10代の心のケア
ケニアの10代に、心のケア&キャリアガイダンスの合宿を届けたい!
みんなの応援コメント
riho
2023年12月16日
ケニアの子どもたちが幸せな人生を送れることを願っております! 応援しております!!!
sk
2023年12月16日
ますます活動が拡がっていきますように!
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
活動報告⑦:ケニア人の家にホームステイ!都会から離れ田舎で見た景色
2023/11/30 17:39
皆さんこんにちは!インターン生のももこです。
一年間のルワンダ留学のうちの1か月間、ケニアの未来で現地ボランティアを経験後、インターンとして活動しています!
現地ボランティアの期間中、ケニアの未来のケニア人職員カンダリが生活している村に訪問した時に学んだことを書きたいと思います!
その職員さんは、ナイロビからバスで5時間ほどのルンディという村に住んでいます。そこに着いてからまず感じたのは、住民同士の結び付きが強いということです。
教会やマーケット、道の途中で色んな人が話し込んでいたし会った人ほとんどに挨拶し会話を交わす、ということをして少し疲れました。
しかし、
「ここで生活するためには、住民同士の挨拶や気遣いがとても大切」
だということをカンダリが話してくれました。もし挨拶や世間話もせずに通り過ぎると、他の住民との摩擦になってしまうそうです。
住民同士の距離が近く、暖かくて素敵だなと思うと同時に、「こんなに住民同士の結びつきが強いのに、なぜ早期妊娠や性暴力が多いのだろう」とも疑問に思いました。
(カンダリの村の教会:礼拝後でした)
その職員さんは、家畜や農地・土地をたくさん持っていて、それらを見せながら自分の民族の文化や伝統、風習についてたくさんのことを話してくれました。
カンダリはお父さんから家畜や土地を受け継ぎ、それをまた息子に、と受け継いでいくそうです。
「息子が結婚した時に住むようにここに家を建てようと思っているんだ」と嬉しそうに話してくれました。
「同じ家に代々住まないの?」の聞くと
「親が(性)生活していた家に息子夫婦が住むのは失礼にあたるから違う家に住むんだ」と話していました。不思議です。
(ヤギのミルクで作ったイチャイ:ルワンダよりもケニアの茶葉の方が香り高くておいしかったです♪)
また、カンダリはヤギ、牛、鶏など沢山の家畜を育てており、搾りたてのヤギのミルクとケニアの美味しい茶葉で作ってくれたミルクティ(イチャイ)が本当に美味しかったです。牛乳よりも濃厚でした!
また、ケニアは早期妊娠や性虐待の問題が深刻でケニアの未来もその問題の防止に努める活動を続けてきました。そして、カンダリの村でも早期妊娠が起こっているということも話してくれました。
避妊に対する迷信があったり、そもそも性に関することについて皆話したがらないそうです。そして、村を歩き回って思ったのは、散村集落のため大人から子どもへの性暴力が気付かれにくいのではないかということです。
親戚同士が近くに暮らしていますが、家の敷地同士は離れている上に、親が毎日のように通う仕事場がある町までは距離があります。そのため、親が昼間自分の子どもの面倒を見る余裕がなく、性暴力を振るわれていても気づかないということがあり得る環境だと思いました。
実際に、親戚の叔父や家政夫、バイクタクシーのドライバーが子どもに対して性暴力を行ってしまう、という問題があるそうです。
ケニアの未来でボランティアする中で学んできた性犯罪や早期妊娠ですが、実際に住民の生活環境を見て問題を考えることが出来たため、いい機会になりました。
今回のクラファンで実施する合宿の参加者の中にも、性暴力を振るわれた子どもたちがいます。
心と体の傷はなかなか癒えるものではありません。また、子どものときに妊娠してしまった彼女たちにとって、育児に追われながら進学することは難しく、自由に就職のことを考えることは困難です。
そこで、カウンセリングを行い心の傷を癒すと同時に、自分の可能性を見つけ、柔軟に未来への一歩を踏み出せるようにするためのキャリアガイダンスを行います。
子どもたちの過去は変えることが出来ません。しかし、合宿のなかで触れることの中に、子どもたちそれぞれのきっかけをみつけ、自分自身で未来を創っていくことが出来ると信じています。
(ケニアの夜明け空)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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