アフリカの障害者支援
アフリカのモザンビークで障害があっても無くても安心して生活できる社会を作りたい!
みんなの応援コメント
naho.ume
2024年10月13日
せっきーさんの熱意、素敵です! モザンビークの皆さんのより良い人生につながりますように!
こばち
2024年10月13日
少しでも力になれば幸いです
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
乞食について
2024/10/4 10:09
クラウドファンディングも残り9日となりました。
これまで多くのご支援をいただきまして非常に感動しております。
と同時に、ここからあと一押し上げが必要です。どうなるのかだいぶ不安な気持ちおります。
ぜひ拡散していただけますととても助かります。
今日はモザンビークは祝日でして子どもたちもおらず静かな環境でこの文章を書いています。
昨日、近所を散歩していたら久しぶりに乞食にお金を無心されました。片足が膝からない男性の方で松葉杖を使用していました。わざわざよそから来るような場所ではないので家からちょっと出てきて風にでも当たっていたのだろうと思います。「1000メティカル(円価で2300円)くれ」と言ってきて「何に使うの?」「パンを買いたい」「パンは12メティカル(円価で27円)だけど?」と返すと「パンがほしい」と連呼しはじめました。ちゃんと確認はしませんでしたが知的障害がある方だったのかもしれないです。
今住んでいるところの近くでは乞食に遭遇することはほとんどないのですが、以前住んでいたところは、朝パンを買いに外に出ると30秒で乞食に絡まれるような場所でした。さすがに対応はかなり慣れてはいるのですが、ひょっとしたら危害を加えてくるかもしれないですし一応はちょっと緊張します。あと完全無視ということは出来るだけしないことにしているのでちょっと言葉を交わすようなことはします。ポケットに小銭がある場合はあげたりもします。
「お金を渡すと依存心が芽生えて本人のためにならないから渡さない」という風にかつては思っていました。「釣った魚をあげるよりも魚の釣り方を教えるべきである」という比喩もよく聞きますね。
今は、乞食にお金をあげないと決めているにしろあげると決めているにしろ、相手と人と人として向き合うことを避けているという意味で同根であるなと思っているので紋切り型に対応を決めずにとりあえず言葉を交わすようにしています。だいたい空腹の状態でどうやって魚の釣り方を学ぶというのでしょうね。私の場合は言葉を交わしたうえで大体は手元に小銭がないので「小銭がないのでお金はあげない」というふうになる場合が多いです。財布には小銭がありますが路上で見知らぬ人の前で財布を出して小銭を探るというのは危ないのでやらないです。
何が書きたかったというと、世の中にはいろんなタイプの乞食がいてもはや乞食と路上で仕事をしている人の明確な区別は難しいのですけど、自分たちとやっていることが同じじゃないかと思うようなタイプもいるな、ということが書きたかったことでした。
乞食の一番典型的なタイプは、汚いかっこうをして赤ん坊を連れていたり障害がある身体部位を示したり(もしくはあるべき部位がないことを示したり)して、社会的弱者であることを伝えてお金のサポートを依頼します。乞食としては一番伝統的なタイプだと思います。このタイプが一番価値の交換から遠い(路上で仕事しているとは言えない)ように見えますが、宗教的には、宗教的によいことをしていると、大体の宗教ではなりますので、乞食にお金をあげることによって善行を積ませてあげているという見方もできます。善行を積むというサービスを提供しています。
他にも信号待ちのときに無断でフロントガラスを洗ってきてお金を要求する人などが、乞食と路上で仕事をしているの中間ぐらいなのかなとなんとなく分類しています。仲間と一緒に楽しそうに働いている場合が多いです。
あんまりいないタイプの乞食なのですが、道路のアスファルトがめくれて穴が開いた部分を勝手に補修して、自分が補修をしたのだから金をくれと要求するタイプがいます。途上国の道路はメンテナンスが行き届かなくて、アスファルトがめくれていたり穴があったりするのですが、その辺のおっさんが勝手に補修して市民からお金を徴収しようとしている事例です。行政がやるべき仕事を民間が勝手に代行して直接、市民からの支援を募ろうというわけですね。
これって私たちがやっていることと同じ流れなのではなかろうかとも思いました。本来は行政が担うべき仕事を、言い方は悪いですが勝手に担っているわけで。
その時見かけた「道路を勝手に補修おじさん」は、思ったよりもお金が集まらないのか自分が補修をした箇所を指し示しつつ非常に怒った顔をされていました(車で走っていてわざわざ停車して小銭を渡すというのは危ないので彼は導線をもうちょっと考えるべきだったかもしれないです)。私たちはご支援に感謝しつつモザンビークの行政が手を出せない分野、特に教育の分野で活動を進めて参ります。
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