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ソーシャルグッドな
クラウドファンディング

FOR

消えた紅茶の歴史

耕作放棄地を舞台に、失われた紅茶の歴史を共に紡ぐプロジェクト

サポーター

Jikonka

現在の支援総額
¥2,655,000
/
目標
¥500,000
531 %
支援者
146
残り
終了
プロジェクトは終了しました

みんなの応援コメント

Omiki

2024年5月26日

「飲」を中心に空間づくり、人とのご縁づくり、地域とのつながり、自然保全、現在食デザインを学んでいる者として、たくさんの事を学ばせて頂きたいです。応援しております。

suguni

2024年5月26日

応援しています!

FOR GOOD

プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。

プロジェクトの相談をする

実行者からのメッセージ

私たちは、1998年に三重県亀山市関宿で始まり、店舗・工房・ギャラリーの三箇所を拠点に、暮らしの豊かな文化を衣食住の体感を通して繋げる活動をしています。三重県の山あいにあるエリアでお茶を摘み、紅茶や白茶を生産するお茶づくりは、今年で十年目を迎えます。

プロジェクトのポイント

1.台湾茶や紅茶などのお茶や歴史文化がお好きな方におすすめです

2.地元や故郷の知られざる歴史を知る体験は三重の方におすすめです

3.自然・SDGsのリアルな学びは企業の福利厚生等におすすめです

プロジェクトの詳細

はじめに

私たちは、Jikonka 而今禾(じこんか)と申します。”而今”は「今この瞬間」という意味、”禾”は「なくてはならない大切なもの」という意味を持ち、「今、この瞬間をどう生きるか」という問いを持つブランドです。今この瞬間は、過去から続く今であり、今ここからの未来でもあります。

私たちは、これまで25年間、三重県亀山市にある関宿(せきじゅく)というエリアを拠点に、衣食住のライフスタイルの提案をしてきました。また、三重県の山あいにあるエリアでお茶を摘み、紅茶や白茶を生産する活動は、今年で10年目を迎えました。

movie by 地域と映像


代表の米田 恭子(よねだ きょうこ)は25年にわたり三重で活動をする傍ら、中国や台湾での仕事にも長く携わってきました。器や布、古道具や料理などを通して日常の暮らし方をまとめた自著『おいしいをつくるもの: 而今禾=jikonkaの道具たち』(主婦と生活社)は、台湾の書店でも並びました。その一冊をきっかけに、日本の工芸、アパレルを台湾のお茶の空間やシーンで展開。さらには、大陸まで繋がることになりました。

自著「おいしいをつくるもの」


日本のものを販売しながら、次第に、現地の「お茶文化」から影響を受けるようになっていきました。台湾の人々の、日常にお茶を楽しむ自由さは、それぞれの創造性を日々磨くものであり、茶生産から販売まで、総合的にプロデュースする茶農家は、お茶の作り手であり、淹れ手であり、「アーティスト」だと感じました。

Jikonka 代表の米田恭子(よねだ きょうこ)

活動の背景

現在、日本では台湾茶が大きなブームとなる一方で、国内の緑茶の生産や消費は減少の一途を辿っています。その狭間に立ち、活動をする中で私たちは今まで見えていなかった"語られぬ歴史"と出会いました。それは、三重県が日本有数の「紅茶」の生産地であったということ。そしてそのルーツが台湾にもあるというのです。

以前訪れた台湾の茶園

知られざる日本茶と台湾茶の繋がり

台湾に行った際、ある時茶農家さん達にこんなことを言われました。「台湾の紅茶産業は、もともと日本人が発展させたものだよー!」と。どういうことだろう、と歴史を紐解いてゆくと、そこには日本と台湾の歴史的な背景がありました。

台湾産のお茶は品質が良く、かつては海外に輸出される際に「Formosa Tea(美しい島=台湾 のお茶)」と呼ばれていました。その後、日本が台湾を統治していた時代に、三井合名会社(日東紅茶)や森永製菓(森永紅茶)といった企業が当地に参入し、茶園、製茶工場を作り、主に紅茶を輸出していました。戦後、日本人が去った後、台湾の人々がその後も品質を高めてきたのが台湾茶なのです。

