【活動報告③】日本語学校で育まれる、生徒と先生、それぞれの学び
皆さま、いつも温かいご支援をありがとうございます。
日本での生活が始まり、高校生たちは東京国際日本語学院での授業に励んでいます。
この短期留学の目的は、日本を訪れることだけではありません。
実際に日本語を使い、日本で生活し、日本の先生から学ぶことで、「生きた日本語」を身につけること。そして、その学びを将来ウクライナへ持ち帰ることが、このプロジェクトの大きな目的です。
高校生たちにとって初めての日本語学校
高校生たちは、これまでウクライナで日本語を学んできました。
しかし、日本で日本人の先生から授業を受けるのは今回が初めてです。
最初は少し緊張した様子も見られましたが、授業が始まると積極的に発言し、先生やクラスメートとの会話にも意欲的に挑戦していました。
「もっと話せるようになりたい。」
そんな気持ちが日に日に強くなっているように感じます。
授業では笑顔があふれ、ときには教室中に笑い声が響くこともあります。
楽しみながら日本語を学べる環境は、生徒たちにとって大きな刺激になっています。

学んでいるのは、生徒だけではありません
今回の短期留学では、生徒だけではなく、ウクライナで日本語を教えているカテリーナ先生にとっても、大きな学びの機会となっています。
先生は毎日、日本語学校の授業を見学し、日本人教師がどのように授業を進め、生徒の発言を引き出し、楽しく学べる雰囲気をつくっているのかを熱心に観察しています。
授業が終わると、日本語学校の先生方と意見交換を行い、「この教え方は武道館学校でも取り入れられるのではないか」「もっと生徒同士が話す時間を増やしてみよう」など、次の授業づくりについて活発に話し合っています。
企画段階から掲げていた「日本の日本語教育を学び、ウクライナでの教育へ生かす」という目標が、すでに形になり始めています。
今回の学びは、この9人だけで終わるものではありません。
武道館学校へ持ち帰られ、これから日本語を学ぶ多くの生徒たちにもつながっていきます。
授業が終わっても、学びは終わりません
授業が終わると、高校生たちは宿泊施設へ戻り、その日の宿題や漢字練習に取り組んでいます。
特に漢字は、生徒たちにとって最も難しい学習の一つです。
それでも、「書けるようになりたい」「読めるようになりたい」という気持ちから、他の学生が帰ったあとも教室に残り、黙々と練習を続ける姿が見られます。
一文字ずつ何度も書き直しながら、日本語と真剣に向き合っています。
その努力は、日本語学校の先生方からも高く評価されています。

日本で学んだことを、未来へ
今回の短期留学は、日本で過ごす3週間だけが目的ではありません。
高校生たちは、日本語をさらに好きになり、日本への理解を深め、その経験を将来の進路や人生へ生かしていきます。
そしてカテリーナ先生は、日本で学んだ授業づくりや教育方法をウクライナへ持ち帰り、武道館学校でこれから日本語を学ぶ生徒たちへ還元していきます。
皆さまからのご支援は、高校生一人ひとりの成長だけではなく、日本とウクライナをつなぐ教育の未来にもつながっています。
改めまして、この貴重な学びの機会を支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。