クラウドファンディングを複数回実施する戦略を解説【成功事例付き】
クラウドファンディングに1度挑戦したけれど、2回目、3回目はできるの?
複数回やると失敗する確率は上がってしまうのかな?
クラウドファンディング経験者の中には、そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、下記内容を解説していきます。
・クラファンを複数回実施するメリット
・2回目以降で支援を集める具体策
・注意点と成功事例紹介
実際にクラファンを複数回実施した方の中には、「一回目よりも支援が集まった」「2回目をFor Goodでやれてよかった」と言った声も寄せられています。
未来の成功を掴むためのヒントを是非チェックしてください!
2回目以降のクラウドファンディングが成功しやすい理由
「もう一度クラウドファンディングに挑戦したいけど、うまくいくか不安…」
そんな方にこそ知っておいてほしいのが、実は“2回目以降”の方が成功しやすい可能性があるという事実です。
初回の挑戦で得たつながりや経験は、次回のクラファンにとって大きな武器になります。
ここでは、なぜ複数回実施の方が成果につながりやすいのかを、2つの視点から解説します。
前回支援者との繋がりを活かせる
1回目のクラファンで生まれた支援者との関係性は、次の挑戦を後押ししてくれる大きな財産です。
支援者は、あなたの活動やビジョンに共感した「仲間」です。
このつながりを活かすことで、初速から支援が集まりやすくなります。
具体的には以下のような行動が有効です。
・前回支援者に事前に次回の実施を知らせる
・お礼や進捗報告を続け、関係を温めておく
・リピーター限定の特典やリターンを用意する
こうした取り組みによって、再び支援してもらえる可能性が高まり、プロジェクト開始直後の「勢い」を作ることができます。
前回の経験やノウハウを活かせる
1回目の挑戦では手探りだった部分も、2回目以降は自信をもって対応できるようになります。
過去の成功・失敗のデータは、次の戦略設計にとって非常に有益です。
例えば、以下のような点を見直すことで、より洗練されたプロジェクトに仕上げられます。
・反応がよかったSNS投稿や時間帯を把握する
・支援が集まりやすかった価格帯のリターンを分析
・プロジェクトページの構成・写真・動画の改善点を整理
このように、経験値が蓄積されている分、1回目よりも戦略的に動くことができるのです。
次章では、これらの「つながり」と「経験」を最大限に活かして支援を集めるための具体的な戦術をご紹介します。
2回目以降のクラウドファンディングで支援を集める5つのポイント
2回目以降のクラウドファンディングは、1回目で得た“信頼”や“経験”を活かすことができる分、より戦略的に取り組むことが求められます。
この章では、実際に支援を集めるために意識すべき5つの具体的なアクションをご紹介します。
小さな工夫が、大きな差につながります。
①使うプラットフォームを再検討する
1回目と同じプラットフォームを使うことには安心感がありますが、2回目以降は“目的に合った選択”が重要です。
・プロジェクトの特性に合っているか
例)For Goodは「ソーシャルグッド」に特化しており、サイトを訪れる人は社会課題に関して熱量高く応援する人が集まっている。
・決済手段が多かったり、UI/UXがより良いプラットフォーム
例)PayPayやd払い、銀行振込など支援者層にあった決済手段が完備されているか確認する。
あなたの活動のフェーズや対象支援者に合った場を選び直しましょう。
②始める前に前回の協力者をリストアップする
プロジェクトを始める前に、前回の支援者や応援してくれた人を丁寧に洗い出すことが、初速の鍵を握ります。
以下のような協力者をリスト化しましょう。
・支援してくれた人(プラットフォームの支援者一覧など)
・SNSでシェアやコメントをくれた人
・リアルな知人や関係者
誰に、どのタイミングで、どんな形で連絡するかも含めて計画しておくと効果的です。