かつて三井や森永といった企業が台湾で紅茶を生産していた

日本の紅茶産地の誕生と消滅

実はこのストーリーには続きがあります。台湾から引き揚げてきた製茶の技術者が、三重県で紅茶の生産を始め、紅茶の一大産地にしたのです。ご存知でしょうか。

それは今から約80年前、先ほどのお話にあった、旧統治時代の台湾で7つもの紅茶工場を任されていたという川戸 勉(かわと つとむ)氏が故郷である野登村(ののぼりむら 現三重県亀山市)に戻り、勢力的に紅茶生産を始めたことがきっかけでした。主に欧米に輸出され、この頃、三重県から輸出されていた紅茶は、海外でも高い評価を得、国内の品評会でも10年連続1等という快挙を成し遂げていました。

三重県紅茶kk揉捻室建設中 揉捻機を見る

川戸勉氏 昭和34年 川戸利行氏提供


しかし、紅茶の輸入自由化など、時代の変化で、国内で販売される紅茶は輸入品に切り替えられ、三重県産紅茶の輸出も低迷し、紅茶品種の茶園はその姿を消していきます。1973年のインタビューに、川戸勉氏は答えています。「国策の犠牲」「経済以上に精神的打撃」と。そしてその後、平成元年頃には亀山市の紅茶は一度消滅します。このような過去がこの地にあったことさえ感じられない、現在です。

かつての三重県製茶会社の紅茶輸出ラベル


幻の紅茶品種「F4」との運命的な出会い

人々の記憶から、その歴史が失われてゆく中、新たな日本茶のシーンを作ろうと、お茶づくりを始めた私たちは、野登にある耕作放棄地で、地元の茶農家を通して、一本の茶樹と出会います。それまるで、台湾の茶園で見た、大きな葉が特徴的な茶樹にそっくりでした。

F4との出会い 4mを越す大樹でした


調べてみるとやはり、かつて輸出用の紅茶として試験的に栽培されていたものの、紅茶生産の衰退に伴い商用化に至らず、そのまま手付かずとなった、幻ともいえる品種「F4」でした。F4の”F”はポルトガル語の”Formosa(フォルモサ)”が由来であり、意味は「美しい島」。この茶樹のオリジンである「台湾」を意味します。この茶樹は戦後、台湾から帰国し、故郷の三重県亀山市で、紅茶生産を続けようとした川戸氏の縁でこの地にやってきたものだったのです。

台湾で長く仕事に携わってきた米田と川戸氏、そして台湾のお茶と日本のお茶の歴史は、三重県亀山市(野登)という地で、こうした偶然の必然で繋がりました。この出会いを機に、Jikonkaではこの”F4”の茶葉で作る「白茶」・「紅茶」づくりを試行錯誤しながら、全て手作業で進めてきました。

movie by 地域と映像


このプロジェクトで実現したいこと

部分発酵の烏龍茶などで独自の発展と世界展開を広げている台湾茶に対し、明治維新以降、外貨獲得のために生産を始めたものの、今は誰もそれを知ることのない、日本の紅茶。更に、私たちの拠点である三重県は、現在まで50年以上もの間、生産量で国内第3位を誇る「緑茶」の産地。しかし、近年の日本では人々の多忙な暮らしの中で、かつてあった日本の日常のお茶の時間、シーンは、失われつつあります。茶の市場価格もこの数十年で1/5以下になったと言われ、多くの茶農家が廃業を余儀なくされています。

お茶の新しい未来をつくりたい


このような状況の中で、「台湾生まれ日本育ち」という他産地にはないお茶の品種・F4を通じて、私達はお茶の新しい未来をつくっていきたいと考えています。製法による違い、土地による違い、作り手による違い。「お茶はもっと自由でいいのではないか」という想いから、私たちは、お茶を一緒に作ったり、飲んだり、大切な誰かに淹れて差し上げることを、もっと増やしていきたいと考えます。

そのために、これまで耕作放棄地の森を整理し、木々の中に生えるF4の茶を自分たちだけで摘み、少量をお茶に仕上げ、淹れてきた自分たちの活動をもっと「皆さんと一緒に」広げていきたいです。

森の中でのF4の収穫の様子


この他にないお茶・F4を分かち合い、皆さんと一緒に収穫やお茶づくりをしたり、間伐など手入れをし、お茶会をしたり、お茶を飲みながらアートを体感できる場を生み出すことで、これまでの「森の茶園」を「Formosa(美しい島)」という名の舞台として、人と自然との共存を感じられるような「森の居場所に変えていきたいと考えています。

