こんにちは。田川教育振興財団設立プロジェクト事務局の髙木です。
昨日の北先生の活動報告「お金があったら、あえて本気で考えてみる」は、読んでいただけましたでしょうか?
「お金があったら、子どもたちのためにどんなことをしたいか」
田川教育振興財団の設立に対する、もっとも核心を突いた問いだったと思います。
私もこの問いについて考えてみましたので、今日はそのことを書きます。
多種多様な大人が集まる場所、いいかねPalette
私は株式会社BOOKで働き、田川市の旧小学校を活用した施設「いいかねPalette」で活動しています。
ここには、さまざまな人たちが入居しています。
- ふすまや網戸の張り替えを行う就労支援事業所
- 音楽制作会社
- 不動産事業者
- 訪問看護の事業者
- 地域の芸術振興団体「アーツトンネル」の事務所
- あちこちから来て暮らしている、長期滞在者の人たち
- ひきこもり支援事業者
これほど多種多様な大人が集まっている施設は、あまりないのではないかと思っています。
大人の場所に、子どもが集まる仕組みをつくる
この場所で私は、毎週1回フリースクールを開き、その日の夜には子ども食堂を開き、多様な大人が集まる場所に、子どもが集まる仕組みをつくっています。

またアーツトンネルの代表を務める佐土嶋さんはアーツトンネルの共同アトリエで「ずこうしゃこどもアートスタジオ」という事業をしています。
この事業では、未就学の子どもから大人まで、あらゆる人達が、何かを表現したり、何かを感じたり、作品を作ったりしています。

つまり、いいかねPaletteは、大人だけでなく、子どもたちも訪れる施設になっているのです。
出会うことのない大人と、出会えること
私は、この状態が田川の子どもたちにとって大切だと思っています。
クリエイターやアーティスト、映像や音楽の制作者など、何かをつくったり、好きなことを仕事にしたりしている大人は、田川ではあまり多くないと感じています。
ところがいいかねPaletteでは、そうした人たちの割合が高く、子どもたちと出会う機会も多くあります。
ふだんは出会わない大人と、子どもたちが話をしたり、交わったり、その存在を知ったりする。それは子どもたちの将来に、よい広がりをもたらすのではないでしょうか。
だから私は、いいかねPaletteは田川に必要な施設だと考え、この場所を少しでも長く存在させたい。その思いで働いています。
お金があったら、何をしたいか
「お金があったら何をしたいか」という問いに、私は「いいかねPaletteを…」とは答えません。
私がしたいのは、さまざまな仕事を持つ大人、自分のやりたいことや興味に没頭して、作品をつくったり何かを生み出したりしている大人と、田川の子どもたちが、安全に交わる場所を確保することです。
そんな場が、田川地域の8市町村の小学校区それぞれにある。お金があったら、そういう状態をつくりたい。北先生の活動報告を読んで、そう感じました。
選択肢を「知る」ことと、「感じる」こと
子どもたちの選択肢を増やすことは、大人の役割であり、社会の役割だと私は考えています。
そのための役割はいろいろあります。
学力を上げる手助けをすること。
進学にしっかりお金を出すこと。
学びたいという気持ちを、金銭面で支えること。
そのなかで私がまず大切だと思うのは、「こんな将来の選択肢があるんだよ」と、子どもたちに知ってもらい、感じてもらうことです。
そうした職業、そうした大人が存在することを、子どもたちの中にしっかりと届けたいのです。
選択肢を増やすには、大人が与える場合と、子どもが「選択肢は広いな」と自分から感じる場合があります。
後者もとても大切で、その「感じられる環境」をつくることこそ、大人と社会の役割だと思います。
だからお金がたくさんあれば、田川地域の小学校区ぐらいの単位で、そうした場所をつくっていきたい。それが、私の答えです。
今日の活動報告は以上です。引き続き、みなさんと、このクラウドファンディングを盛り上げたいです。よろしくお願いします。
是非、みなさんの考えも聞かせてください!