③前回のコネクションを使って支援・拡散を依頼する
リストアップした協力者には、プロジェクト開始前や初日に個別で案内を送りましょう。
「前回応援してくれた方に、まず知ってもらいたい」など、一言添えることで信頼感もアップします。
また、以下のような拡散依頼も有効です。
・「初日にシェアしてもらえると心強いです」
・「○○さんの紹介として届くと、信頼してもらえると思います」
お願いするハードルを下げ、応援しやすい環境をつくりましょう。
④実績とニュース性を元にメディアにアプローチする
2回目以降のプロジェクトは、すでに「実績」がある点が強みです。
これに「新しい挑戦」や「社会的意義」などの“ニュース性”を掛け合わせることで、メディアの取材や掲載につながりやすくなります。
プレスリリースやメディア向け資料を用意しておくと、情報が整理され、記者の目にも留まりやすくなります。
⑤限定リターンで注目を集める
「今回だけ」「数量限定」「先着特典」など、特別感のあるリターンは注目度を高め、早期支援にもつながります。
たとえば:
・リピーター限定の感謝リターン
・数量限定のリターン
・支援者名を掲載できるリターン(冊子・サイトなど)
再挑戦だからこそ、支援者との関係性を深めるリターン設計が効果的です。
これらのポイントを意識することで、2回目以降のクラウドファンディングでもしっかりと支援を集めることができます。
次の章では、複数回実施する際に気をつけたい落とし穴や注意点について解説します。失敗を避け、着実な成功へつなげましょう。
クラウドファンディングを複数回行う際の注意点
2回目以降のクラウドファンディングは、戦略次第でより多くの成果を出せる可能性がありますが、その一方で注意すべき点もあります。
支援者との信頼関係を保ちながら継続してプロジェクトを実施するには、丁寧な配慮が欠かせません。
この章では、複数回実施においてよくある落とし穴と対策を解説します。
2回目以降の頻度に注意する
あまりに短いスパンでクラウドファンディングを繰り返すと、「また支援のお願いか」と支援者が疲れてしまう“クラファン疲れ”を招く可能性があります。
対策:
・年に1回以下を目安に間隔を空ける
・目的が明確であることを伝える
・継続支援型や定期型を検討するのも一案
活動の成長と共に「今なぜ再度実施するのか」を伝えることで、支援者の納得感も高まります。
資金の使途の重複に注意する
前回の資金と今回の資金で、目的や使い道が重複していると「前回の資金は何に使ったの?」と不信感を持たれてしまいます。
対策:
・前回の資金の使途と成果を説明する
・今回の目標は“その先”にあることを明示する
・数字や実績で進捗を伝えると説得力が増す
特に、前回支援してくれた方に対しては丁寧な説明が重要です。
前回の結果に関わらず真摯に支援をお願いする
1回目がうまくいった場合でも、支援を当然のように求める姿勢は避けましょう。
逆に、1回目が不達成だった場合も、反省と改善の姿勢を見せることで信頼につながります。
心がけたいポイント:
・支援者は“応援者”であることを忘れない
・感謝の気持ちを言葉と行動で伝える
・成果や課題を正直に共有する
クラウドファンディングは「共感と信頼」によって支えられています。前回の支援者の気持ちに寄り添うことが、次の成功への一歩です。
これらの注意点を踏まえることで、2回目・3回目のクラウドファンディングでも信頼を守りながら着実に成果を積み上げていくことができます。
次章では、実際に複数回の挑戦で成功を収めた事例をご紹介します。具体的な実践例から、よりリアルなヒントを得てみてください。
クラウドファンディングを複数回実施して成功を収めた事例
この章では、複数回のクラウドファンディングを実施して、成功を収めた事例を紹介します。
サイトを変えながら複数回目のクラウドファンディングを成功させた事例や、同じプラットフォームで何度も成功させている事例から、具体的なコツを学びましょう!