これらの活動は、日本の社会課題でもある耕作放棄地の活用の在り方や、茶業を小規模でも維持継続していけるモデルづくりになる可能性を秘めていると考えています。

Formosa(美しい島)という名の「森の居場所」をつくりたい


みなさんにしていただきたいこと

みなさんに参加いただきたい、いくつかの方法を考えました。

「F4の守り手」

台湾茶がお好きな方に特にオススメ

ご自身で淹れていただき、味わっていただく【モノ】プラン

年間を通じて、この「美しい島」の茶樹の一部区画のオーナーになっていただきます。オーナーには、一年を通じて複数回に渡りお茶をお送りします。お送りするお茶はF4でつくる発酵茶(白茶や紅茶)の他、冷水や炭酸水で味わうボトルティーセット、F4のお茶の花や実を用いた食用以外の新たな発想の商品(非売品)などを予定しています。

F4のお茶をいろいろな形で味わっていただきたい


三重県産の柚子とF4の紅茶でつくる伊勢小青柑(いせしょうせいかん)


お茶をもっと自由に


※アイテムお届け時にオンラインでのイベントなども開催予定です

※ご希望に合わせてオーナーとなった方・団体様のお名前をサイトに掲載いたします



「F4の伝え手」

お茶に関わりのある方、お茶会や振る舞いをしたい人にオススメ

リアルな場でお話するなど、米田とのご縁をいただく【ヒト】プラン

これからのお茶の未来を担う方や、親しい人にお茶を振る舞ってみたい方に、Jikonka代表の米田と縁を繋いでいただきます。農家さんをお尋ねしたり、お住まいの近くでお茶のイベントを開催いたします。その際にご家族や友人を連れてきていただき、一緒にお茶を振る舞うなどをご一緒できればと思います。

※東京、三重のほか、支援者様のご住所に可能な限り近い会場でリアルのイベントを開催予定です。オンラインでの実施も予定しております。


「F4の作り手」

三重県の方に特にオススメ

日中の周辺散策や、お茶会等もお楽しみいただく【トチ】プラン

収穫の時期に、一緒にお茶を収穫し、お茶づくりをしたり、森の木々を用いたスツール作りなど「美しい島」でお茶を楽しむための空間を作るお手伝いをしていただきます(軽作業のみ)。日帰りのご滞在と、宿泊(民泊)の2種類があります。

F4のお茶を摘んでお茶づくりをしませんか


のんびりとお茶を一緒に味わったり


江戸から続く宿場町「関宿」の散策も


宿泊は三重県亀山市関宿にあるJikonkaの工房


その他、応援のみ、法人用リターン、米田恭子といく台湾ツアーなどもご用意。詳細はリターンをご覧ください。

今この瞬間をどう生きるか

かつて世界に届けられ、その品質を認められながらも、現在はその味わいを知る人のいない、商用化されずに人知れず残された幻のお茶「F4」。

私たちとお茶を摘み、作り、味わってみませんか。

私たちとともに、お茶を淹れるまでの活動をしませんか。

そして、耕作放棄地を舞台に、ワクワクするような「美しい島 Formosaという森の居場所をつくりませんか。


今ここからの未来へ

私たちは今回の活動を通じて、耕作放棄地の新しい活用のあり方や、消費者の方々と直接の縁を繋ぐことで小規模でも継続できる農業モデルがあるのだということを、示していきたいと考えております。そしてそれが、遠く離れた地の農業や、これからを担う若い人々にとっての小さなヒントになれば嬉しいです。


応援メッセージ

彫刻家

はしもとみおさん

先日、時を同じくして仕事があり渡った台湾で、少し前に展覧会をさせていただいた素晴らしいご縁でお茶の工場に同行させていただきました。

それはそれは忘れられない素敵な一日で、お茶という日常の些細な幸福のひと時のためにどれほど素敵な環境でお茶を栽培し、収穫し、製造されているか知ることができました。

お茶が、キラキラ自然光を浴びて、喜んでいたようにも思ったほど。

ものづくりとは、その始まりから終わりまでの瞬間、そして人の手に渡ってまた始まりから終わりまで、全てに物語と魂が宿るものだと思います。

その物語の一端をたくさんの方々に知っていただき共有する事ができたら素晴らしいと思います。

私も交差する一日のご縁に心から感謝して。



D&DEPARTMENT 創設者

ナガオカケンメイさん

長らく日本のデザインを見てきて、ますますこれからは「根付く」「健やか」「仲間」そして「歴史」がしっかり足元にないといけないと思いながら、1998年から先駆けて恭子さんら「而今禾」がやってきたことに感動します。

このプロジェクトに関心を持ち、アクションを起こすことで、日本の紅茶、台湾の紅茶文化、歴史にコミット(関わること)できます。

僕も応援します。

米田さん、関係する皆さん、頑張って!!


