はじめまして。いつも温かいご支援をありがとうございます。
とりくむゑメンバーの内田歩です。
私は2017年9月から2018年8月までの1年間、ルワンダに留学していました。現在は国際協力の仕事に携わり、アフリカに駐在しています。
世界では今も紛争や対立が続き、悲しいニュースが絶えません。そんな現実を前にすると、「平和なんて本当に実現できるのだろうか」と無力感を覚えることもあります。
それでも私が平和を信じ続けたいと思えるのは、ルワンダでの経験があるからです。
留学中、私はルワンダや大湖地域をはじめとするアフリカ各国から集まった学生たちと同じ教室で平和学を学び、同じ学生寮で生活をしていました。
そこには、歴史的な対立や紛争の影響を受けてきた若者たちもいました。最初から互いを深く理解していたわけではありません。それぞれが異なる背景や価値観を持ち、ときには偏見やわだかまりを抱えていたこともあったと思います。
しかし、同じ教室で学び、同じ食卓を囲み、語り合い、ときにはぶつかり合いながら時間を重ねる中で、国籍や民族、過去の出来事を超えて、お互いを一人の人間として理解し、信頼関係を築いていったのです。
(寮の仲間たちと夕食後のハッピーな写真。夕食は当番制で炭火で料理していました。)
日本人留学生だった私も、その温かな輪の中に迎え入れてもらいました。国籍や文化の違いを超えて家族のように受け入れてくれた彼らの優しさは、今でも忘れることができません。そのコミュニティそのものが、私にとって「平和」を体感できる場所でした。
平和をつくること、それは決して簡単なことではありません。それでも、人は互いを知り、同じ時間を過ごし、対話と相手を理解しようとする努力を重ねることで変わることができる。異なる背景を持つ人々が信頼関係を築いていく姿を目の当たりにしたことで、こうした場を少しずつ広げていけば、平和は決して理想論ではなく、実現できるものなのだと心から信じることができるようになりました。

(ギターを弾いているのはYENA代表のロドリグ。学生寮では皆で歌ったり、お互いのために祈りあったり素敵な時間を過ごしました。)
私たちとりくむゑのメンバーにとって、大湖地域は遠く離れたアフリカの一地域ではありません。人生を変えてくれた大切な仲間たちが暮らしている場所であり、今も彼らの顔が鮮明に思い浮かぶ特別な場所です。
私自身、ルワンダで出会った友人たちの「自分たちの国・地域のために平和の担い手になりたい」という言葉や実際に行動を起こす姿に強く影響を受けました。いつかまたアフリカに戻って彼らと一緒に働きたい、と当時思わされたことが、現在の国際協力の仕事を始めた原点になっています。

(ルワンダ、ブルンジ、コンゴ民、南スーダンなどの様々な国から集まった学生たちと一緒にPUR在学中、私も非暴力ワークショップに参加しました。)

(ワークショップでは講義に加えてディスカッションやロールプレイを通じて、対話、共感、批判的思考、紛争解決の方法を学びました。)
インターネットを通じて世界中とつながれる時代だからこそ、実際に出会い、同じ場所で時間を過ごし、ともに学び、本音で語り合い、相手の立場に思いを馳せる経験には大きな価値があると感じています。
今回のプロジェクトを通じて、現地の若者たちにそのような機会を届けたい。そして未来を担う若者たちが、対立ではなく対話を選ぶ力を育む後押しをしたいと思っています。
私たちと一緒に、平和を諦めずに信じてみませんか。
ネクストゴールの達成に向けて、引き続き温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
内田歩