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【見捨てない】コロナの爪あとに苦しむ途上国の受験生に、挑戦のチャンスを!

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Asuka

2023年12月30日

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ヨッシー

2023年12月30日

最後に花ひらきますように!

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コロナによる教育格差への爪痕とは

2023/12/19 17:33


コロナで教育から取り残された子どもたち

はじめまして。


「最高の教育を世界の果てまで」というミッションのもと、途上国の地方に住む貧しい家庭の子どもたちに、映像授業で学びの機会を届ける認定NPO法人e-Educationフィリピン担当の高橋真理奈(たかはし まりな) と申します。

※フィリピンで活動中の高橋真理奈(写真右)


私たちe-Educationは、2010年に創業して以来、映像授業を中心とした学習支援を、延べ3万人以上の子どもたちに届けてきました。


そのうち2,000人は、私が担当しているフィリピンの子どもたちです。


フィリピンと聞くと、途上国の中でも教育環境が整っている印象を持っている方が多いかもしれません。


しかし、首都マニラと地方では教育機会に大きな差があるのが実情です。


例えば、私たちが活動しているミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市では、たとえ学校に通えても、先生や教科書、教室が不足していて、教育環境が整っているとは言えません。


さらに学校に通いたくても通えない子どもたちもたくさんいます。


家計を支えるために働いていたり、10代での妊娠・出産、親が病気になり家事・介護をしなくてはならないなど、理由は様々ですが、共通して”貧困問題”が背景にあります。


こうした状況に輪をかけて、新型コロナウィルス感染拡大は、家庭の経済状況や子どもたちの学びの環境に大きな打撃を与えました。


昨年、私がフィリピンで出会ったある少女のお話をしたいと思います。


彼女は成績優秀でトップレベルの高校にも合格できるだろう、と周りから太鼓判を押されるほどでした。


しかし、コロナウイルス感染拡大によって両親が失業したことに加えて、母親も病にかかり、高校受験に必要な1,000円の受験料さえ払えない状況でした。


このように、学力や意欲があっても、貧困とそれを助長するコロナウィルス感染拡大の影響によって、「教育」から取り残されてしまう子どもたちがいます。


こうした状況から子どもたちが脱するには、フィリピンにおけるそもそもの課題をもクリアしなければなりません。



フィリピンにおける課題


①教育制度による歪み

フィリピンの子どもたちの学力は、OECDが進めているPISAと呼ばれる国際的な学習到達度に関する2018年度の調査では、読解力で79カ国中最下位、数学と科学はそれぞれ最下位から2番目と、基礎学力に課題がありました。


というのも、フィリピンでは2016年にK-12(ケー・トゥウェルブ)という教育制度改革が施行されるまで、小学校が6年間、中学校が4年間、しかし高校の2年間は無いという10年制で、他国よりも教育期間が短かったのです。


10年間で、12年制の日本含む他国同等の基礎教育をするともなると、詰め込み型の教育にならざるを得ず、教育の質が落ちることで子どもたちの学力も低下し、授業についていけなくなる子どもたちも出ていました。


そこで2016年に施行されたのが5歳児(Kindergarten、日本の幼稚園年長)から教育を開始し、中等教育に2年追加した、小学校6年・中学校4年・高校2年の12年制とするK-12です。


しかし、先生の不足・教科書の不足・教室の不足という3つの不足が解消されていない中で高校2年間が追加されることとなったため、特にこれらの不足問題が深刻な地方では、学習環境が整わず、先生も子どもたちも高校受験に向けた勉強方法が分からないという状態でした。


②脱貧困の難しさ

近年の人口増加により、総人口約1億1,000万人のうち約30%が15歳未満、平均年齢は24歳と、人口ピラミッドが日本とは真逆のフィリピンにおいて雇用機会は不足しており、学歴や専門的スキルがないと低賃金の仕事にしか就けず、貧困を脱することも難しいのが現状です。



