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NPO法人 ひろしま人と樹の会です。
現在、三原市大和町での「広島式竹炭窯づくり」に向けたクラウドファンディングに挑戦中ですが、今回は私たちが長年継続して取り組んできた現場のひとつ、「史跡中小田古墳群の史跡指定範囲内に生えている孟宗竹(外来種)伐採除去(広島市安佐北区口田南)」した、竹林整備活動を振り返ってご紹介します。
「竹林整備って、実際はどんなことをしているの?」
そんな疑問を持つ方に、私たちの活動のリアルをお届けできれば幸いです。

1. 歴史ある古墳を飲み込む、放置竹林(外来種)の脅威
中小田古墳群は、広島市にある貴重な国指定史跡です。
しかし、外来種の孟宗竹が急激に侵入・密集し、鬱蒼とした暗闇に覆い尽くされて当該古墳群の文化財としての価値や景観を損ねていました。
生育の活発な外来種の竹林は光を遮り、他の樹木や下草を枯らしてしまうだけでなく、根が浅いために土砂崩れの危険性も高まります。
そこで当会では広島市からの委託を受け、古墳群の文化財として価値を維持し日本古来の自然と景観を守るための外来種(孟宗竹)を撲滅する、本格的な竹林整備をスタートさせました。
2. 急斜面での奮闘!「竹おろしリレー」と「現場粉砕」
竹林整備は、想像以上の重労働です。
密集した竹林の中に足を踏み入れ、チェーンソーや手ノコで1本ずつロープを掛けて安全に伐採していきます。
特に大変なのが、伐採した竹の「運び出し」です。
足場の悪い急斜面で、参加した会員やボランティアの皆さんで一列に並び、バケツリレーのように手渡しで竹を麓まで運び出す「竹おろしリレー」を行いました。

運び出した竹は、その場で自走式チッパー機に投入して細かく粉砕(チップ化)していきます。
山積みの竹が大きな音を立ててチップへと変わっていく作業は爽快感もありますが、安全管理を徹底しながら全員が汗だくになって作業を進めます。

これまでに中小田古墳群の現場だけでも、
- 伐採作業:21回
- 竹チップ粉砕作業:18回
- 累計伐採本数:2,100本以上
- 延べ参加人数:500名以上
という実績を積み重ねてきました。
3. 光が差し込んだ山と、見えてきた「次の課題」
何十回もの作業を重ねた結果、鬱蒼としていた古墳の斜面は見違えるほど明るくなり、青空と風が通り抜ける清々しい里山(外来種のない)へと生まれ変わりました。
地域の方からも「景色が明るくなった」「安心して歩けるようになった」と喜んでいただけたことは、私たちにとって何よりの励みです。


しかし同時に、現場で痛感したことがあります。
「これだけの労力をかけて伐採しても、チップにするだけでは追いつかない」
ということです。

粉砕した竹チップは遊歩道の敷材や土壌被覆に使えますが、2,000本を超える竹をすべてチップとして消費・循環させるには限界がありました。
切って終わり、チップにして終わりではなく、
「もっと地域や農業に役立つ高付加価値な資源に変えられないか?」
この中小田古墳群をはじめとする各地での地道な伐採経験があったからこそ、私たちは次のステップである「竹炭窯の建設」へと踏み出す決意を固めました。
私たちは何千本もの竹と向き合い、現場で泥だらけになって汗を流してきたからこそ、この「広島式竹炭窯」をなんとしても成功させ、里山の持続可能な循環モデルを形にしたいと考えています。
11月4日から7日「広島式炭窯」を実際ゼロから造成します。
大変貴重なワークショップを開催します。私たちの手で、歴史ある炭窯を組み上げて行きましょう。
私たちの挑戦を、ぜひ応援・シェアしていただけると嬉しいです!
プロジェクトページはこちら
https://for-good.net/project/1004153
