子どもの権利
フィリピンの貧しい子どもたちに「最強の盾=子どもの権利」を届けたい!
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うずらマスター
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今日からできる!「子どもの権利に基づく対話」
2024/10/26 19:20
こんにちは、認定NPO法人アクセスの野田さよです。
子どもの権利クラファンを始めてから「私も子どもの権利に基づく対話を学びたいです」という声をいただくようになりました。
そこで、私自身の経験や、フィリピンで実施しているワークショップ&セミナーの内容を踏まえて、「子どもの権利に基づく対話」を実践するヒントを少しずつお伝えしていこうと思います
「子どもの権利に基づく対話」は「子どもを適切に愛する手法」です。皆さんとともに少しずつ理解を深めていけたらと思います。
アクセスが活動の中で特に大切にしている権利の1つが「意見を表す権利」です。子どもの権利について書かれた本の中でも、中心的なトピックとして扱われることが多く、私もとっても大好きな権利です。
今日は私の子ども時代の経験を一例としてご紹介します。
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実は私、まだ4~5歳だった時に、母が私の「意見を表す権利」を尊重してくれた瞬間のことを今もよく憶えています。当時私は保育園に通っていたのですが、ある日、母が私に、幼稚園と保育園の違いを私にもわかるような簡単な言葉で説明してくれ、「さよちゃんは来年どっちに通いたい?」と尋ねてくれました。
確か「保育園は今までと同じ、長い時間お友だちと遊べる場所。幼稚園はお勉強をする時間があって、時間は短いよ。」という感じの説明だったと思います。私は字を憶えたり数字のワークブックをしたりするのが大好きだったので、幼稚園がいいなと思いました。また、おばあちゃんのおうちに遊びに行くのが大好きだったので、幼稚園なら、今までよりおばあちゃんのところで過ごせる時間が増えるかもと考え「幼稚園がいい」と答えました。
この話をされた時、私は驚いたと同時に、とてもうれしかったのを憶えています。あのうれしさは、「私の気持ちや考えが大切にしてもらえた」という喜びだったのだと思います。「母からの愛情を感じた」と言い換えてもいいかもしれません。「大人が自分の声に耳を傾けてくれる=愛される」という経験は、子どもにとって何十年も記憶に残るくらい、うれしいことなのです。
その頃の母が「子どもの権利」を意識していたかどうかはわかりませんが、子どもの声に耳を傾けようとする母に育ててもらえた私は、本当にラッキーだったと思います。
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フィリピンの貧困地区で子どもの権利を伝えると、保護者の皆さんから「経済的な理由で、健康に育つ権利を守ってやれない」「教育を受ける権利も守ってあげられない」と嘆く声があがります。
経済的な制約がある家庭ほど子どもの権利を守るのが難しいのは間違いありません。ただ、全ての権利を完璧に守るというのは至難のわざ。「できることから少しずつ取り組んでいくことが大事」と保護者の皆さんには伝えています。
その点、「意見を表す権利」はお金をかけなくても守ることができます。四六時中子どもの声に耳を傾け続けるのは難しいでしょうが、昨日よりも少しだけ、子どもの声に耳を傾けてみるというのであれば、きっと今日からでも始められるはずです。
明日どの服を着るか
今日何をして遊ぶか
習い事を続けるかやめるか
どの学校に通いたいか
日常のいろんな選択・決断の場面で、年齢に応じた形で子どもに意見を聞くことを、どうか大切にしてください。意見を聞いたからといって、必ず子どもの意見に従わなければならないわけではありません。親として、大人として、その選択をする場合のリスクや伴う責任を伝えることも大事でしょう。子どもの健康や安全に関わるようなことであれば、最終決定は大人がした方がいい場合もあると思います。
この時に大切になるのが、子どもの権利条約第3条「子どもの最善の利益」です。子どもの意見にしっかり耳を傾けながら、子どもにとってもっともよいことはなにかを第一に考えて対応するということです。
実践するのは簡単ではないと思いますが、どうか頭の片隅にこれらのことを置いておいてもらって、ふとした時に「子どもの権利に基づく対話」を取り入れてもらえらたうれしいです。
認定NPO法人アクセス
野田さよ
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