ブランディングディレクター

福田春美さん

私が初めて、Jikonkaさんが作る、白茶、小青柑を飲ませていただいた時に、三重にこんなに美味しい発酵茶をお作りになっているところがあるんだ..と驚きました。

この古樹に出会ったお話や作っていく経過をお聞きすればするほど、これからの日本における発酵茶、茶葉の在り方など考えさせられ、未来に希望が持てる姿だな、、と感じるばかりです。

Jikonkaの白茶、私は丁寧に作られたこの茶葉が愛おしく湯で飲み終わった後に、炭酸水に一晩入れて飲むのがとても好きで、身体にこもった熱を取ってくれていつも手元に置いておきたい茶葉の一つです。


櫻井焙茶研究所 代表

櫻井真也さん

米田さんに三重県亀山市野登にある耕作放棄地にある茶樹を見せていただいた時、雲南に伺った際の茶樹に再度出会ったような感じになりました。それが「F4」でした。

台湾と日本の紅茶作りの繋がりの事は知ってはいましたが、まさか日本にこの品種の茶樹があるとは思いもしませんでした。

今もしっかりと根付いている葉肉の厚い大きな葉は木漏れ日の中でつやつやと輝き、隣にある茶樹は大きく育ち、生命の力強さを感じます。その茶葉を丁寧に手摘みし製茶された茶は奥深い香りと力強さを併せ持つ素晴らしいお茶です。

お茶は人を繋ぎ、歴史を繋いで来ました。このF4を守り、皆と分かち合い、自然と共に未来へと新たに繋いでいく事を応援しています。


文筆家

一田憲子さん

「おいしいをつくるもの:而今禾=jikonkaの道具たちという本を作っていたとき、四季を追いかけて、1年間三重県の関宿に通っていました。そこで教えていただいたのは、畑からやってきた野菜を使い、本物の調味料で調理し、器をしつらえ、仲間と食卓を囲むという毎日の豊かさでした。何かにひとつ突出するのでなく、1本のニンジンと1枚の洋服を、ひとつの鍋とひとつのコップを、同じ目線で選び、そこに作り手の姿や、陶芸の歴史や、地域の文化が加わって、人の暮らしは、数々の経糸と緯糸が絡まって織りなされていくことを学びました。


今回、米田さんが立ち上げられたこのプロジェクトも、きっと「お茶を飲む」ことや「茶葉を作る」ことだけが目的ではないのだろうなと思います。「台湾の人々の、日常にお茶を楽しむ自由さは、それぞれの創造性を日々磨くものであり、茶生産から販売まで、総合的にプロデュースする茶農家は、お茶の作り手であり、淹れ手であり、『アーティスト』など感じました」という米田さんの言葉に、ワクワクしてしまいました。

これから米田さんが日本で展開されようとしている「茶文化」は、まさに、私たちが日常の中でそれぞれが毎日の創造性を磨く術となる……。そんな「お茶」から生まれる世界を、見てみたくてたまりません。


建築家

米田雅樹さん

僕にとって、而今禾はいつも発見の喜びを与えてくれる場所です。

こんなに素敵なモノ、技があったんだ、こんなに素敵な人がつくっているんだ・・。

お店に並ぶ品々や時間を経験するうちに、すばらしいことやものは実は世界の色んなところにあって、それを素直に感じる事ができる心持ちが大切なのだと気づかせてもらったように思います。

昨年、米田恭子さんにご案内してもらって、F4のお茶畑を訪れました。

澄んだ空気と山水画のような稜線。初めて見る美しい色の大きな茶葉。

地元三重にこんな場所があったのだとまた発見。

文化、美しい品、ひとを紡いでこられた恭子さんが育まれる美しい島を訪ねることは、それぞれの風土で小さく囁いている自分にとっての美しい島に気付くきっかけになるのではと思います。