③コロナウィルス感染拡大に伴う2年以上の学校閉鎖

これらの問題に加えて、2020年3月からフィリピンでは学校閉鎖と子どもたちには厳しい外出制限が課されました。



学校に通うことができなくなった子どもたちは、親が週に一度、学校に出向いて受け取ってきた学習プリントで自習するほか勉強の選択肢はありませんでした。


子どもたちは、自宅学習として学校から学習プリントを受け取っていましたが、コロナ禍においては、本人や家族が仕事を失い経済状況が悪化したりと、勉強に取り組む以前の問題が深刻化していました。


また、子どもたちは学校に通えないだけでなく、先生や友達とも会えない状況だったため、学習の機会とともに社会とのつながりも失っていました。


そこでe-Educationが2020年にスタートさせたのが、地方の貧しい家庭の子どもたち向けのオンライン高校受験支援「StudyCo(スタディコ)」です。

※StudyCoのオンライン家庭教師と生徒たち



「StudyCo」で、地方の貧しい家庭の子どもたちに「授業」と「つながり」を!


「StudyCo」の特徴は、

①オンラインのため自宅から参加できる「遠隔型」

②オンライン家庭教師1人に生徒5名のグループで「学び合える」

③学力向上の実績がある教材を参考にした「良質な授業」

④高校合格者や難関校へのヒアリングと分析を元に開発した「受験対策向け授業」

です。


「StudyCo」によって、子どもたちは、自宅から高校受験に向けた良質な授業を受けることができただけでなく、外出制限で先生や友達とも会えない中、オンライン家庭教師や、ともに学ぶ仲間とつながることもできました。


昨年までに100名程の子どもたちに届けることができ、中には最難関の国立高校合格を果たした子もいました。

※最難関GUSA高校に合格した生徒とe-Education副代表の坂井(左)と高橋(右)


志望高校に合格できなかった子どもたちも、オンラインで同じ環境で勉強に励む同志とつながれること、自宅学習でわからないことを質問できるなど、どう学習を進めていけばよいか相談できることが精神的支えとなっていたようです。


また、オンライン受験支援そのものが生徒の希望になっています。


支援している生徒の一人の生徒は、インフォーマルセクターで働く両親のもとで病気の弟を抱え、オンライン授業に参加するための、たった100円のネット代が払えない生徒がいます。両親からは、「勉強している暇があったら仕事を手伝いなさい」と言われていました。


彼女をオンライン授業に参加させるため、e-Educationは通信費を支援しました。

彼女は泣きながら言っていました。


「ありがとう。毎日の生活、食べていくことに精一杯で、誰かに応援してもらったのは初めて。」


志望校に合格することはできませんでしたが、自分の夢を応援してくれる人がいること、自分が頑張ってもいいと認めてくれる人がいることを、人生で初めて経験し、彼女は依然よりも明るく強かな人に成長していました。


こうした生徒たちのために、e-Educationはなくてはならない存在です。

農村部の子どもたちが貧しさから抜け出すには、受験は唯一といっていいほど重要な挑戦です。そして、受験は一度しかない挑戦の機会です。私たちが支援を止めてしまうと、この生徒は、一生、今の生活を変えることができなくなってしまうかもしれません。


フィリピンでは、コロナ禍において世界で最も休校期間が長く、学校教育へアクセスできなかった生徒が多い国の一つです。子どもたちは2年以上もの間、友達や先生に会うこともできず、苦しい時間を過ごしてきました。


StudyCoでは3年連続、子どもたちへ無償のオンライン授業を届けてきていますが、支援を必要としている生徒はまだまだ沢山います。


私たちe-Educationの活動で「オンライン授業」と「生徒同士の交流」を届ける活動は、子どもたちの不安や孤独を解消し、未来への「希望」を与えると同時に、貧困脱却のキッカケになる可能性を秘めています。


よりたくさんの生徒に届けられるようにするには、教材の開発、授業数の増加が大切であり、そのために現地スタッフの人件費、教材開発費用や大学生チューターのアルバイト代が必要となります。


生まれた場所によって、子どもたちが見捨てられることなく挑戦の機会を届けるために、一人でも多くの方に応援いただけたら嬉しいです。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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※実施期間は2023年12月~2024年3月までを予定していますが、講演の内容および形式を含め、ご希望に合わせて調整いたします。
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