仏壇供養の新しい形
50年続く仏壇再生工房が供養の新しい形。仕事が減少する職人さんに新しい役割を。
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2026/1/15 12:00
(第2話)祈る場所のかたちが見えたとき ~ヒントは、ひいおじいちゃんのオルゴール
こんにちは。
仏壇屋三代目のコウスケです。
第1回では、結壇を始めるにあたって最初にぶつかった
「サイズ」の壁についてお話ししました。
ただ、正直に言うと、
本当に悩んだのはその後でした。
次に立ちはだかったのが、
デザインの壁です。
目次
「小さくすればいい」では終われなかった
ひいおじいちゃんのオルゴールがくれたヒント
祈る場所のかたちが見えたとき
見えてきた、結壇のかたち
1.「小さくすればいい」では終われなかった
手のひらサイズにする、という方向性自体は早い段階で決まりました。
しかし、従来の仏壇の形をそのまま小さくすると、
どうしてもミニチュアのような印象になり、
仏壇としての神聖さが失われてしまいます。
また、今の暮らしに置く以上、
インテリアが好きな方の空間にも、
自然に馴染むデザインでなければ受け入れられません。
仏壇の文化を残すためにも、
ここだけは、どうしても妥協できませんでした。
職人と何度も話し合いを重ね、
試作を作っては直し、
試行錯誤を繰り返しました。
2.ひいおじいちゃんのオルゴールがくれたヒント
答えを探して悩んでいた、というより、
ふと立ち止まったときに思い出したのが、
ひいおじいちゃんがオルゴールを作っていた、という話でした。
昔のオルゴールは、
ただ音を鳴らすための道具ではありません。
中には、
手紙や写真、小さな宝物のように、
大切なものをそっとしまっておける、
箱としての役割もありました。
音を鳴らすこと。
大切なものをしまうこと。
3.祈る場所のかたちが見えたとき
お仏壇も、
昔のオルゴールのように、
大切なものをしまえる形にできないだろうか。
形見や、お香、位牌など。
想いのこもったものを、
そっとそばに置けるような形として。
そう考えたとき、
デザインの方向性が、はっきりと見えました。
結壇は、
手を合わせる場所であることを大切にした結果、
大切なものも、無理なく納められる形になりました。
仏具だけを置くためのものではなく、
家族の記憶や想いが、
自然と集まる“場”。
その考え方が、
今の結壇のデザインの土台になっています。
4.見えてきた、結壇のかたち
結壇のデザインは、 新しさを作ろうとして生まれたものではありません。 手を合わせる気持ちと向き合った先で、 自然と今の形にたどり着きました。 次回は、製造の苦労について。
引き取った仏壇を使う。 それが、想像以上の制約でした。
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