僕もまた連綿と紡がれる文化の紡ぎ手のひとつとなれるよう、恭子さんの活動を応援しています。


フラワースタイリスト

平井かずみさん

恭子さんとお話をしていると、植物の話が尽きません。

私たちの身体は植物たちに触れることで、たくさんのエネルギーをもらっていることを感じます。全ては自然の循環の中で生きている。

はじめて三重のJikonkaに伺った時に飲ませていただいたF4のお茶。その美味しさにとても感動し、またその出合いも運命的なことに驚きました。

今回、F4のさらなるルーツに辿りついたことで立ち上がった「Formosa(美しい島)」のプロジェクト。これまで以上に人と自然との共存を一緒に考えさせていただきたいと思います。


地域と映像 代表

佐藤洋輔さん

而今禾は、僕の大好きな場所です。 代表の米田さんと知り合ったのは5年前。介護のプロジェクトでご縁があって、フワッときた僕をフワッと受け入れてくれてくれました。米田さんのつくるお茶の時間、そして米田さんの暮らしの感じ、そしてどっしりと懐の深いところがとても好きです。このクラウドファンディングが、而今禾の周りにいる素敵な人たちをもっともっと広げ、つなげていくきっかけになるといいなと願ってやみません。ぜひ仲間に加わってください。僕も全力で応援し続けます!


料理家

岡田桂織さん

何の葉っぱかな?と思うほどに大きく整ったカタチのF4の葉っぱ

一般の茶の芽の3〜4倍の大きさはあろう、その茶の芽を丁寧に一芯二葉手で摘みします。

茶葉を摘んでしばらくすると、籠の中の茶葉から香ってくる芳香に私たちは毎回感動させられます。

先人たちが残してくれた宝もの、亀山の地にしか無いこの美しい茶樹を、皆さんと一緒に守り愛で、後世に繋げていきたいと思います。ご協力ください。よろしくお願いします。


森永製菓株式会社 研究員

小野隆さん

日本統治時代の台湾で紅茶造りをしていた日本の技術者たちが、戦後帰国し日本で紅茶生産を始めることになり、そのお1人である川戸勉さんは昭和30年代には森永紅茶の生産にも携われていました。全国茶品評会で何度も1等を受賞し高い評価を受けていた歴史もあります。その後、政策の転換もあり、ほとんどの紅茶メーカーが国産茶葉での生産を打ち切る事になってしまいました。亀山で栽培されていた、べにほまれ、はつもみじ、F4等の紅茶品種も残念ながら幻の品種となってしまいました。べにほまれやはつもみじについては復活プロジェクトが立上がっていますが、台湾系統のF4という品種が奇跡的に残っていたことを知らず、大きな驚きでした。これも台湾と日本の茶業を結ぶ絆とも感じられます。こういった歴史がある茶園を活用する取組みに賛同していただける人が増えることを祈っております。


CEO of Prana Life Pty Ltd / TEDx Organizer


Robert McGuinnessさん

Quiet moments of serenity where ones soul can find peace and tranquility amidst the constancy of the pressures, stresses and unavoidable noises of life, are fast becoming lost treasures. Jikonka’s finely crafted teas and bespoke experiences not only revive these precious moments by reviving the art of tea making and serving, they bring back an oft forgotten sense of humanity and connectedness at an extraordinarily deep level. I am proud to voice my support for this project, for it is certainly one that enriches the experience of being human.

(絶え間ないプレッシャー、ストレス、避けられない生活騒音の中で、魂が安らぎと静寂を見出す静かなひとときは、急速に失われつつある、貴重な宝物です。Jikonkaによって丁寧に作られたお茶と特別な体験は、お茶の淹れ方や淹れ方の技術を復活させることでその貴重なひとときを蘇らせるだけでなく、忘れられがちな人間性や、非常に深いレベルでの"つながり"の感覚を思い出させてくれます。私はこのプロジェクトへの支持を表明できることを誇りに思います。なぜなら、このプロジェクトは間違いなく人間としての経験を豊かにするものだからです。)


Podcast配信中(Spotify)

