絵本のクラウドファンディング完全ガイド18選と実践ノウハウを徹底解説
「絵本をクラウドファンディングで作れるの?」と思っていませんか?子どもの教育、社会課題、地域の記憶——どんな想いを込めた絵本でも、共感してくれる支援者は必ずいます。この記事では、実際にFor Goodで成功した18事例をテーマ別に紹介しながら、始め方から達成のポイントまでわかりやすくお伝えします。
この記事でわかること
・For Goodの絵本クラファン成功事例18選
・目標金額の設定とリターンの決め方
・共感を集めるプロジェクトの作り方
絵本のクラウドファンディングは、出版社を通さなくても「作りたい」という想いを形にできる手段として、年々注目が高まっています。
ここでは、社会課題への共感を集めたプロジェクトから、地域の自然や文化を伝える絵本まで、For Goodで実際に目標を達成した18の事例をテーマ別にご紹介します。
どんな絵本が支援を集めるのか、ぜひ自分のプロジェクトのヒントにしてみてください。

ForGoodは達成率80%超・掲載手数料0円で、プロジェクト開始から終了まで専任スタッフが伴走してくれるため、初めての方でも安心して挑戦できます。まずは無料相談から始めてみるのがおすすめですよ!
For Goodで実現した絵本クラウドファンディング成功事例18選
「絵本をクラウドファンディングで出版する」と聞いて、難しそう・資金が集まらなさそうと感じる方もいるかもしれません。
しかし実際には、教育・医療・環境・多様性など幅広いテーマの絵本プロジェクトが次々と目標を達成し、中には目標の300%超えを実現した事例も存在します。
まずは、For Goodで実現した成功事例をご覧ください。
アナログの良さを子供に伝える絵本
デジタル化が進む現代において、アナログの価値を子どもたちに伝えることをテーマにした絵本をクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
東大教授監修のもと、カラーと線画を交互に配置するという独自の仕掛けで子どもの想像力や創造性を育てるという明確なコンセプトが、多くの支援者の共感を集めました。
目標200万円に対して330%を達成し、最終的には660万円超を集めるという、絵本クラウドファンディングの中でも際立った成功事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 【失われるアナログの価値】東大教授監修:絵本を通じてアナログの大切さを子どもに
■達成金額 ¥6,606,119(達成率330%)
■支援者数 388人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001820
読む楽しさをすべての人に与える絵本
知的障害や読書に困難を抱える人でも楽しめる「やさしく読める本=LLブック」を、大学生チームがクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
やさしい語彙・分かち書き・読みやすいレイアウトなど読書のユニバーサルデザインにこだわり、地域の街並みを舞台にしたオリジナルストーリーという具体的なコンセプトが幅広い支援者の共感を集めました。
目標120万円をちょうど100%達成し、118人の支援者とともに「誰もが読書を楽しめる社会」への一歩を形にした事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 甲南大学発!やさしく読める”LLブック”で、読む楽しさをすべての人へ。
■達成金額 ¥1,200,000(達成率100%)
■支援者数 118人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002295
LGBTQ×多様性をテーマにした絵本
LGBTQや多様な家族のカタチをテーマに、子どもたちが「ありのままの自分でいい」と思えるきっかけを届けることを目的に制作された絵本プロジェクトです。
トランスジェンダー当事者と絵本作家がタッグを組み、実体験に基づいたリアルなストーリーと温かみのあるイラストで、子どもだけでなく親や教育者にも広く共感を呼びました。
目標100万円に対して103%を達成し、For Goodアワード2025の人権・マイノリティ部門も受賞した注目の事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 【LGBTQ×多様性×絵本】子ども達がそのままの自分で良いと思える物語を届けたい
■達成金額 ¥1,033,000(達成率103%)
■支援者数 97人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001865
いろんな家族のカタチを学べる絵本
家庭環境に悩む子どもたちに「家族のカタチは一つじゃない」と伝えることをテーマに、元児童養護施設職員と絵本作家がタッグを組んでクラウドファンディングで制作した絵本プロジェクトです。
血のつながりだけが家族ではなく、安心できる存在を「こころの家族」と呼べるようにというコンセプトが、施設出身者・教育関係者・保護者など幅広い層の共感を集めました。
目標100万円に対して106%を達成し、119人の支援者とともに全国の子どもたちへ絵本を届けた事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 【いろんな家族のカタチ】の絵本を、家庭環境に悩む全国のこどもたちに届けたい!
