能登被災猫支援
能登被災地の猫に不妊去勢手術を受けさせたい。
みんなの応援コメント
わたなべ
2024年7月31日
再支援です。最後にポチッとしておきますね。少しでもお役に立てればと思います。Go Goニャンダラーズ!
マサコ
2024年7月31日
応援しています!
FOR GOOD
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孤立集落で、みーちゃん無事に保護!
2024/6/23 18:05
【活動報告③】
13年ぶりの震災被災地でのレスキュー活動です。
険しい山道を越え、辿り着いた孤立集落で、住民さん依頼の「みーちゃん」という取り残されていた猫を保護しました。
「輪島市O地区 みーちゃん無事に保護」
飼い主さんから捜索依頼を受けていた白猫みーちゃん。
事前にお電話やSNSで依頼者さんのご家族と打ち合わせをして、状況をお伺いしていました。
1/29早朝、高円寺を出発。
お昼過ぎには、地元ボランティアさんと待ち合わせをしていた石川県羽咋に到着。
ニャンダラーズサポーター皆様からご支援いただいた、たくさんのフードを能登の子達へと託させて頂きました。
みーちゃんが待つ、輪島市O地区は日本海を望む山頂にある村で全27戸。
日本昔ばなしに出て来るような、とても緑深い長閑な場所です。
震災後は全ての道が土砂崩れで孤立し、住民皆様はヘリでの避難を余儀なくされた地域です。
事前に、Googleマップや災害地図を見て、O地区までの経路を確認しています。
ルートは山側か海側の2択です。住民様からヒアリングした結果、どちらも通行止めの様です。
2ルート、実際に行ってみて、自分の目で確かめて慎重に安全に村へと入ることにしました。
山側、土砂崩れで通行止め
地割れと倒木で前へ進めません
地割れにハマり車のタイヤがパンク。
真夜中です!
積んだ荷物を全て降ろし、
緊急修理セットで脱出を試みます。
急遽、七尾まで戻り、野宿。
朝、自動車工場が開くのを待ってピットイン
タイヤを新調、今度は海側の道を探ります。
海側の道もここまで。
山が崩れています。
車を置いて、前もって住民様に聞いていた、秘密の山道を登ることに。
その昔、村の人が山から降りるのに使っていた太古の道です。
捕獲器とフード、合わせて20キロを担いで山道を登ります。
雨も降ってきて、山道は悪路に変わりました。
震災直後に、入った自衛隊が付けた目印を探しながら進みます。
かなりの急斜面です。ロープを頼りに登ります。
巨石を祀った伝説の道祖神に無事を祈ります。
1時間、悪路の山道を上り、やっとO地区の村内に入ります。
ここから、ご依頼のあった、お宅を探します。
やっと依頼主様宅を発見。
了解を得ていますので、室内に入らせて頂いて、みーちゃんを探します。
室内は地震当日のまま。
パニックを閉じ込めて真空パックした感じです。
お餅も散乱しています。
「みぃちゃん!」と声をかけながらお家の中を捜索。
すると!なんと「にゃ〜!」返事をしてくれました。
寂しかったんでしょう!お腹も空いているのでしょう。
崩れた家の壁内、1階と2階の間、天井裏から顔を出してくれました。
ちゅーるを出すと寄ってきてくれます。
陽も落ちてきて時間がありません!
急いで、捕獲器を準備して、その場を離れます。
夜になってしまいましたが「絶対に連れて帰る!」と強い意志がありますので、なんとしても粘ります。
捕獲器を仕掛けて、身を潜めて待ちます。
そして、誰もいない村の静寂の中で、捕獲器の扉が閉まる音!
やりました。みぃちゃんが捕獲器に入ってくれました。
さ!急いで、みーちゃんを連れて、夜の山道を下山します。
携帯の電波も入りませんので、Googleマップも使えません。
道に迷い、深刻な状態でも冷静に判断して帰路を探ります。
そして・・・・・・・・
避難している、お母さんの元に無事に届けることができました!
飼い主様は親戚のお宅を頼って自主避難されていました。
みーちゃんの帰りを切望していた、お父さんは残念ながら数日前に亡くなってしまったそうです。
いつもみーちゃんを膝に乗せていたご主人。
みーちゃんのことを最後まで気にかけていて、奥様は「元気だよ、心配しないで」と言ってしまっていたそうです。
「みーちゃん!
よく頑張った!」
飼い主さま、ご主人の仏壇の横にお座りしたみーちゃん。
みーちゃん、ちゃんとわかっているのですね。
亡くなったご主人も天国で安心してくれたでしょうか。
他にもいくつかのミッションがありましたが、これだけでも、遠くから足を運んでよかったと思います。
29日間、良くがんばった!みーちゃん。これで安心だね。
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