複数回目のクラウドファンディングを成功させた事例①
地域で孤立しがちな子どもたちのまわりに、日常的に信頼できる他者が存在する環境をつくるため、市民性を育む取り組みを広げているプロジェクトです。
専門家だけでなく地域の人々も当事者として子どもと関わる「市民性」の概念に基づき、複数地域での実践・共創モデルを構築しています。
5年ぶりのクラウドファンディングをFor Goodで行い、協働の輪を拡大し、活動の持続性を高めました。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名:子どもたちの生きる地域に「信頼できる他者」を増やしたい
■達成金額 ¥5,102,500
■目標金額 ¥5,000,000
■支援者数 500人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1000963
複数回目のクラウドファンディングを成功させた事例②
日本の食文化に根付く「いただきます」という言葉に込められた感謝の精神を広く伝えるため、老舗のものづくり企業が短編映画制作に挑んだプロジェクトです。
国内外で自社製品を広める中で、精神性を映像作品として表現し、心の分断を超える文化的なメッセージとして世界に届けることを目指しています。
これまでも複数のプラットフォームでクラウドファンディングに挑戦しており、今回は新たな表現方法による社会的価値の発信に取り組みました。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名:こころの分断を「いただきます」ではしわたし。老舗お箸メーカーが短編映画制作に挑む
■達成金額 ¥5,988,000
■目標金額 ¥2,000,000
■支援者数 313人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002000
複数回目のクラウドファンディングを成功させた事例③
食品廃棄物として扱われることの多い「おから」を活用し、グラノーラとして商品化することでフードロス削減と豆腐店支援の両立を目指すプロジェクトです。
これまでに2度のクラウドファンディングを実施しており、今回は第3弾として工房の拡張と生産体制の強化に挑戦しました。
生産量を拡大することで、より多くの人へ“やさしい食”を届けると同時に、食品廃棄の社会課題解決に貢献しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名:おからの廃棄を減らすための工房を拡大したい‼︎
■達成金額 ¥4,643,500
■目標金額 ¥4,500,000
■支援者数 352人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002053
複数回目のクラウドファンディングを成功させた事例④
病気や障がいのある子どもたちとその家族が、周囲に遠慮することなく音楽を楽しめるよう、本格的なオーケストラ演奏によるインクルーシブな音楽イベントを実施するプロジェクトです。
これまで全国で体験型イベントを多数開催してきた団体による新たな挑戦であり、今回が初の大阪開催となります。
演奏中に声を出してもOK、医療的ケアにも対応した安心の環境で、すべての家族が心から音楽を楽しめる場づくりを目指しました。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名:病気や障がいのある子も楽しめるインクルーシブ音楽祭 in 大阪 を開催したい!
■達成金額 ¥7,039,000
■目標金額 ¥5,000,000
■支援者数 460人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001911
複数回目のクラウドファンディングを成功させた事例⑤
譲渡が難しい猫と、猫を「養いたい」と願う人をつなぐ日本初のマッチングサービスを立ち上げるプロジェクトです。
猫を飼えない事情がある人でも、医療費や食費の支援を通じて猫の成長を見守れる仕組みを整えました。
支援者同士の交流や、24時間見守り機能の開発などを盛り込みながら、全国展開に向けた複数回目のクラウドファンディングに挑戦しています。
〈プロジェクトの詳細〉
■PJタイトル名:猫と人を幸せに!保護猫と「猫を養いたい人」のマッチングサービスをつくりたい!
■達成金額 ¥3,000,000
■目標金額 ¥2,220,000
■支援者数 204人
➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001685
同じプラットフォームで繰り返し成功している事例①
ネコリパブリックという保護猫活動団体では、1回目のクラウドファンディングで「広大な森付きの家を、殺処分対象の猫たちの看取りシェルターにしたい」というプロジェクトに挑戦。
1,500万円の目標に対し、最終的には約2,800万円超を集め、目標達成率186%という大成功を収めました。
そして2回目には、「都内のシェルター存続の危機」をテーマに、中古の一軒家を購入・改装するプロジェクトを実施。
