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犬21頭の不妊手術で、多頭飼育崩壊を食い止めたい
シェルティ・レスキュー 佐々木美香
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不妊手術の日
2024/6/8 07:45
このたびはクラウドファンディングにご協力いただき、まことにありがとうございます。
本日は、不妊手術を実施した日の様子をご紹介します。
手術においては、術前検診を計4日に分けて実施し、手術は7日かけて行なわれました。ご協力いただいた動物病院さんは２軒です。
撮影にご協力いただいたのは、岡山県倉敷市の「ふじ動物病院」さんです。
本当にびっくりしたのですが、こちらの院長先生が東京で勤務医として働いていた動物病院さんは、シェルティ・レスキューが日頃からお世話になっている協力病院さんで、私も他のレスキューメンバーも存じ上げている先生でした。
このたび、先生の地元である倉敷に開業されたばかりだったんです。
ありがたいご縁をいただいて、犬たちの手術は早急に進めることができました。
腰が引けている犬と、抱えて院内に入ろうとする飼い主さんです。
この子達のほとんどは外に出たことがなく、散歩の経験がありません。
一番軽い子が19㎏でしたので、それはもう大変でした・・・
他人事でなく、私も何頭かを抱っこして院内に入りました笑
怖がってはぁはぁしている子。
どよ～んの顔をしている子。
この子達はどちらも女の子です。1頭は妊娠中でした。
術前検診もていねいに診てくださいました。
この写真だけでも、今回のシェルティたちが「でかシェル」なのがおわかりいただけると思います。
皆様からのご支援でハーネスも4本購入しました。
飼い主さんの首輪の数が十分でなく、さらに怖がりすぎで逸走の危険があると判断したため、購入することにしました。
ちなみに写真の水玉柄のものは大型犬用です。
サイズ感がわからないので中型犬用も飼いましたが、きつくてパッツンパッツンでした（＾＾；
地方都市の郊外は、住宅街を抜けると畑や田んぼが広がり、そこは用水路に沿って川沿いに、そして里山につながっています。
逸走したら捕まえるのは本当に大変です。
それを考えれば、ハーネスの購入は保険料としては安いのではと考えました。
スタッフさんの保定での採血です。
このあと、シェルたちの手術が行われました。
ふじ動物病院さんは4月30日に開業されたばかりで、この日はおよそ2週間後、まだ患者さんもさほど多くないので、1日に数頭ずつ手術をしていただくことができました。
実は、事前に県内の動物病院さんにあちこち問い合わせをしたのですが、東京や大阪の都市部と違って動物病院が多くない上に、開業から何年も診療しているところはすでにかかりつけの患者さんがいっぱいで、手術の予約がなかなか取れないんです。
そんな状況の中、まさかシェルレスもたくさんお世話になった先生が、直近に開業されていたと知ったときの驚きたるや・・・。
妊娠している子が何頭もいたことを考えると、もう1ヵ月の猶予はなかったと思います。
クラウドファンディングが順調に進められたのも、皆様のご協力あってこそです。
ほんとうにありがとうございます。
手術が終わって麻酔も醒めて、えへへの子。
納得のいかないような、麻酔が残っているような顔をしている子。
私にとって今回とても助かったのは、怖がりであっても、どの子も性格はとても良い子ばかりだったことでした。
できれば、少しでも早く、この子達をもっと良い環境に送り出してあげたいのですが・・・まだまだ時間がかかりそうです。
長くなりましたが、本日の報告は以上となります。
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