ガザの子ども教育支援
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2026/2/17 09:00
建物をつくることは、人の心を支えること―ガザから教育情報発信を続ける妹、ヌールさんのご紹介―
ヌールさんは、ガザに生まれた若き建築技師。
人々の暮らしを支える「社会のデザイナー」です。
彼女が設計するのは、単なる「建物」ではありません。そこに生きる人々の希望と尊厳です。
戦火と停電が絶えない街で、ヌールさんは人々の暮らしに光を取り戻す建築を夢見ています。
パレスチナ大学で建築学を学び、建築デザインと都市計画を専門とする彼女は、卒業後すぐに現場に飛び込み、地域の人々のための建築を実践してきました。
2019年から2020年にかけて、彼女はSketch Engineering社のプロジェクト・コーディネーターとして、障がいをもつ人々のための住宅改修プロジェクトを担当しました。このプロジェクトでは、太陽光エネルギーを活用した住宅の改良を通じて、家の中での移動や生活が難しい人々が自立して暮らせるよう支援しました。彼女は「誰もが安心して過ごせる家」を形にするために、設計、調整、現場監理まですべてに関わりました。
また、国連開発計画(UNDP)のボランティア技師として、視覚障がい者のための公共施設の建設に携わり、教育や医療にアクセスできる空間づくりにも貢献しました。
さらに、中東子ども連盟(MECA)と協働し、幼稚園児の栄養改善プロジェクト「Improve Children’s Healthy Nutrition at KGs」では、ガザの子どもたちが健康的に成長できる環境を整えるための調整を行いました。
彼女の歩みの根底にあるのは、常に「人間中心の建築」です。
建築は美しさや機能だけではなく、人の尊厳を守るためのもの。
ヌールさんは、そう信じて、限られた資源の中でも、人々が安心して暮らせる“場所”を一つ一つ創り上げてきました。
学生時代から、アラブ青年気候運動(AYCM)のガザ支部で環境啓発活動にも関わり、気候変動や自然保護に関するイベントを企画してきた彼女。建築だけでなく、「持続可能な社会」そのものを設計する姿勢が、彼女の信念を物語っています。

私たちとヌールさんとの出会いは、JICA教育プロジェクトで姉のアマルさんが産休に入った際、ピンチヒッターとして力を貸していただいたことに始まります。情熱的なアマルさんと対照的に、静かな語り口のヌールさん。冷静で聡明な表情の奥に、アマルさんと変わらぬ情熱と確かな信念を秘めていることが伝わってくる女性です。
自身が大学で専攻した建築の知識を仕事に生かしてきた経験から、ヌールさんのガザ教育情報発信には、戦争下のガザで大学進学を目指す高校生の将来を取り上げる内容も数多く含まれています。
「私は建築家である前に、人の痛みに寄り添う一人の人間です。もし私の設計が、誰かの笑顔や安心につながるなら、それが私にとっての“建築の意味”です。」
ヌールさんの描く未来は、レンガやコンクリートではなく、「思いやり」と「希望」でできています。

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