瀬戸内に浮かぶ、面積1.32平方キロの小島。佐合島(さごうじま)。かつて約1,000人が暮らしたこの島の、現在の人口は——5人(4世帯)です。

問いを立てたのは、「人口5人の島から未来をつくる会」の梅本将輝さん。1993年生まれ、普段は東京で宇宙開発の仕事に携わりながら、ライフワークとして佐合島に通う二拠点生活を送っています。
きっかけは2025年1月、祖父からのひと言でした。
「島を継がないか」
祖父の故郷であるこの島と、梅本さんはそこから本気で向き合いはじめます。
住民5人が支える、水道・下水・電気
佐合島の暮らしは、驚くほど手作りで成り立っています。
水道は島内の深井戸が水源で、水道法に基づく採水検査を住民自身が毎日行っています。下水道はなく、住民が小型バキュームカーを運転して各戸を回り、島内の船に溜めて数ヶ月ごとに本土へ運び出す。電気は隣の長島から送電鉄塔を経由して届き、台風で断線すれば本土から発電車が駆けつけます。
梅本さんが感じているのは、静かな危機です。人口が減れば一人あたりの維持コストは跳ね上がり、インフラ更新は後回しにされる。そして人がいなくなった瞬間に、インフラは切り離される。再接続コストが高すぎて、二度と住めない島になる。これは全国の離島・中山間地域に共通する構造です。
「電気がなければ、早く寝ればいい」
けれど佐合島には、悲観だけではない空気があります。「公共の水道が止まっても浅井戸から汲める」——不便を楽しみながら暮らす余裕。人口5人のうち4人が集まる「井戸端会議」が、島の最高意思決定機関です。
だからこそ梅本さんは、本土と同じ品質を追う道ではなく、「フェーズフリーな複線化」を構想しています。各家庭の井戸を活かした自家浄水、下水の島内処理、太陽光と蓄電池の組み合わせ。維持コストを下げながら、災害時にも途絶しないインフラへ段階的に移行していく。島全体の電力は、停電時に発電車一台で足りる規模です。だとすれば、自給は夢物語ではありません。
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10月23日、一緒に考えませんか
10月23日(金)の共創ワークショップでは、梅本さんとともにこの問いに向き合います。過疎地域のインフラや防災を変えたい方、水道や電気の維持管理に悩む自治体担当者、オフグリッドや太陽光・雨水利用など分散型インフラの技術をお持ちの方、「不便を豊かさに変える」あり方に関心のある方をお待ちしています。
ワークショップへのご参加はこちらのサイト(Peatix)をご覧ください。
クラウドファンディングへのご支援をお願いします
「未来のシマ共創会議 2026」は今年で3回目。佐合島をはじめ6つの島々が「本気で解決したい問い」を携えて集まります。この会議を実現するため、8月末までクラウドファンディングに挑戦しています。いただいた資金は、ワークショップの運営費、アーカイブ動画の制作費、公式ブックの発行費などに使わせていただきます。1,500円からご支援いただけます。
人口5人の島で見つかる答えは、きっと人口5万人の町にも効きます。ぜひ、一緒に考えてください。
👉 クラウドファンディングページはこちら https://for-good.net/project/1004074
👉 未来のシマ共創会議 2026 の詳細はこちら https://ritokei.com/campaign/co-creation