映画から歩む和解の道
学生発!映画を通して共に向き合い、共に歩む平和の道を見つける映画祭を実現したい!
みんなの応援コメント
Y
2024年6月7日
すばらしいイベントになりますように。
Hiroko Kawaguchi
2024年6月7日
応援しています!
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【歴代受賞者インタビュー #01】映画監督・相馬雄太さん
2024/5/7 16:56
短編映画『ぼくときみの小さな勇気』を手がけた相馬雄太監督の作品にかける想いーー「和解は『心を開くこと』だと思います」
第2回国際和解映画祭 監督賞次点!
短編映画『ぼくときみの小さな勇気』相馬雄太監督インタビュー
相馬雄太
児童映画専門の映画監督。ヤングケアラーやジェンダー問題など、今日の子どもたちが抱える社会問題を主題に映画を制作。制作した作品はすべて国内映画祭で入選している。 2024年夏に初の商業作品「僕のなかのブラウニー」が全国の映画館で公開予定。
和解は「心を開くこと」
ーー相馬監督は、2022年に開催された第2回国際和解映画祭にて監督賞次点を受賞されましたよね。国際和解映画祭に参加したきっかけはなんでしたか。
相馬:この年は監督デビューの年だったので、公募ガイドや登竜門などのコンクール情報サイトで見かけた映画祭はすべてエントリーしています。国際和解映画祭もきっかけはコンクールサイトだったかと思います。
ーー受賞作品『ぼくときみの小さな勇気』は、吃音のある少年と学習障がいディスレクシアを抱える彼の親友のストーリーでした。この映画を通して伝えたいメッセージについてお聞かせください。
相馬:マイノリティに対する理解と、周りへの理解を得るために思いを伝えることの大切さをメッセージに制作しました。
ーー相馬監督は子供の生きづらさと向き合う作品を多く制作されていますよね。『ぼくときみの小さな勇気』の制作にあたって、映画祭の大きなテーマである「和解」という言葉とはどのように向き合いましたか。
相馬:和解は「心を開くこと」だと思います。前述と重複しますが、いかに主人公の心を開けるか、そこに焦点を当ててストーリーを組み立てました。
ーー国際和解映画祭への参加を通して得たものはありましたか。
相馬:他の作品を拝見し、様々な形の和解があると知り大変勉強になりました。
物語は「主人公をどこまで困らせられるか」
ーー映画を制作する上で、心がけていることはあるでしょうか。
相馬:環境整備です。とくに自分の作品は子ども映画が多いので、子ども達がのびのびと演技のできる環境をつくっています。例えば、撮影前にレクリエーションのゲーム大会をして緊張をほぐす、「困った」がいつでも言いやすい関係性をつくる、暑さ寒さへの意識や昼休憩の時間をしっかりとるなど。
ーー人の心に訴えかける、良い映像作品を生み出す秘訣のようなものがあれば教えてください。
相馬:物語は「主人公をどこまで困らせられるか」によると思います。困難が大きければ大きいほど、起承転結の結で感動を生みます。
ーー「今後つくってみたい映画」についてお聞かせください。
相馬:今年は初の長編&商業作品「僕のなかのブラウニー」を制作し、夏頃に全国の映画館で公開します。来年以降もどんどん商業作品に挑戦したいと考えています。
ーー最後に、第4回ERIFF国際和解映画祭に向けて一言メッセージをお願いします。
相馬:身近なのに身近に感じない「和解」。映画祭を通して新しい考えを発見できるかもしれません。クリエイターにとっても参加者にとってもおススメの映画祭です。
第4回ERIFF国際和解映画祭
2024年11月30日、12月1日に早稲田大学大隈記念講堂にて開催決定!今、目の前の対立とどう向き合うか。国境、世代、文化の壁を越えた「和解」のメッセージを伝える映画祭。 本記事に関するお問い合わせは、cjkwakai.filmfes@gmail.comまで。
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