■達成金額 ¥1,063,000(達成率106%)
■支援者数 119人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001285
発達グレーゾーンの子どもの気持ちを通訳する絵本
発達グレーゾーンの子どもたちが言葉にできない気持ちを絵本で「通訳」し、「グレーゾーン」という言葉を「彩光の子(さいこうのこ)」に変えることを目指した絵本プロジェクトです。
現役の保育教諭が自身の長男との実体験をもとに制作し、子どもの気持ちが伝わらずに悩む親や支援者に安心と希望を届けるというコンセプトが、多くの共感を集めました。
目標50万円に対して115%を達成し、47都道府県への絵本届けを目指した熱い想いが支援者95人の心を動かした事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 グレーゾーンの子どもの気持ちを通訳する絵本を日本全国に届けたい「彩光の子革命」
■達成金額 ¥579,000(達成率115%)
■支援者数 95人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002667
生きづらさを抱える人たちへのうた絵本
生きづらさを抱える人たちに「そのままのあなたでいいんだよ」という想いを届けることをテーマに、シンガーソングライターとアーティストがタッグを組み、歌をもとにした「うた絵本」をクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
ADHD・アスペルガーなど複数の特性を持ちながら音楽活動を続けるアーティスト自身の実体験が共感を呼び、子どもから大人まで幅広い層から支持を集めました。
目標60万円に対して231%・103人の支援者を集め、小学校や福祉施設への寄贈・読み聞かせ活動へとつながった事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 生きづらさを抱える人たちに、うた絵本で「いいよ」を届けたい!
■達成金額 ¥1,388,000(達成率231%)
■支援者数 103人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001390
小児がんと生きた時間を描いた絵本
5歳で小児がんを発症し13歳で旅立った息子の「普通の日が宝物だった」という言葉と生き様を、一冊の絵本として未来へ届けるために立ち上げたプロジェクトです。
「ぼくには次の機会がないかもしれない」という作文の言葉が多くの人の心を揺さぶり、病院・ホスピス・学校への寄贈を通じて命と向き合う人たちへ希望を届けるというコンセプトが351人の共感を集めました。
目標170万円に対して189%・322万円超を達成し、小児がん支援にもつながった感動の事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 小児がんと生きた時間を、一冊の絵本に〜4760日の人生から届けたい想い〜
■達成金額 ¥3,226,254(達成率189%)
■支援者数 351人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1003288
18歳で旅立った少年の絵本
16歳で脳腫瘍を発症し、2度の再発を経て18歳で旅立った少年が、過酷な闘病中も一度も弱音を吐かず周囲に「ありがとう」と微笑み続けた生き様を、絵本というかたちで未来へ残したプロジェクトです。
彼と接したすべての人が笑顔に救われたという実話が多くの人の心を動かし、「本当の強さとは優しさである」というメッセージが210人の支援者に届きました。
目標100万円に対して232%・232万円超を達成し、病院や学校・公共施設への寄贈を通じて「ありがとうのたね」を社会へ広げた事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 18歳で旅立った少年の笑顔を絵本に。闘病中も絶やさぬ「ありがとう」を届けたい
■達成金額 ¥2,329,000(達成率232%)
■支援者数 210人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1003220
18歳で生涯を生き抜いた愛娘の日英版絵本
小学生でがんを発症し、6年後に再発・余命宣告を受けながらも車いすで大学受験に挑み合格を勝ち取った18歳の娘の生き様を、「命とは長さではなく、瞬間をいかに輝かせるか」というメッセージとともに日英バイリンガル絵本として世界に届けることを目指したプロジェクトです。
美術教師を夢見た娘が闘病中に描いた油彩作品と、家族が体験した温かな実話をもとにした絵本が、82人の支援者の心に響きました。
All-in方式のため目標未達でも実施が確定しており、国内外のホスピス・学校・図書館への寄贈を通じて命の尊さを伝え続ける事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 18歳で生涯を生き抜いた愛娘の想いを日英版絵本として出版し、世界に届けたい!
