【無菌室に入って20日目】
無菌室に入って20日が経ちました。
先週の報告からしばらくして抗がん剤の副作用で毛が抜け始め、20日目の今日頭もだいぶきれいにマルマルになっています。


まふゆもだいぶ無菌室の生活に慣れてきているような気はします。
日本に帰りたい、おやつ食べたいとは言っていますが、精神的に日本にいたときよりもだいぶ安定しています。少しだけお姉さんになったから、というのもあると思いますが、親の付き添いokが精神の安定につながっているのだと思います。
移植をすると薬の副作用で口の中や肛門などの肌の弱いところが傷ついてしまうことがあるため、朝昼晩の口腔ケア、トイレの後のお手入れが欠かせません、ただし、日本よりもケアの要求が厳しく、あの薬買って!夜に起きて口の掃除して!等々結構要求が厳しいです。
以前2回目の移植の時に裂肛を起こしてしまい、ものすごくかわいそうな思いをさせてしまった為、今回はかなり使命感を持っておしりのお掃除をしています。
【生着まで】
生着(せいちゃく)とは簡単に言うと移植した細胞が移植先の体内に根付くことを言います。つまり今回で言うと私の細胞をまふゆの身体が受け入れてくれたか?ということになります。
移植直前のお薬や、移植による体にかかる負荷、感染症、など移植に懸念事項はたくさんあるのですが、無事に生着するか?というところも心配ポイントです。
今回の移植に関して生着まで順調にいけば12~14日ほどといわれています。
今日で移植してから9日目、無事に生着することを祈るばかりです。
【はたらく細胞 すごく良い】
“はたらく細胞”という体の中の細胞を擬人化して、分かりやすく面白く描いた漫画があります、今ネットフリックスでそのアニメが見れるのでまふゆに病気の説明をするのに使っています。
ほら!今白血球が身体にいないからバイキンが入ったら大変でしょ!
なんて説明したら「なるほどね」とスンナリ理解してくれます。
少し血が出る描写がありいままで昔は見せていなかったのですが、コナンがいいならこれもいいかと普通に見せています。
まふゆにはたらく細胞で好きなの誰?って聞いたら「スギ花粉」といわれました。
【ここでの出来事】
中国国内で日本人だから、と差別的なことをされたことは特にないのですが、日中間では政治的な緊張関係が続いたり、日本人を狙った事件、というのも実際に起こっています、何よりメリットがないので、自身が日本人であることを大っぴらに言うことはありません。
今の閉鎖的な環境や大切な家族が置かれている状況の中、周りにはストレスを抱えた人も多くいるので、現在はどちらかというと日本人であることは隠していた方がいいかもしれないな、と思っていました。
今は妻と義母が私の食事を用意してくれているのですが、食事を入れる袋に娘の名前KAWAGUCHI MAFUYUと部屋番号書いておく必要があります。
受け渡しエリア担当のおばちゃんがそれを見て、さっそく身バレしておばちゃんによく話しかけられるようになりました。
先日「お前は日本人なんだからここではそれを隠すんだぞ!もし何か聞かれたら南方出身だ!っていえばいいからな!」と80㏈以上の大声で言われ、そこにいる複数人の別の中国人のおばちゃんたち全員に日本人であることがばれました。