こちらも3,000万円の目標に対し、3,900万円超の支援を集めて目標を大きく上回りました。
この事例からわかることは、
・団体の活動理念や姿勢が支援者に信頼されていれば、異なるプロジェクトでも支援が集まる
・1回目と2回目で明確にテーマを分け、課題や解決策を具体化することが重要
・複数回のクラウドファンディングも、活動の発展や多面的な課題への対応に有効
同一団体であっても、目的や場所、対象が異なれば新たなストーリーが生まれます。
「継続」ではなく「進化」と捉えて、新しい挑戦を形にしていきましょう。
プロジェクト詳細はこちら
1回目:https://for-good.net/trn_project/92007
2回目:https://for-good.net/project/1001107
同じプラットフォームで繰り返し成功している事例②
クラウドファンディングは単発のプロジェクトだけでなく、定期的・継続的なイベントの開催資金を集める手段としても活用されています。
ここでは、「東京トランスマーチ」の事例をご紹介します。
トランスジェンダーの可視化と社会的理解の促進を目的とした「東京トランスマーチ」は、毎年開催されている市民主導のイベントです。
同団体は、第2回開催時に「新たな機材の導入や関連イベントの開催」を目的にクラウドファンディングを実施。200万円の目標に対して約211万円を集め、105%超で達成しました。
その後、第4回開催に向けた2024年のプロジェクトでもクラウドファンディングを活用。目標80万円に対し、最終的に91万円以上の支援を集め、こちらも無事達成しています。
このように、同一団体が継続イベントの開催資金を毎年クラウドファンディングで調達することは十分可能です。重要なのは、
・活動の意義や成果を丁寧に伝えること
・前回の実績や支援者の声を活かし、信頼を積み重ねていくこと
・回数を重ねるごとに、進化や新たな挑戦があることを明確にすること
こうした積み重ねが、定期的なクラウドファンディングを支える土台になります。
定例イベントや季節ごとの取り組みにも、ぜひクラウドファンディングを組み込んでみてはいかがでしょうか?
プロジェクト詳細はこちら
1回目:https://for-good.net/trn_project/15035
2回目:https://for-good.net/project/1001130
次の章では、クラウドファンディングを複数回実施する際のよくある質問にお答えします!
クラウドファンディングを複数回実施する際のよくある質問
クラウドファンディングを継続的に実施したいと思っても、「これってアリなの?」「支援者にどう思われる?」といった不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
この章では、特に多く寄せられる2つの疑問にお答えします。
複数回出しても“しつこい”と思われない?
「何度もクラファンをすると、さすがにうんざりされるのでは?」と心配する方は少なくありません。
ですが実際には、目的と背景が明確であれば“しつこい”と感じられることは少ないのが実情です。
支援者は、あなたの活動やビジョンに共感して支援しています。
そのため、以下のような配慮をすれば、むしろ「応援し続けたい」と思ってもらえることも多いです。
・再実施の理由と必要性を丁寧に説明する
・前回の成果や報告をきちんと共有する
・感謝と敬意を忘れずに伝える
特にリピーターには、メールやSNSなどで直接ご案内すると「特別に声をかけられた」と感じてもらいやすくなります。
プラットフォームの制約は?
クラウドファンディングのプラットフォームによっては、複数回実施に関するガイドラインや審査条件が異なる場合があります。
たとえば:
・同一テーマ・内容のプロジェクトを短期間で繰り返すことはNGとされる場合がある
・前回のプロジェクト完了・入金確認後でないと次が出せない場合もある
・成果報告が不十分だと、次回掲載が難しくなることも
そのため、再挑戦前に必ず運営側の利用規約や掲載条件を確認することが大切です。
また、不安な場合は事前に運営事務局に相談しておくと、よりスムーズに掲載準備が進められます。
クラウドファンディングに興味がある方は、
ぜひ「For Good」で一緒に取り組みましょう!
まとめ|経験と信頼を活かして複数回のクラファンを成功させる
クラウドファンディングは1回きりの資金調達手段ではなく、継続的な活動や事業成長のための戦略的なツールとして活用することができます。
2回目・3回目と挑戦を重ねることで、支援者との信頼関係は深まり、活動の社会的信頼度や発信力も高まっていきます。
複数回実施を成功に導くためには、
・前回の支援者とのつながりを大切にする
・得られた経験やデータを次に活かす
・限定感やメディア戦略で新しい支援層を広げる
・頻度や使途の重複には細心の注意を払う
といった点を意識することが欠かせません。
実績を重ねながら、活動や想いに共感する“応援者”を増やしていくことで、クラウドファンディングは単なる資金調達ではなく、仲間づくり・共創の仕組みとして機能し始めます。
次の挑戦に向けて、自信を持って踏み出してみてください。あなたの想いを応援したい人は、きっとまた待っています。

