当プロジェクトを記念してpodcast(音声番組)を配信中です。サイト内だけでは表現しきれなかった内容について、より深くより楽しくお話ししています。

Jikonka podcast.1「Jikonkaの活動の背景」はこちら

Jikonka podcast.2「三重県の紅茶の知られざる歴史」はこちら

Jikonka podcast.3「これからの未来」はこちら

スケジュール

3月 クラウドファンディング開始

4月 美しい島・お茶を味わうスペースの整理開始

5月 美しい島・各種リターン 順次開始、クラウドファンディング終了

支援金の使い道

本プロジェクトでいただいたご支援は下記の活動に活用いたします。

耕作放棄地の森を、F4の茶樹や自然と人とが共存できる居場所「Formosa(美しい島)」にします。そして、想いに共感いただける方々との縁を広げていきます。


主な使い道

「モノ」プラン活動費 お茶の収穫、生産、お届け

「ヒト」プラン活動費 東京や三重、全国でのイベント、リアル活動

「トチ」プラン活動費 森のお茶を味わうスペース作りや、滞在中のご対応

「法人」プラン他活動費 企業ご訪問や三重、台湾へのアテンドご対応 

目標達成後、更にご支援をいただいた場合、「美しい島」の中に「秘密の森の茶室」づくりを検討いたします。

いずれは茶室もつくりたい(上記はイメージ)


さいごに

プロジェクトを通して目指している社会

ペットボトル、ティ―バッグを日常に購入される消費者の方が多い中、今や、お茶が「茶の木」というツバキ科の植物から作られていることさえ、忘れ去られていきそうです。春には若芽を一斉に出し、秋には椿のような白い小さな花を付け、蘭の花に似た香があり、その後、花は実へと姿を変えていきます。それらが育つ自然環境を、四季折々体感していただく森の居場所のような、「美しい島」を作りたいと思います。

私たちの茶園は、水の神様として、長く人々に信仰されてきた野登山を始め、ダイナミックな岩が美しい鈴鹿山脈の麓にあります。茶園には、肥料や農薬などを一切使用していません。長い間、耕作放棄されてきた茶園に、私たちが手を加える必要は、草刈りと剪定の他はありません。そこには、すでに自然界の循環とバランス、美しさがあります。この茶園の中に、しばし身を置き、お茶を味わう時間は、人それぞれ様々な体感をさせてくれるでしょう。

お茶をつくり、お茶を淹れ、ここから未来に繋げる新たな日本茶の価値を皆さまと創造していく五感が潤うような場を作りたいと考えています。かつて、川戸氏が目指した、そして米田が受け継いだ、世界に日本茶の可能性を広げていきます。

PROFILE

Jikonka

1998年に三重県亀山市関宿(せきじゅく)で始まり、店舗·工房·ギャラリーの三箇所を拠点に、暮らしの豊かな文化を衣食住の体感を通して繋げる活動をしています。

リターンを選ぶ

5,000

①Jikonkaを応援プラン

Jikonkaの取り組みを応援いただくプランです。御礼のお手紙と今年収穫するF4のお茶を少量お届けいたします。2024年5月以降予定
※リターン予定品:お茶 10~20g 高温多湿を避け常温で保存 賞味期限 2年

支援者16人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

15,000

残り12

②「F4の守り手」茶樹のオーナープラン

【台湾茶や紅茶がお好きな方に特にオススメ】年間を通じて、この「美しい島」の一部区画の"茶樹のオーナー"になっていただきます。オーナーには、一年を通して複数回、様々なお茶をお送りします。お送りするお茶はF4でつくる発酵茶(白茶や紅茶)の他、冷水や炭酸水で味わうボトルティーセット、F4のお茶の花や実を用いた食用以外の新たな発想の商品(非売品)などを予定しております。ご自身で淹れていただき、味わっていただく【モノ】プラン 2024年5月〜1年間予定
※リターン予定品:白茶・紅茶・伊勢小青柑等 各種20g〜 高温多湿を避け常温で保存 賞味期限 2年

支援者88人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

15,000

残り13

③「F4の伝え手」米田恭子とのご縁プラン

【お茶に関わりのある方、お茶会や振る舞いをしてみたい方にオススメ】これからのお茶の未来を担う方や、親しい人にお茶を振る舞ってみたい方に、Jikonka代表の米田と縁を持っていただきます。農家さんをお尋ねさせていただいたり、お住まいの近くでお茶のイベントを開催いたします。その際にご家族や友人を連れてきていただき、一緒にお茶を振る舞うなどをご一緒できればと思います。リアルの場でお話ししたり、コミュニティに入っていただく【ヒト】プラン 2024年5月以降予定
※ご支援者様の人数によりオンラインでの開催となる地域もございます
※米田の移動にかかる交通費等は別途発生いたしません(当方負担)

