海の環境を守る
【旅する絵本】未来の子どもたちに世界に誇れる日本の海を守りたい!!




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2025/8/27 07:00
カメキチと小笠原へ行く④ ー 最終回 ー

このクラウドファンディングのプロジェクトも残すところあと1日。
いつもあたたかい応援を本当にありがとうございます。
「カメキチと小笠原へ行く」もいよいよ最終回となりました。
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さて、今回の小笠原への旅の目的の一つでもある小笠原海洋センターへ行ってきました。
プロジェクト本文にあるカメの赤ちゃんがゴミの障害を乗り越えて行く写真を使わせていただくために貸出の許可をいただいたところでもあります。
街中でレンタル自転車を借りて(20分くらいかな)予約していたコースを受けてきました。実際にカメと触れ合うことができる体験なので、親子連れファミリーが多かったです。
大きいカメに、最近生まれたばかりの赤ちゃんカメ。ちっちゃいのがわちゃわちゃしていて、かわいすぎる~!
カメのエサってキャベツなんだーとびっくりしたり、ちょっと元気のないカメさんは、水槽の中でも隔離されて保護されていたり、見るもの初めてばかり。
カメの産卵した卵って横から見るとこんな感じ。産卵の穴は、横から見るとひょうたん型。中へ行くほど広がっているんですね。こうやって上から持って、砂の中にそっと置く。上下の位置が変わると生まれてこれなくなっちゃうそう。
私たちもカメの卵を砂の中に置く体験をさせていただきました。
卵がふにゃふにゃしていて触っているとドキドキしちゃう。卵を埋めるための砂の穴も実際に私たちが作るのだけれど、カメの後ろのひれ、マジですごい。私たちは手で穴を掘ってるけれど、なかなか時間もかかるし、深く掘っていかなきゃならないからけっこう大変でした。
そして卵の上下の位置が変わらないようにそっと卵を置いていくのだけれど、私たちは48個の卵を埋めました。全部孵ってくれるといいなぁ。
カメキチも卵を産んだふりしているけど、キミは男の子じゃなかったっけ??
産卵した卵の数をカウントするために、こうやって柵を作って卵を埋める体験は終わり。その後、カメの甲羅磨き。甲羅をお掃除するのは藻が甲羅について病気になることもあるから、だったかな。ゴシゴシされて気持ち良さそう・・・
生まれたばかりの赤ちゃんカメたち。ちっちゃい!まだ目も開いていない?
こんなちびっこたちが海で元気に過ごしてほしいな、自然の摂理に抗うことはできないけれど、人間たちのゴミによって命を落とすことがないようにと願いました。
しかしながら、海岸に打ち上げられたカメのおなかの中から出てきたゴミ。ゴミが原因でなくなったのかは分からないけれど、なんらかの影響はあるはず。
ゴミによる化学物質の影響か分からないけれど、海洋センターには頭を2つ持つカメが2匹もいました。なんだか考えさせられます。
ビニール袋はクラゲや海綿と間違えて、緑色のゴミは藻と間違て食べているそう。
なかなかリアルな話で、心が痛みます。
さて、私たちもそろそろ小笠原を離れる時間がやってきました。
今度はお見送りされる番
桟橋に「いってらっしゃーい」と書かれた横断幕をみると、また帰ってこようと思います。実際に小笠原に赴任された人たちの話を聞くと、もう東京に戻りたくないって声よく聞きます。(いや、小笠原も東京だろ!とツッコミいれたくなるけど)気持ち分かります。皆さん、ありがとーーー♥
小笠原を離れてしばらくボーっと海を眺めていたら・・・
見えますか?
広がる青い海。その美しさの中に、白い点がいくつも浮かんでいました。 よく目を凝らしてみると、それはプラスチックゴミ。
ただ眺めているだけでは気づかない。意識して見ようとしなければ、見えてこない現実です。この体験は、海のゴミだけに限った話ではないと思っています。
私たちの暮らしの中にも、同じように「見ようとしなければ見えないもの」がたくさんあるのではないでしょうか。
たとえば、いじめ。
表面だけを見ていると、何も起きていないように見える。
でも、相手の気持ちに寄り添ってみると、見えてくるものがあります。
元気そうに振る舞っている人ほど、心の中では「苦しい」と叫んでいることもある。 そんな孤独や助けを求めるサインも、見ようとしなければ見逃してしまう。
子どもの描いた「ただの落書き」も、よく見てみると、そこには深い感情が込められていることがあります。
大切なのは、なにげなく通り過ぎるのではなく、ちゃんと向き合うこと。 見ようとする意志が、世界の見え方を変えてくれるのだと思います。
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