
今日から始める!個人で実践できるサーキュラーエコノミーの事例10選
「サーキュラーエコノミー」という言葉を聞いたことはあるけれど、具体的に何をすればいいのかわからない…
そんな方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、下記内容をわかりやすく解説していきます。
・サーキュラーエコノミーが広がる背景
・個人でもできる事例10選
・サーキュラーエコノミーへの国内外企業の取り組み
「自分にもできる!」と思える具体的な方法を見つけて、持続可能な未来への第一歩を踏み出してみませんか?
ぜひ以下の事例を参考にしてみてください。
- サーキュラーエコノミーが広がる背景
- 個人でもできる!サーキュラーエコノミーの事例10選
- 事例1|使い捨てを減らすリユーザブル製品の活用
- 事例2|家庭でのコンポストによる生ごみリサイクル
- 事例3|中古品の購入とアップサイクル
- 事例4|地元産品の選択で地域循環を促進
- 事例5|シェアリングエコノミーの活用
- 事例6|エシカルファッションの選択
- 事例7|エネルギー効率の高い家電の使用
- 事例8|プラスチックフリーな生活への転換
- 事例9|フードロスを減らす食生活の工夫
- 事例10|サーキュラーエコノミーに関するコミュニティ参加
- 日本|サーキュラーエコノミーに関する企業の取り組み事例
- ユニクロ
- ブリヂストン
- LUSH
- 海外|サーキュラーエコノミーに関する企業の取り組み事例
- パタゴニア
- IKEA
- ナイキ
- 【まとめ】小さな一歩から始める持続可能な未来
サーキュラーエコノミーが広がる背景
サーキュラーエコノミーは、今や企業や行政だけでなく、個人の生活にも関わる重要な概念となっています。
その概念が広がる背景には、資源問題や環境負荷の増大、企業・政府の取り組み、消費者意識の変化、そして新しいビジネスモデルの登場があります。
資源の枯渇と環境負荷の増大
これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄のリニア型経済では、資源を消費し続けることが前提とされていました。
しかし、地球上の資源は有限であり、特にレアメタルや石油資源などの枯渇が懸念されています。
加えて、廃棄物の増加による環境汚染や、CO₂排出による気候変動が深刻化し、持続可能な経済モデルへの転換が急務となっています。
企業・政府によるサーキュラーエコノミー推進
EUでは「サーキュラーエコノミー・アクションプラン」が策定され、プラスチック規制やリサイクル強化が進められています。
日本でも、経済産業省が「循環経済ビジョン」を発表し、企業に対して廃棄物削減やリユース・リサイクルを促す動きが加速しています。
こうした政策により、多くの企業が製品のリサイクルや資源循環型のビジネスモデルを採用するようになっています。
消費者の意識変化とサステナブル消費の拡大
環境問題への意識の高まりとともに、消費者の行動も変化しています。
エシカル消費(倫理的な消費)やゼロウェイスト運動が広がり、使い捨て文化から脱却しようとする動きが活発化しています。
特に若年層では、リユース・リサイクル製品の購入や、シェアリングサービスの利用が当たり前になりつつあります。
新しいビジネスモデルの登場
サーキュラーエコノミーは、単なる環境対策にとどまらず、新しいビジネスチャンスを生み出しています。
例えば、サブスクリプション型のファッションレンタル、アップサイクル商品の販売、企業間での資源共有など、持続可能な仕組みを活かした事業が次々と生まれています。
個人でもフリマアプリを活用して不用品を再利用したり、シェアリングエコノミーに参加したりすることで、循環型社会に貢献できます。
個人でもできる!サーキュラーエコノミーの事例10選
サーキュラーエコノミーというと、企業や自治体が取り組む大きなプロジェクトを思い浮かべがちですが、実は私たち個人でも簡単に取り組める方法がたくさんあります。
日常生活の中で少し意識を変えるだけで、資源の無駄を減らし、持続可能な社会に貢献できるのです。
本章では、個人でもできる10の具体的な実践例を紹介します。
事例1|使い捨てを減らすリユーザブル製品の活用
使い捨てのペットボトルやレジ袋を減らすために、マイボトルやエコバッグを持ち歩くことが一般的になってきました。
さらに、リユーザブルストローやシリコン製の食品ラップなど、繰り返し使える製品を活用することで、日常的なゴミの削減につながります。
〈プロジェクトの詳細〉
■社会を変えていく「3.5%」の人たちが持つマイボトルをつくりたい
■達成金額 ¥300,500
■目標金額 ¥300,000
■支援者数 89人
➡ 詳細を見るhttps://for-good.net/trn_project/69966
事例2|家庭でのコンポストによる生ごみリサイクル
家庭で発生する生ごみを堆肥化するコンポストは、ゴミの量を減らすだけでなく、栄養豊富な土を作ることにもつながります。
最近では、屋内でも手軽にできるコンポストボックスや電動生ごみ処理機も登場し、都市部でも簡単に実践できるようになっています。
〈プロジェクトの詳細〉
■豊かさをつむいでいく【100人のみみずコンポスト】をつくりたい!