支援者17人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

15,000

残り29

④「F4の作り手」関宿での日帰りプラン

【三重県・近郊の方にオススメ】収穫の時期に、一緒にお茶を収穫し、お茶づくりをしたり、森の木々を用いたスツール作りなど「美しい島」でお茶を楽しむための空間作りをご一緒していただきます(軽作業のみ)。日帰りのご滞在と、宿泊(民泊)の2種類があり、こちらは日帰りプランです。日中の周辺散策・ご案内や、お茶会等もお楽しみいただく【トチ】プラン 2024年5月以降、お客様のご都合をお伺いしながら日程を確定いたします
※当プランには関宿までお越しいただく交通費は含まれておりません。お車または電車(JR関西本線関駅より徒歩5分)等で現地(Jikonka Seki)にお越しいただきます。

支援者21人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

30,000

残り39

⑤「F4の作り手」関宿での宿泊プラン

【三重県・近郊の方にオススメ】収穫の時期に、一緒にお茶を収穫し、お茶づくりをしたり、森の木々を用いたスツール作りなど「美しい島」でお茶を楽しむための空間作りをご一緒していただきます(軽作業のみ)。日帰りのご滞在と、宿泊(民泊)の2種類があり、こちらは宿泊(民泊)プランです。日中の周辺散策・ご案内や、お茶会等もお楽しみいただく【トチ】プラン 2024年5月以降、お客様のご都合をお伺いしながら日程を確定いたします
※当プランには関宿までお越しいただく交通費は含まれておりません。お車または電車(JR関西本線関駅より徒歩5分)等で現地(Jikonka Seki)にお越しいただきます。

支援者11人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

150,000

残り20

⑥「米田恭子と行く台湾お茶づくし」プラン

【台湾に実際に行ってみたい方におすすめ】F4のルーツであり、日本とも深く関わりのある台湾のお茶。通常ではなかなか入ることの出来ない台湾の茶園や、茶農家さんへの訪問、美味しい台湾のお食事などを米田と一緒に楽しむ台湾ツアーです。2024年秋、2泊3日を予定しております。ご都合に合わせてお日にちのやり取りをさせていただき、決定いたします。現地のガイドや言語対応等をいたします。
※当プランには交通費・宿泊費・お食事代は含まれておりません。航空チケット、ご宿泊の予約は別途ご自身でしていただきますのでご了承ください
※1名からご支援いただけますが、3名以上での催行となります

支援者0人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

50,000

⑦【法人向け】三重の紅茶を応援プラン

Jikonkaの取り組みを応援してくださる企業様向けプランです。専用ページに企業名(または個人名)の掲載+Jikonkaの2024年度産のお茶をお届けします。2024年5月以降
※リターン予定品:白茶・紅茶・伊勢小青柑等 80g~各種 高温多湿を避け常温で保存 賞味期限 2年

支援者3人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

100,000

⑧【法人向け】米田恭子を応援プラン

Jikonkaの取り組みを応援してくださる企業様向けプランです。専用ページに企業名(または個人名)の掲載+貴社に米田が訪問し講演、お茶会の実施などをおこないます。社員の方の研修や交流などにご活用いただけます。期間は2024年5月からの1年間の内、いずれかの1日
※米田の移動にかかる交通費等は、新幹線・飛行機の利用が必要な場合に限り、別途ご相談となります

支援者1人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

100,000

⑨【法人向け】社員で美しい島に滞在プラン

Jikonkaの取り組みを応援してくださる企業様向けプランです。専用ページに企業名(または個人名)の掲載+三重県亀山の日帰り滞在/民泊滞在が出来ます。社員の方の福利厚生としてご利用いただけます。期間は2024年5月からの1年間の内、いずれかの1日
※日帰り滞在は1〜10名まで
※民泊滞在は1〜5名まで

支援者1人

お届け予定2024-05-31

プロジェクトは終了しました

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応援するために、もう一つできること

For Goodは、
みんなでより良い社会を目指す
クラウドファンディングです。

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