島の地域活性化
少子高齢化が進む平安座島:「島の麦」でビールを作り、もう一度活気を取り戻したい
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2026/1/25 15:30
存在したかもしれない“幻のビール”を想像して
「どんなビールをつくろうか」
そう、クリフさんと話し始めたのは、数ヶ月前のことでした。
平安座島で育った大麦を麦芽にして、アクセントに島麦かなさん。そして島の風をたっぷり浴びたシークヮーサーを使う。
それは想像しただけで、平安座島をそのまま飲むようなビールになるね、と自然に話が盛り上がりました。
けれど現実は簡単ではありませんでした。
島で育てた大麦は、県内で精麦ができません。なので、一旦内地へ送り、精麦し、また島へ戻す。時間も手間も費用もかかる工程です。
だからこそ、このやり方を選ぶブルワリーは、沖縄ではほとんどありません。
それならやはり「小麦の特徴を押し出すホワイトエールにする」よりも、大麦そのものを、正面から感じられるビールにしよう!!という結論に至りました。
もし戦前、アメリカ統治よりもさらに前の時代、琉球王朝の交易時代のこの島に、すでにビールの技術や文化が根付いていたとしたら…そして、麦を育てている地域ごとに、その土地ならではのビールが生まれていたとしたら…
この地域ならきっと、夏の暑さの中での畑仕事や海の仕事。そして、海中道路をつくるために人の手で石を運び、海に道を築いていた、そんな日々の合間に飲まれるビールだったのではないか。
喉を潤し、疲れた体を少しだけ軽くしてくれる、沖縄の気候と暮らしに寄り添ったビール。
そんな存在しなかった過去のビールを想像しながら、このビールを考えました。
伝統的な上面発酵。
爽快な喉越しと、フルーティーでスパイシーな香り。
平安座島産の大麦を100%使用し、副原料には地元のシークヮーサーの皮。
モルトから感じる平安座島の土の強さと、柑橘の爽やかな香りが重なり、平安座島の「春」を表現するビールになる予定です。
これは新しい挑戦であると同時に、 あったかもしれない島の文化に思いを馳せ、敬意を込める試みです。
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