猫の殺処分ゼロ
ネコリパ東京シェルター存続の危機!都内に中古一軒家を購入改装し猫助けを加速したい




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2025/10/3 19:38
クラファン挑戦中です。リンパ腫と闘った小さい命のお話

ネコリパ首相のあさかです!
いろいろなことをドタバタしているうちに、なんとプロジェクトがあと1ヶ月をきってしまいました。
まだ、500万円台。。2222万円までのゴールまでまだまです。引き続き応援、拡散よろしくお願いします。
本日は、白血病ウィルスキャリアとして生まれたラストのお話をしたいと思います。
ちびびの森には、白血病ウィルスキャリアの子たちのお部屋があります。ネコリパでは、白血病ウィルスキャリアの子たちをレモン猫、エイズウィルスキャリアの子たちをりんご猫と呼んでいます。
りんご猫は発症リスクも低く、感染力も弱いため、譲渡を積極的にすすめております。レモン猫は、3歳までに何かしらの病気を発症し亡くなる子が多いのですが、3歳をすぎるとウィルス自体が落ち着くのか、普通の猫たちと変わらない生活をしてゆったりと過ごすことができる子が多いです。
ただし、白血病ウィルスは感染力があるということで、他の猫達とは隔離した部屋で過ごしてもらわなければなりません。
岐阜店にもレモン猫部屋があります。そのレモン猫部屋には、5匹の乳飲み子でやってきた兄弟たちが全員白血病で、あまりにも元気で走り回るので、中年のレモン猫たちにも落ち着いた環境を、、と思い、ちびびの森にレモン猫部屋をつくり、移動させたのです。
その時は、中年レモン猫たちは3匹だったので、少し小さめのお部屋ですがキャティオ(猫がお外にでれるパティオのような空間)付きのお部屋をレモン猫部屋にしました。
元気いっぱいの子猫レモン猫たち。だけど、白血病ウィルスはじわじわと子猫たちの体を蝕んでいったのです。
最初に症状が現れたのは、ラストでした。5匹兄弟の中で一番体が小さい黒猫女子。元気いっぱいだったのに、最近ちょっとおとなしいな、、、なんだか変だな、、、ということで病院を受診しました。
結果は、、、縦型リンパ腫。。。
白血病ウィルスキャリアの子がなりやすい恐ろしい癌。。。。
3歳までに、白血病ウィルスが悪さをして、多くのキャリアの子たちが、リンパ腫や、心臓疾患などで亡くなってしまうというつらい現実があります。
もう何もできないのか、、と絶望を感じました。
ただ、その頃ちょうど、海外のサプリメーカーさんが、そのサプリと抗癌剤を併用して、白血病の縦型リンパ腫を克服した子がいると教えてくれました。
その情報を主治医の先生と共有し、抗癌剤治療をやってみよう!もし治る可能性があるのであれば、、こんなに必死で甘えて、生きたいとおもっているラストのために、積極的治療をしてみようとなりました。
そして望んだ抗癌剤治療。
1回目の抗癌剤のあと、経過観察の際、、、縦型リンパ腫がほとんど消えていたのです。ラストも元気いっぱいに復活。自由にレモン部屋を走り回り飛び回り、抱っこをせがむ姿に、きっとこのまま完治するに違いないと希望を持つことができました。
そんな、ラストの抗癌剤治療をがんばっている際、、もう1匹のレモン猫の調子が悪くなりました。。
その子は、びーだまちゃん。実はびーだまちゃんは、レモン猫ながら、譲渡のお声かけをいただいていた子なのです。
さあ、トライアルがもうすぐだ、、というある日、
びーだまの呼吸がおかしい、、となり、すぐ受診。。。またもや、縦型リンパ腫だったのです。
すぐに抗癌剤を開始。びーだまも、最初はとても調子よく元気に過ごしてくれていました。
さらに、おいうちをかけるかのように、、今度は、ラストの姉妹であるエンヴィーも、呼吸が苦しそう。。。受信した結果、、またもや、縦型リンパ腫。。。
白血病で亡くした子は、ポパイという3歳直前で心臓病で亡くなった子だけで、数年間、中年くらいの白血病ウィルスキャリアの子たちの体調は安定していたので、ここまで次々のリンパ腫を発症する現実に、、私達は、心が打ちのめされそうでした。
でも、治療をがんばると決めたからには、3匹を支えると決意。
でも、エンヴィーには、1回目の抗癌剤がなかなか効かず、調子がよくなってくれませんでした。
1歳未満の子のリンパ腫は、みるみるうちに体力を奪います。