■達成金額 ¥1,053,000
■目標金額 ¥1,000,000
■支援者数 121人
➡ 詳細を見るhttps://for-good.net/trn_project/20481
事例3|中古品の購入とアップサイクル
フリマアプリやリサイクルショップを利用することで、新品を購入する代わりに、まだ使えるものを再利用できます。
また、古着をリメイクしたり、廃材を活用して新たなアイテムを作るアップサイクルも、サーキュラーエコノミーの実践方法の一つです。
事例4|地元産品の選択で地域循環を促進
地元の農産物や工芸品を購入することで、輸送に伴うCO₂排出を削減し、地域経済の循環を促進できます。
直売所やファーマーズマーケットでの買い物は、地域の生産者を支援することにもつながります。
〈プロジェクトの詳細〉
■ 【世界自然遺産屋久島】食を通して本当の豊かさを感じられる料理を、世界へ発信したい
■達成金額 ¥3,277,500
■目標金額 ¥2,000,000
■支援者数 104人
➡ 詳細を見るhttps://for-good.net/project/1001249
事例5|シェアリングエコノミーの活用
カーシェアリングやシェアオフィス、レンタルサービスの利用は、必要なものを必要なときだけ使うことで、無駄な消費を抑えるのに役立ちます。
また、使わなくなったものをシェアリングプラットフォームで貸し出すことも、一つの実践方法です。
〈プロジェクトの詳細〉
■空き家や未利用資源の利活用を通じて、健やかな循環のあるまちをつくりたい!
■達成金額 ¥4,060,000
■目標金額 ¥3,000,000
■支援者数 207人
➡ 詳細を見るhttps://for-good.net/trn_project/78157
事例6|エシカルファッションの選択
オーガニックコットンやフェアトレード製品を選ぶことで、環境や労働環境に配慮した消費行動ができます。
また、ファッションレンタルサービスやリペアサービスを活用することで、衣類の寿命を延ばし、廃棄物の削減につなげられます。
〈プロジェクトの詳細〉
■2023年秋デビュー!エシカルファッションの入門服【TEN】をつくりました
■達成金額 ¥1,231,000
■目標金額 ¥200,000
■支援者数 188人
➡ 詳細を見るhttps://for-good.net/trn_project/45133
事例7|エネルギー効率の高い家電の使用
電力消費の少ないLED照明や省エネ家電を選ぶことで、エネルギー使用量を削減できます。
特に、冷蔵庫やエアコンなどの長時間使用する家電は、買い替え時に省エネ性能を重視することで、長期的に環境負荷を抑えられます。
事例8|プラスチックフリーな生活への転換
プラスチックごみの削減は、環境問題解決の重要なテーマの一つです。
固形シャンプーや詰め替え可能な洗剤、ガラス製保存容器などを活用することで、プラスチック廃棄物を大幅に減らすことができます。
〈プロジェクトの詳細〉
■「かわいい」を通して鹿児島の子どもたちに海洋プラスチック問題について知ってもらいたい!