■達成金額 ¥557,000
■支援者数 82人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1003125
「お口のテーマパーク」お口からの健康の絵本
歯科学生を中心とするU30の有志チームが、お口の中をテーマパークに見立てたファンタジー絵本をクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
「歯みがきの大切さを直接説かない」という逆転の発想で、健康意識の低い層にも自然に届くコンテンツを目指したコンセプトが、173人の幅広い支援者から共感を集めました。
目標200万円に対して137%・275万円超を達成し、全国での読み聞かせイベントや保育・教育機関への波及も見据えた事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 【絵本『お口のテーマパーク』の制作】絵本を通して人々にお口からの健康を届けたい!
■達成金額 ¥2,754,000(達成率137%)
■支援者数 173人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001680
沖縄の未来へ想いを込めた絵本
沖縄本島中部を舞台に、基地も戦争もない「パラレルワールドの沖縄」をポジティブに描いた文字のない絵本「ウィンメルブック」を、地元の古書店主がクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
「反対でも賛成でもなく、もし基地がなかったらどんな沖縄になるだろう」という新しい平和へのアプローチが、県内外・海外のファンを含む270人の共感を集めました。
目標200万円に対して141%・282万円超を達成し、沖縄の文化・歴史・民話を詰め込んだ一冊が実現した事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 文字のない絵本を出版して、沖縄の未来をポジティブに考えたい!
■達成金額 ¥2,823,577(達成率141%)
■支援者数 270人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1003362
海と空に身を預けるような絵本
長崎県五島列島の古本屋店主が、「海と空が入れ替わる一日」を描いた文字少なめの絵本をクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
「何も求めない、ただそこにいるだけでいい」という、効率や成果を求める現代社会への静かなアンチテーゼが、島の外に暮らす多くの人々の共感を呼び、241人の支援者が集まりました。
目標200万円に対して133%・266万円超を達成し、全国の離島図書館や47都道府県の図書館への寄贈も実現した事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 島の本屋発!「ただいるだけでいい」海と空に身を預けるような絵本を届けたい。
■達成金額 ¥2,667,510(達成率133%)
■支援者数 241人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1003293
世界に誇れる日本の海を守る絵本
「海のない街に暮らす子どもたちにこそ海の現実を届けたい」という想いから、スキューバーダイビングで海中のゴミを目にした保育士がカメのキャラクターを主人公にした環境絵本をクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
道ばたのゴミが川を通じて海へ流れ込むというつながりを子どもでもわかりやすく伝え、「足元のゴミをひとつ拾うことが海を守る第一歩」という具体的な行動変容を促すコンセプトが80人の支援者の共感を集めました。
目標80万円に対して100%を達成し、埼玉県の小学校への寄贈・読み聞かせ活動への展開も見据えた事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 【旅する絵本】未来の子どもたちに世界に誇れる日本の海を守りたい!!
■達成金額 ¥802,000(達成率100%)
■支援者数 80人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1000849
東日本大震災の復興からその先へ描いた絵本
東日本大震災を経験した東北の若者2人が、「復興から振興へ」進む東北の今と未来への希望を絵本で子どもたちに届けることを目指したプロジェクトです。
「この町には未来がない」と感じる子どもたちに、東北にいながら夢を叶えられることを伝えたいという想いが、48人の支援者の共感を集めました。
目標100万円に対して109%を達成し、遊園地での販売・児童関連施設への寄贈・出版記念イベントを通じて東北の子どもたちへ希望を届けた事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 【復興から”その先へ”】東北の今を伝え、子どもたちへ希望を届ける絵本を作りたい!
■達成金額 ¥1,099,000(達成率109%)
■支援者数 48人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002579
ウガンダのミライが詰まった絵本
ウガンダの小学校でのインターンで出会った女子大学生3人組が、現地の子どもたちの生き生きとしたエネルギーと夢を描いた絵本を制作し、「アフリカ=かわいそう」という固定観念を払拭することを目指したプロジェクトです。
子どもたちが自分のルーツに誇りを持てるよう、日英バイリンガルの絵本を作り、完成後は現地の小学校に直接手渡しに行くという行動力が106人の共感を集めました。
目標60万円に対して146%・87万円超を達成し、日本とウガンダの双方に希望の循環を生み出した事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 絵本を通してアフリカの魅力を伝えたい!&現地の子供たちに絵本を手渡したい
■達成金額 ¥878,000(達成率146%)
■支援者数 106人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002501
保護猫活動をもっと知れる絵本
岐阜県飛騨市の中学3年生3人組が、学校の地域貢献活動をきっかけに保護猫シェルターを取材し、能登半島地震で保護された白猫の実話をもとに手作り絵本を制作・出版したプロジェクトです。
受験真っ只中の中学生が地域イベントで読み聞かせを重ねるうちに大人の涙を呼ぶほどの反響を得て、「もっと多くの人に届けたい」という想いがクラウドファンディングへの挑戦につながりました。
目標100万円に対して104%・139人の支援者を集め、販売収益を保護猫活動へ寄付するという次の循環も生み出した事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 手作り絵本で保護猫活動をもっと多くの人に知ってほしい!