つい1ヶ月前までは、あんなに走り回って、お転婆娘だったエンヴィーが弱っていく姿は悲しくて悲しくて、見ていられませんでした。
エンヴィーは、リンパ腫と診断されて、1ヶ月もたたず、、虹の橋をわたりました。
小さな身体なのに、ちょっと強気で、わがままで、猫らしい猫。
乳飲み子のころからネコリパでお世話をしていた、元気いっぱいの5兄弟のうちの1匹。誰よりも早く旅立ってしまいました。。
そして、びーだまも、呼吸、食欲に変化があり検査もしたところ、一度はよくなっていた、縦隔リンパ腫再燃と診断。。
そして、、、ラストも、、、、急に後ろ足が動かなくなり、立てなくなったのです。
すぐに受診をすると、一度は消えたリンパ腫が再燃していると。。。
やはり普通の子だと抗癌剤がきいたら、なかなか再燃はしないのですが、白血病ウィルス自体が悪さをして、再燃しやすいのかもしれない、、とのことでした。。
あんなに治療をいい子で頑張っていたのに、、、こんな小さな身体で、、注射もがんばってたのに、、、
神様はなんて残酷なんだろう。
その時ほど、、無念さを感じたことはありません。
びーだまも、まもなくして、、、虹の橋をわたりました。。。
そして、、ラスト。。。。
ラストは、最期まで人間が大好きで、下半身が動けないことに、自分自身もとまどいながら、でも、スタッフやボランティアさんがレモン猫部屋にやってくると、必死で抱っこをせがむんです。
抱っこをされると、目をほぞめて、ゴロゴロゴロと気持ちよさそうに、そして嬉しそうに私達を見上げます。
最期の日が近いと感じ、毎日のように、ボラさんも、スタッフもラストに会いに来ます。キャティオのお外の空気を感じてもらえるように抱っこしながらお外を見せてあげたり。
その頃、一斉TNR、一斉手術プロジェクトが開始され、TNR部隊は徹夜で捕獲をしたりしていました。明け方ラストに会いに行き、今日も頑張るからねといって、出かけたその日の夕方。
ちびびの森シェルター勤務のスタッフや、ボランティアさんに見守れながら、ラストは抱っこされながら、静かに息をひきとりました。
ちょうど、捕獲器から、キャリーへ猫たちを移動している最中で、その訃報が届いた瞬間、涙が止まりませんでした。でも、手を止めることはできない。
私達が、このTNRを完了させなければ、また、不幸な命の連鎖は止まらない。
そう思い、涙をボロボロ流しながら、ラストのことを思いながら、ただひたすら、猫たちをキャリーに移動させていたことを思い出します。
ラストや、エンヴィー、びーだまが、ネコリパブリックに教えてくれたこと。
抗癌剤が無駄だったとは思わないんです。たとえ、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月でも、この抗癌剤がきいたことで、ラストやびーだまは、ものすごく元気で、走り回り、おしいいものを食べれる期間が延びたのです。
みんな、苦しんだ時間は少し。。あっという間に調子が悪くなって虹の橋を渡ってしまった。
もし、抗がん剤をすることで、苦しい時間が長引かせるだけだったら、やる必要はないと思います。でも、私達は、彼女たちが、この治療をしたことで、美味しいご飯を食べて、たくさん甘えて、走り回って、安心して眠れる日々を伸ばせてあげれたことは良かったことだと思っています。
残念ながら白血病ウィルスに打ち勝つことはできなかった。
でも、今後医療の発達で、必ず治療できる日がくると信じています。
また、3歳以上の白血病ウィルスキャリアの子たちは、のんびり長く猫生を生きることができます。その子達はなかなか譲渡はできないかもしれないけれど、その子たちがゆっくりと過ごせるように、今よりも大きなレモン猫部屋が必要です。
もちろん、ラスト、エンヴィー、びーだまのように治療が必要な際も、治療をしっかりできるスペースも作りたい。
私達はいつも、猫たちの命と向き合っています。病気と向き合う猫たちが、一瞬でも生まれてきてよかったと思える環境を作ってあげたいのです。
ちびびの森シェルターは、最期を迎えるその瞬間まで、愛であふれ、愛され抜いてたびだっていくそんな場所にしたいのです。
今回の改装で、レモン猫部屋は、いまの部屋の3倍に大きくなります!もちろんキャティオ付き!
どうか、残り、1700万円。。。引き続き応援お願いします。
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