■達成金額 ¥151,600
■目標金額 ¥100,000
■支援者数 79人
➡ 詳細を見るhttps://for-good.net/trn_project/27168
事例9|フードロスを減らす食生活の工夫
食品の無駄を減らすために、賞味期限が近い食品を優先的に消費する「先入れ先出し」の考え方を取り入れるとよいでしょう。
また、スーパーで売れ残りやすい規格外野菜を購入することも、食品廃棄を減らす有効な方法です。
〈プロジェクトの詳細〉
■【生まれ育った都城をエシカルタウンに】移転して量り売りショップを継続したい!
■達成金額 ¥1,224,000
■目標金額 ¥500,000
■支援者数 211人
➡ 詳細を見るhttps://for-good.net/project/1000537
事例10|サーキュラーエコノミーに関するコミュニティ参加
地域のリサイクルイベントや環境ワークショップに参加することで、新たな知識を得たり、実践の幅を広げたりすることができます。
SNSやオンラインコミュニティでも情報交換が活発に行われており、持続可能な生活を実践する仲間とつながることが可能です。
日本|サーキュラーエコノミーに関する企業の取り組み事例
日本では、サーキュラーエコノミーの概念が徐々に浸透し、多くの企業が資源の有効活用や廃棄物削減に取り組んでいます。
本章では、日本の代表的な企業の事例を紹介し、国内でどのようにサーキュラーエコノミーが実践されているのかを見ていきます。
ユニクロ
ユニクロは、不要になったユニクロ製品を回収し、再利用・リサイクルする「RE.UNIQLO」プログラムを展開しています。
回収した衣類は、リサイクル素材として新しい服の製造に活用されたり、難民支援などの社会貢献活動に利用されたりしています。
大量生産・大量消費のファッション業界において、循環型のビジネスモデルを確立する動きとして注目されています。
ブリヂストン
ブリヂストンは使用済みタイヤを回収し、新たなタイヤへと再生する「リトレッドタイヤ」事業を展開しています。
この取り組みにより、廃棄物の削減と資源の有効活用を実現し、タイヤのライフサイクル全体での環境負荷低減を目指しています。
LUSH
化粧品メーカーのLUSHはプラスチック廃棄物を減らすために、詰め替え可能な製品や、パッケージ不要の固形シャンプー・石鹸などを提供しています。
また、使用済みの容器を店舗で回収し、リサイクルする仕組みも整えています。消費者が日常生活でサーキュラーエコノミーを実践しやすい環境を作ることで、持続可能な消費の促進を図っています。
海外|サーキュラーエコノミーに関する企業の取り組み事例
サーキュラーエコノミーは、欧米を中心に世界各国で積極的に推進されており、多くの企業が廃棄物削減や資源の循環利用を取り入れたビジネスモデルを展開しています。
世界の代表的な企業がどのようにサーキュラーエコノミーを実践しているのかを紹介します。
パタゴニア
アウトドアブランドのパタゴニアは「Worn Wear」プログラムを通じて、顧客が古くなった衣類を修理・再利用できる仕組みを提供しています。
これにより、服を長く使う文化を促進し、廃棄物の削減につなげています。さらに、リサイクル素材を使用した製品開発にも積極的に取り組んでいます。
IKEA
スウェーデンの家具メーカーIKEAは不要になった家具の買取プログラムを導入し、リユース・リサイクルを推進しています。
顧客が使わなくなったIKEAの家具を店舗に持ち込むと、査定額に応じたバウチャーが発行され、その家具は再販されます。
これにより、家具の廃棄を減らし、循環型の消費を促進しています。
ナイキ
スポーツブランドのナイキは「Nike Grind」プロジェクトを通じて、使用済みのスニーカーを粉砕し、新しいスポーツ用品や施設の床材として再利用しています。
また、リサイクル素材を使用した新しいシューズの開発にも力を入れており、環境負荷の低減を目指しています。
【まとめ】小さな一歩から始める持続可能な未来
サーキュラーエコノミーは、企業や政府の取り組みだけでなく、私たち一人ひとりの行動によって支えられています。
使い捨てを減らす、リサイクルを意識する、サステナブルな商品を選ぶ——そんな小さな一歩が、やがて社会全体の大きな変化につながります。
まずは身近なことから実践し、持続可能な未来へ向けた第一歩を踏み出してみませんか?
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