■達成金額 ¥1,046,158(達成率104%)
■支援者数 139人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001514
小学校1年生の問題を解決する絵本
幼稚園・保育園と小学校の間で起きる子どもの適応困難、いわゆる「小1プロブレム」を解決することをテーマに、教育現場の先生たちへ向けた絵本をクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
子ども目線のストーリーを通じて、校種を越えた先生同士の「心の連携」を促すというコンセプトが保護者・教育関係者を中心に広く共感を集めました。
目標200万円に対して261%・668人という多くの支援者を集め、全国の学校・保育園への絵本寄贈を実現した成功事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 【小1プロブレムを解決する絵本】を全国の共育者に届けたい!
■達成金額 ¥5,231,000(達成率261%)
■支援者数 668人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/trn_project/65768
長野県のりくら高原の絵本
長野県乗鞍高原で生まれ育った地元住民が、子どもたちが自然の宝物を探しながら散歩できるトレッキングマップ兼絵本をクラウドファンディングで制作したプロジェクトです。
「子どもは大人が思う以上によく見ている」という気づきをもとに、のりくら高原の草花・虫・水・木の匂いなど五感で感じられる自然の魅力をページいっぱいに詰め込み、何度読んでも新しい発見がある絵本を目指しました。
目標100万円に対して107%・110人の支援者を集め、地域の景観再生活動とも連動した事例です。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名 長野県のりくら高原で、子どもが自然で学び、気づき、ワクワクしながら散歩できる絵本が作りたい
■達成金額 ¥1,076,000(達成率107%)
■支援者数 110人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/trn_project/76141
18の事例に共通するのは、「誰に・何を届けたいか」という想いが明確だったことです。次の章では、そんなプロジェクトを実際に立ち上げるために、最初に決めておくべきことを順番に解説していきます。
絵本クラウドファンディングを始める前に決めること
事例を見て「自分もやってみたい」と思ったら、まずクラウドファンディングを始める前に作り方・目標金額・リターンの3つを決めておきましょう。
この3つが曖昧なままページを公開しても、支援者は「本当に実現できるのか」と不安を感じてしまいます。
18の成功事例に共通するのは、公開前の準備が丁寧だったことです。
自作・外注・出版社経由、絵本の作り方3パターン
絵本の作り方は①自作・②外注・③出版社への一括依頼の3つに分かれます。
自作は費用を抑えられる一方でクオリティの担保が課題になりますが、手作り感が共感を呼ぶことも多く、前章の中学生保護猫絵本はその好例です。
外注はクラウドファンディングで最も多いパターンで、文章は自分、絵はイラストレーターに依頼するケースが主流です。
出版社・制作会社への一括依頼は品質が安定する分、費用は高くなります。
どのパターンを選ぶかによって必要な費用が大きく変わるため、まずここから決めましょう。
絵本制作にかかる費用の目安と目標金額の設定方法
目標金額は「集めたい額」ではなく、制作費・印刷費・リターン発送費・プラットフォーム手数料を積み上げた実費から逆算して設定します。
小部数(100〜300部)の自主制作なら30〜80万円、NPOや教育機関が複数施設への寄贈を目指す場合は100〜200万円程度が目安です。
目標は高すぎず、達成後にストレッチゴールで増刷・寄贈に充てるのが成功事例に共通する戦略です。
リターンの設定アイデア|絵本ならではの例
定番は完成した絵本・サイン入り絵本・電子書籍ですが、絵本ならではのリターンとして「絵本のキャラクターとして登場する権利」「施設・学校への寄贈リターン」「読み聞かせ動画の提供」「出版記念イベント招待」「奥付へのお名前掲載」なども支援者の背中を押します。
「自分の支援で誰かに絵本が届く」寄贈型リターンは、応援消費層に特に響きやすい設定です。
価格帯は3,000円〜30,000円まで複数用意し、さまざまな支援意欲に対応できるよう設計しましょう。
