仏壇供養の新しい形
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2026/1/12 12:00
(第1話)結壇が生まれるまでの物語〜残すべきは仏壇か、祈るという行為か〜
こんにちは!仏壇屋3代目のコウスケです!

今回は、仏壇リメイクサービス「結壇(ゆいだん)」が生まれるまでの物語を話します。
きれいごとだけでは進まなかったこと。
家族だからこそ、何度もぶつかったこと。
正直、「もう無理かもしれない」と思った瞬間もありました。
完成した今だからこそ書ける、結壇の開発ストーリーを、全4回に分けてお届けします。
第一話(目次)
- 結壇で最初にぶつかった壁
- 職人の想いと、暮らしの現実
- 祈りの文化を未来へ
- 残したかったのは、形ではなく祈り
1.結壇で最初にぶつかった壁
結壇の開発で、最初にぶつかったのが、仏壇の「サイズ」と「形」でした。
この部分は、社内の中でも意見が大きく分かれました。
「これは、仏壇のサイズじゃない」
何十年も仏壇を作り続けてきた職人だからこそ、
仏壇にはこうあるべきだ、という感覚が身体に染みついている。
それは間違いではなく、
むしろ職人として、正しい感覚だと今でも思っています。
2.職人の想いと、暮らしの現実
職人として積み重ねてきた歴史や想い。
そして、今の暮らしの中で本当に必要とされる形。
この二つは、簡単には重なりませんでした。
考え方も、立っている場所も、まったく違っていたからです。

職人の立場から見れば、
仏壇には守るべき形があり、
積み重ねてきた技術や美しさがあります。
一方で、相談に来られる方の多くは、
「置けない」「残したいけど、現実的じゃない」
そんな悩みを抱えていました。
その間で、何度も話し合い、何度も意見が食い違いました。
ときには説得し、ときには自分自身も
「本当にこれでいいのか」と立ち止まりました。
3.祈りの文化を未来へ
話し合いを重ねる中で、
少しずつ考えが整理されていきました。
仏壇の形そのものを守ることが目的なのか。
それとも、手を合わせる時間や、祈るという行為を残すことが大切なのか。
最終的にたどり着いたのは、後者でした。
仏壇の形は変わってもいい。
サイズが小さくなってもいい。
でも、
手を合わせる気持ちや、
故人を思う時間だけは、なくしてはいけない。
そこだけは、どうしても譲れませんでした。

4.残したかったのは、形ではなく祈り
職人の想いと、今の暮らし。
どちらかを否定するのではなく、
どうすれば両立できるのかを考え続けた結果です。
形を変えることは、失うことではありません。
祈るという行為を、今の暮らしの中に残していくための選択でした。
結壇は、
仏壇を小さくするためのサービスではありません。
祈りの文化を、次の世代へつないでいくための一つの答えです。
次回は、デザインの話です。
サイズの問題を乗り越えたあと、
もう一つ、どうしても避けて通れない壁がありました。
(第二話に続く、、、)
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