こども・若者の未来
児童養護施設卒園生へ、再出発の切符をーカンボジア・スタディツアー奨学金を創りたい
みんなの応援コメント
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
2025/11/12 21:00
支援者100名達成を記念して|元職員として
こんにちは、ふなです。
本日、私たちのクラウドファンディングが支援者100名を達成しました。
ここまで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。
10月1日から始まったこの挑戦も、いよいよ残り6日。
これまでに735,000円ものご支援をいただき、
第1目標(35万円)、第2目標(70万円)をどちらも達成しました。
現在は、さらに奨学金枠プラス1名(105万円)を目指して挑戦を続けています。
■ 出会いから挑戦が広がる
支援の数が増えるたびに、
「この挑戦は私とひろちゃんだけのものではない」と強く感じます。
SNSを通して、児童養護施設で出会った子どもたちだけでなく、
全国の10代〜20代の若者たちからも
「生きづらさ」「将来への不安」「夢をあきらめそうになる気持ち」など、
たくさんの声が届きました。
今日は、この場を借りて、
あなたのすぐそばにいる“施設職員”として
そんなみんなへ伝えたい言葉を残させてください。
■ 私の原点 ― 現場で感じた「命の重み」
児童養護施設で働いていた頃、
私は毎日、子どもたちの笑顔とその奥にある痛みに向き合っていました。
その日々の中で学んだのは、
「人は支え合いの中で生きる」という当たり前のことの大切さです。
退職を決めたとき、正直に言えば葛藤がありました。
「生き延びて出会ってくれた子どもたちに、これから自分は何ができるのか」
——この問いを、今も胸に持ち続けています。
退職後もSNSを通して発信を続け、
今こうして、子どもたちや若者の“挑戦”を応援できているのは、
あの現場での時間が私の原点にあるからです。
【出会ったみんなに伝えたい3つのこと】
① 困った時は、誰かの話を聞きにいこう
人生で困難や悩みにぶつかった時、
少なくとも5人の意見を聞くことを習慣にしてください。
身近な大人、先輩、誰でもいい。
その中には、必ず過去にあなたと同じ苦しみを乗り越えた人がいます。
その人の経験から、自分の言語化できない感情に名前をつけていく作業をしてください。
そのやり方が全てではなくても、様々な視点に触れることで、最終的にしっくりくる答えに出会えるはずです。
② 身近な人とあなたが心地よいこと
「社会のため」という言葉は大きく聞こえますが、
「社会」はあなたを不幸にする敵や壁ではありません。
社会とは、「2人以上が存在する空間」です。
まずは、あなたの最も身近な人を思い浮かべ、
「相手と自分のいる空間が、どんな状態だと心地いいか」
想像する。
相手だけでも、自分だけでもなく、互いの幸せが共存する境界線を意識すること。
気づけば「心地よさ」の輪が広がっています。
③ 「生まれてきてよかった」と思える瞬間を重ねよう
生きる中で痛みは避けられません。
しかし、人生には必ず
「この瞬間が永遠に続けばいいのに」と心から思える
かけがえのない瞬間に出会えます。
その瞬間こそが、
あなたの人生を導く「旗」となります。
哲学者ニーチェはこう問いかけました。
「もしこの人生を何度でも繰り返すとしても、
それでも“もう一度生きたい”と思えるか?」
自分自身に問いかけ続けてください。
この問いが、今を全力で生きるための揺るぎない力となります。
※「永劫回帰」という考え方です。興味のある方は、よければこちらの本も読んでみてください。
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◾️Follow Your HEART ― 心赴くままに
今回のプロジェクトは、NPO法人 Follow Your HEART の協力のもと進めています。
「生まれた場所や環境に限らず、誰もが挑戦できる社会をつくる」という理念に、
私も深く共感しています。
児童養護施設で暮らす子どもたちの中には
ごみの中で寝ていた、親の看病や生活費のために働いていたなど、想像を絶する困難を乗り越えてきたこどもたちもいます。
退所後も、彼らは「1人で生活していくには」という現実にフォーカスされ、
夢を追いかける余裕や、頼れる大人がいない孤独に直面しています。
皆様の支援により、私たちは実用的な支援だけでなく、「カンボジア スタディーツアー奨学金」という挑戦の機会の提供を実現できます。
この奨学金には、支援者の皆様からの
「Follow your heart.(あなたが感じるままに、思うようにやればいいよ)」というメッセージが込められていると感じています。
カンボジアと日本のこども・若者の繋がりから
新たな挑戦が生まれることが楽しみです。
FYHの活動はこちら → Follow Your HEART公式note
◾️結び
現地での準備は着々と進んでいますが、クラウドファンディングの期間は残り6日となりました。
「元職員と卒園生が共に挑戦する」姿が、
全国の子どもたちにとって“希望の証”となるよう、
目標達成に向け、私たちは決して足を止めません。
この大切な機会を1人でも多くの若者に届けるため、最後まで全力を尽くします!
若者たちの挑戦を引き続き温かく見守り、
もしよろしければ、シェアや拡散での
最後のひと押しの応援をお願いいたします。
ここまでお読みくださり、
本当にありがとうございます。
今日も、世界中の子どもたちが
安心して眠れますように。
ふな
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