作り方・費用・リターンの3つを固めたら、次はプロジェクト公開後に支援を広げるための実践的なポイントを見ていきましょう。
絵本クラウドファンディングを成功させる3つのポイント
18の事例を振り返ると、達成率の高いプロジェクトには共通する戦略がありました。
ここでは特に重要な3つのポイントを解説します。
共感を生むプロジェクトページの書き方|絵本ならではのストーリー構成
支援者が最初に読むのは金額でも仕様でもなく、「なぜこの絵本を作るのか」という実行者の想いです。
ページは「①きっかけとなった実体験 ②届けたい相手と絵本の内容 ③資金の使い道 ④実行者のプロフィール」の流れで構成すると共感を得やすくなります。
「小児がんと生きた息子の言葉を絵本に」「海で見たゴミが忘れられなくて」——18の事例すべてが、強い個人的動機から始まっていたのは偶然ではありません。
SNSと活動報告を使った支援の広げ方
支援は公開直後と終了直前に集中する傾向があります。
特に公開から最初の1週間で目標額の30%以上を集めると最終達成率が高まります。
SNSで広く拡散するより先に、応援してくれそうな身近な人への個別連絡が初動の鍵です。
公開後は活動報告を定期更新し、支援者が「応援してよかった」と感じる情報を発信し続けましょう。
ストレッチゴールで勢いを維持する方法
第1目標を達成した後に「200万円で増刷」「300万円で全国の学校に寄贈」のように次の目標を設定することで、支援者が継続して応援する理由が生まれます。
ストレッチゴールは増刷・追加寄贈・イベント開催など、支援者にとって嬉しい還元とセットで設定するのがポイントです。
18の事例のほぼすべてがこの戦略を活用しており、最終的に目標の100〜300%超えを達成したプロジェクトも珍しくありません。
以上の3つを押さえた上で、次はよくある疑問にお答えします。
よくある質問(FAQ)
Q. 絵本のクラウドファンディングの目標金額はいくらに設定すればいい?
制作費・印刷費・リターン発送費・プラットフォーム手数料を積み上げた実費から逆算して設定するのが基本です。
小部数(100〜300部)の自主制作なら30〜80万円、NPOや教育機関が複数施設への寄贈を目指す場合は100〜200万円程度を目標にするプロジェクトが多く見られます。
高すぎる目標は「どうせ達成しない」という心理を生むため、まず現実的な金額に設定し、達成後にストレッチゴールで増刷・寄贈に充てる戦略が効果的です。
Q. 絵本制作の経験がなくても、クラウドファンディングで資金を集められる?
経験がなくても問題ありません。
本記事でご紹介した18の事例のほとんどが、絵本制作が初めての方によるプロジェクトです。
支援者が注目するのは制作実績よりも「なぜこの絵本を作りたいのか」という想いとストーリーです。
イラストはクラウドソーシングや作家へ外注することもでき、For Goodのようなプラットフォームではキュレーターによるサポートも受けられます。
Q. クラウドファンディングで集めたお金は絵本制作にしか使えない?
絵本制作費以外にも、配布・寄贈費用・イベント開催費・広報費など、プロジェクトに関連する用途であれば使うことができます。
ただし支援者への説明責任として「資金の使い道」をプロジェクトページに明記することが必須です。
制作費以外の用途を含める場合は、その旨を事前に明示しておくことがトラブル防止の基本です。
まとめ|あなたの絵本を、クラウドファンディングで世界へ
「絵本を作りたい」という想いは、クラウドファンディングで形にできます。
本記事でご紹介した18の事例が示すように、制作経験がなくても、個人でも、学生でも、「なぜこの絵本を届けたいのか」という強い想いがあれば、必ず共感してくれる人は現れます。
改めて、成功のための重要なポイントを振り返りましょう。
・想いとストーリーが支援を集める:数字より先に「なぜこの絵本を作るのか」を届けることが共感の入口
・目標金額は実費から逆算する:制作費・印刷費・発送費・手数料を積み上げ、現実的な金額を設定する
・For Goodなら掲載手数料0円:集まった支援金を最大限、絵本づくりに充てられる
・公開初週の発信が達成率を左右する:身近な人への個別連絡とSNS発信を早めに動かす
・ストレッチゴールで勢いを止めない:達成後も支援者が応援し続ける理由を用意する
あなたが届けたい絵本への本気の想いが、最大の武器です。
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