より良い社会
危機を希望に。読者とともに「新しいメディアのかたち」をつくりたい
 
         
                 
                         
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FOR GOOD
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2025/10/25 12:00
IDEAS FOR GOODメンバーの想い #7 情報と人の“新しい繋ぎ方”とは?数字にとらわれないメディアを描く
 
                            皆さま、こんばんは。IDEAS FOR GOOD編集部の仲原菜月です。クラウドファンディングも後半に差し掛かり、改めて私たちが多くの方々に支えられていることを実感しています。心より、感謝申し上げます。
今回クラウドファンディングのテーマとなっている、「新しいメディア」という表現。そもそもメディアとは何を意味するのかを考えなくては、この「新しい」が活きてこないように思います。
あなたにとって「メディア」とはどういう存在ですか?
メディア(Media)とは、通信・伝達・表現の手段や媒体、媒介などを意味する英語の名詞とされています。テレビや新聞、ラジオなど、不特定多数の人に向けて情報を届ける媒体「マスメディア」を想像する人も多いかもしれませんが、本来、メディアの意味は具体的なプラットフォームの種類よりも抽象度が高く、情報と人を繋ぐ仲介者を示す言葉でもあるのだと思います。

つまり、「新しいメディア」を言い換えると「情報と人の新しい繋ぎ方」とも言えるでしょう。決して、ウェブサイトの見た目が変わることや、今までと違うテーマを扱うことだけではないはずです。
クラウドファンディングに向けた話し合いを振り返ると、IDEAS FOR GOODが目指す「情報と人の新しい繋ぎ方」には複数の要素が含まれていると思います。
1つ目は、世界に散らばる情報に「誰と共に作ったレンズ(基準)」を通して触れに行くか。2つ目は、得た情報を読者の皆さまや社会と繋いだ影響を「どう評価する」のか、というポイントです。
これまで記事で紹介した情報は、編集部が磨いたレンズを通して精査してきました。そこに、何年もかけて築かれた信用もあります。一方で、編集部も人間だからこそ、レンズが偏ることもあるでしょう。ならば、固定したメンバーで作らなくても良いはず。たった一つの“正解の基準”などないはず。この問いから、「もっと多様な人と作ったレンズ」を通した情報を選ぶことが新しいメディアの一要素となります。
そうして選ばれた情報は今まで、もっと多くの人に、もっと長く読まれるほど“良い”とされてきました。しかし、読み手の時間を必要以上に奪う情報は、社会を幸せにするのでしょうか。情報インパクトは、数字だけでは測れないのです。その情報を受け取って自然や街中に飛び出すこと、ノートを取り出してアイデアを書き出すこと、大事な人を思い出してメールや手紙を書き始めること……そんな社会をもっとよくするための「今までとちょっと違う一歩」を後押しする情報を、新たな“良いもの”として評価できたら素敵ではないでしょうか。これが、新しいメディアのもう一つの要素です。
まだ具体的に何を成果として、どう評価できるのかは分かりません。それにも”正解”はないはずですから、まずは「もっと多くの人に、もっと長く読まれるほど、良い」という評価軸から部分的にでも離れてみることから始められたらと思います。
我々だけでなく社会全体がいくつもの脅威に晒されるからこそ、未来に余白をこじ開ける。それが、世界中から情報を選びとり、何かに繋げようと仕掛けを込めて世に届ける「メディア」という立場が挑戦すべきことだと考えています。
改めて、あなたにとってメディアとはどういう存在でしょうか。そして、未来のメディアにはどうあって欲しいと願いますか。たとえその答えが浮かばなくとも、この問いに対し共に向き合っていく方々に改めて出会うことができれば幸いです。
クラウドファンディングは、11月9日(日)まで。この日をゴールではなくスタートと位置付けて、皆さまと豊かな問いを作っていけることを心から楽しみにしております。
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