定です。
今後とも、私たちの活動を温かく応援いただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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